教育・教師 生徒へのメッセージ 相談ケース

なぜみんな高校行くの?やめたい!     中退後のコース ♪「旅立ちの日に」川嶋あい

投稿日:2017年5月12日 更新日:

男子高校生(普通高校)からのメール相談事例。「高校行っても普通にともだちいるし、時間つぶしにはなるけれど、最近何のために自分が学校行ってるのかわからない。卒業まであと1年。親は大学までは行ってくれっていうけど、正直ウザい。今は自分が何をしたらいいのかまったくわからない。このままじゃ流されていくようでコワい。」多くの高校生が、一度はぶつかるこの悩み。やめるか続けるか?正解はないでしょう。人生は選択の連続。すべては自分次第。自分の内なる主人の声をきくしかないのです。最後は自分で決めるのですが、ちょっとだけ立ち止まって人の考えをきいてみるのもいいかもしれません。

 

 

高校中退でも問題なし!

高校中退後、高卒同等の資格を得て大学に入りたいと思ったら、とるべき道があります。高卒認定試験、通信制高校、定時制高校などを目指すことです。高卒の資格だけが欲しいのであれば、正直、今通っている学校にこだわる必要はまったくないのです。

そして一方、高卒の資格に拘(こだわ)らないのであれば、そのまま自分の信じる道にすすんでも何ら問題はないのです。

教師として一度縁があった生徒が途中で学校を去っていくのは、何よりも辛く寂しいものです。そしてしばらくは、敗北感に悩まされます。しかし、退学後、生徒が通信制高校であったり、就職、自営等でその後いきいきと活躍している姿をみるにつけ、今の学校がすべてじゃないんだ~とつくづく思い知らされるのです。

私は学校を辞めた後、通信制高校の勤務経験もあります。なぜ、彼らの多くは高校中退後、通信制高校を目指すのでしょうか?それは、高校卒業の資格は絶対に欲しい!という「思い」と、やっぱり高校生活の「想い出」が欲しいからだと思うのです。

正直、通信制高校に通っている生徒すべてが、登校日等フルに出席する訳ではありません。必ず出なければならないスクーリング、登校日以外は絶対出てこない生徒もいますし、またここでも不登校、そして卒業せず中退していく生徒もいるのです。しかし、多くは、仲間とのふれあいを求めて学校に登校してきます。

つまり、高校は高卒資格を取るだけの場所ではないということです。

 

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大学は卒業したけれど・・・

仕事はない、すぐ辞めちゃった、ニートになって引きこもり・・・こういった相談はこれまで多く話をきいてきました。今や大卒の資格だけで将来が約束されているなんて考えるしあわせな人は、まさかいないでしょう。

大学卒業して関係する資格を得ないと、その仕事に就くことはできない~といった医師、教師といった仕事は別として、これからの時代、中卒高卒大卒の肩書はそれほど、重要ではなくなっていくことは確実です。「どこを卒業した」の過去でみるのではなく、「何ができるか!」の現在にシフトしているからなのです。冷たい言い方になりますが、これからの社会、「格差」がますます進むことでしょう。私も教育公務員といった恵まれた待遇から、すべて自分で生きていかなくてはならない社会に自ら飛び込んだのですが、この社会は、稼ぐ力も価値もなく、お金がない人にとっては本当に冷たいのです。もつものともたざるものとの差があまりにも有りすぎます。

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しかし、現状を嘆いているだけでは何も変わりません。社会がそうなっているのであれば、自分を変えて「やりがい・いきがい」を見つけ、価値を生み出す、稼げる人になるしかないのです!

お金の話をするのは汚いですか? 私はそうは思いません。みずからが稼ぎ出したお金は、自分が生み出した「価値」の結晶です。その価値が大きければ大きいほどたくさんのお金を得ることができるのです。勿論、金額の多寡(たか)(多い少ない)で人の価値が決まる訳ではありません。しかし、お金をたくさん得ている人たちはそれだけ社会的に認められている「価値」を生み出していることもまた、まぎれもない事実なのです。

これからの人たちには、社会に貢献できる、「価値」を提供していける大人になってもらいたいのです。

 

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高校時代は、人生のわずかな贅沢な時間

高校時代は、相談してくれた彼のように、あれこれ迷い、悩み、寄り道が許されている貴重な時間。打ち込めるものがたとえ見つからなくっても、胸キュンする毎日じゃなくっても別にいいじゃないですか。悩んだこと自体が無駄にはならないのです。やりたいことがハッキリとあって、それに向い突き進む!というなら分かりますが、何となくやめる~というのは私は絶対にすすめません! それもまた人生の選択の一つではありますが・・・


そして、結論!

高校に通える!という現実に大いに感謝!

自分について悩む時間が許されるのも高校生の特権!

それでもやめるなら、自活(じかつ)すべき!

働くこともまた、自分の価値を知り

世の中に自分の価値を提供していくこと!

あいさんが語る「輝く日々」じゃない高校時代だっていいじゃないですか?これからが「輝く日々」になりますように!

作詞作曲・歌 川嶋あい「旅立ちの日に」



 

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