いじめ 教育・教師

いじめ解決、まず学校に!がなぜ重要なのか? ♪「ぼくのミシシッピー」日下まろん

投稿日:2017年5月27日 更新日:

家庭より依頼を受ける児童生徒はまず、いじめられている事実を認めません。どうせ解決はしないと思っていますし、何より加害者の報復が怖いのです 。そして彼らの自尊心からのことでしょう。こどもの気持ちを汲み、付き添いながらも、いじめの事実に気付いたのなら、親としてまず取らなくてはいけない行動が、いじめの事実をこどもに認めさせた上で、学校に事実を伝え、相談、改善措置要求をすることなのです。

 

 

学校に相談で、学校は動くか?

結論から言いますと、半数の学校は動きます。ただ、いじめを告げられた学校の担任も、家庭から「いじめがあるようなので何とかなりませんか?」では、動こうにもいかんともしがたいです。大抵は、「では、注意して見守りましょう」で終わってしまいます。

まず、親が子供と正面から向き合い、この問題に一緒に解決していく決意のほどを示し、こどもに「いじめ事実」を認めさせなければならないのです。その上で学校に「現状、事実」を伝えるのです。

これは、電話だけでなく必ず「文書」にしなければなりません。今、被害を受けている事実、把握していること、そしてどうしてもらいたいのかの要求を文字にするのです。箇条書きで構いません。

学校への相談報告事実が大切なわけ

学校を飛び越して、いきなりの相談事例も最近では増えてはいますが、こういったケースの場合、まず最初に学校への事実報告を勧めています。相談した、報告したという事実(繰り返しになりますが、文書でその形を残すのが大事(勿論コピーをとっておく)場合によっては、会話もICレコーダーで記録として残します)があとあと、何よりも大切なものとなるのです。そして、学校に報告した~という事実が加害者、加害者家庭にとっても脅威となるからなのです。いじめ加害者も、学校、親、その他の諸機関が解決に向けて動いたとなれば、たいていはその手を緩めてくるものです。


相談を受けた学校としても、生徒がいじめ事実を認めた上、こういったキチンとした形で事実を告げられれば、動かざるを得なくなるのです。加害者を絶えず複数での監視下に置いたり、加害被害者どちらかの隔離、加害本人家庭の指導が始まります。半数(形だけも含めて)はこれで鎮静化、収束化に向かうのですから、相談事実を残すためにも、ダメモトでまず、学校に報告は必ずしなければなりません。

 

むずかしい完全解決

学校に相談報告して、いじめのすべてが解決するのであれば、私のようなところへは誰も相談などしないことでしょう。学校がいじめ解決のため色々と手を尽くした後も、本人の、加害者被害者間の人間関係は続くのです。たいていはギクシャクしたり、教師の見えないところ、校外等さまざまな場所でますますいじめに拍車がかかった事例を何度も扱ってきました。

「もうコイツなんかとかかわりあうのはごめんだ!面倒くさい!」となってくれれば大万歳なのですが、そうは簡単にはいかないのが現実なのです。実際ここからが正念場! 学校、教師、親、本人、そして我々の本気度が問われるのです。その後も継続して、決して手を緩めることなく、「いじめは許さない!そしていじめ問題と真っ向から対決していく!」という本気の姿勢を崩してはいけないのです。

いじめ問題の落とし込みとして、被害者の究極の選択は「転校」ですが、私は正直すすめません。何より、転校先は未知数である。同じ、いやそれ以上の扱いを受け、傷口が更に広がり、立ち直れくなってしまうほどのダメージを受けるやもしれないのです。それであったらむしろ、安全が約束されているフリースクール、通信制高校、自宅隔離といった選択のほうがよい場合もあるのです。さまざまな選択肢を視野に入れるのも、こどもの未来のため必要な事ではないでしょうか?

 

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こどもの将来のために

いずれにしても、こどもが一人で悩み抜き、最終的に最悪の選択をしてしまうことだけは絶対に避けなければなりません。そのために、親はこどもに事実を認めさせ、一緒に立ち向かっていかなければならないのです。

例え、根治解決とならなくとも、いじめ問題に一緒に闘ってくれた、学校、親がいた~という事実はこれから生きていくこどもの自尊心の大きな支えとなるのです。

こどもが関心を持っていること、仲のいい友人の名前、クラスでの様子~何気ない普段からの対話を積み重ねていれば「普通」の親子関係であればこどもの異変には気付きやすいのです。もっともっと、こどもの成長に関心を持ち、会話をしてください。

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ものには限度が!相談の域を超えた事件!の場合

人格を貶めるような言動、金品の要求、性的ないじめ、暴力、万引きの強要等々、「いじめ」とは言えない「犯罪」に関しては学校に報告したうえで、即警察に相談することを強く勧めます。 もはや現代の「いじめ」とよばれる行為は我々大人が普通に考えることのできる「いじめ」ではなくなってきているのです。陰湿で粘着性があり、時に凶暴です。何かが起きてしまってからでは遅いのです。

そして、結論!

まずは、いじめ事実をこどもに認めさせよ!

親が守らずして誰が守る?!

学校への報告相談事実が大切!

普段からの会話こそ、何より重要!

作詞 山川啓介 作曲 服部克久 歌 日下まろん 「ぼくのミシシッピー」

-いじめ, 教育・教師

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