生徒指導/教育技術

子どもの行動を変え、やる気にさせる魔法の言葉! ♪「しあわせをいつまでも」佐野量子

投稿日:2017年4月9日 更新日:

「「しあわせをいつまでも」佐野量子」の画像検索結果こどもは命令されたり、無理強いされたりするのが大っきらい。とたんに拒絶反応が始まります。こどものこころに触れ、気付かせることができれば、こどもは容易に変わり始めるのです。命令、説教から脱却して、こどもの内面に迫る指導、気付かせのアドバイス!

命令説教から、同意を促す質問へ

命令も時によっては絶対に必要な場合があります。人として許されないことを、こどもがしてしまった場合、きつい叱責や命令は事の重大さに気付かせる意味でも非常に大事です。例えば、命にかかわる場面だったり、人の人格を傷つけるような言動があった場合です。そういった重大深刻なシーン以外は、どんなこどもも持っている「内なる自分」に働きかけ、自発的に行動に移せるようにしなくてはいけないのです。

なぜなら、人に強制命令されて行った行動は、自己の変革となりえず、あくまでもその場しのぎのもので終わることが多いからなのです。小さなこどもでは、お手伝いをしない、宿題をしない、弟妹をいじめるだったり、親として日々のイライラ、苦労は絶えることがないことでしょう。でもここで怒ったり、感情をむき出しにしてはお互いにとって、とってもマイナス!怒る」ことと「叱る」ことはまったくの別物であることをまず、はじめに頭に置いておいてください。「怒る」ことは感情にまかせて自分の思いをこどもにぶつけるだけの行動ですが、「叱る」にはこどものこれからを思っての指導の思いが込められているのです。こどもを導くときにはこの「怒る」と「叱る」をシーン、ケースによって使い分けなくてはいけないのです。

私は高校勤務以外にも塾講師や学童経験もありますが、小学生相手の学童保育では、新たな気付きや発見があってとても勉強になりました。ホワイトボードにみんなでお絵描きをしていた時のこと。5~6人が一斉にマーカーでお絵描きをしていたのですが、みんな色々なマーカーを使って描くため、自分が使ってはずしたキャップをそのままどこかに放り投げて絵を描き続けていたのです。

ホワイトボードの下にマーカー、キャップが落ち、散らばっていてもまったく気にせず描き続けていました。あなたがもし、学童指導員だったらこの時、どうするでしょうか?


①「キャップ、マーカーを拾いなさい!」と命令する。

②ホワイトボードごと片づけてしまう。

③強引にそれぞれ今持っているマーカーを取り上げてしまう。

指導に正解などないのでしょうが、以上の3つはいずれもダメ!

小さなこども相手だったら、何とかその場はこれでしのげるかもしれませんが図体も力も自分をはるかに凌駕する高校生大学生相手にこれでは通用しません。(高校生はお絵描きなど好んでしないと思われるかもしれませんが、私の勤務していた高校では、いずれも生徒は黒板でのお絵描きが大好きでありました。)

これら3つの指導はなぜダメなのでしょうか?それはこどもの内面に届いていない、気付かせの配慮がない、その場限りのみせかけの指導であるから。指導者のこころとこどものこころとのタッチがないのです。

こどもの行動を促すためには

これは私の勤務していた学童で実際にあったケースですが、私はこうしたのです。
①キャスターが付いているホワイトボードであったので、裏返しにしてしまってから「ぜんぶ床に落ちているの、ひろってからまた描こうね!」と投げかけた。

②落ちていたキャップ、マーカーを落ちていたものはすべて拾い集め、次から次へと落ち続けるマーカーも拾い続け、私が持っていた。

「①」の指導では、裏返す段階で「強制」という指導者の行為が入っており、純粋にマーカーを拾うというこどもの自発的行動を促しているのではないですね。実際、こどもはまた絵を描きたいからマーカーを拾いますが、こどもの内面に踏み込んだうまいやり方ではなかったです。そして次に私がとった方法は「②」なんです。マーカーがどんどん少なくなり、必要な色がなく、私が持っていると知るやこどもが私のところに「ちょうだい!」と押し寄せてきます。そこで、こどもとの対話が生まれるのです。
「マーカー落ちたままにして拾わないでいると、インキ飛んじゃうと思わない?」
「次、使うともだちかわいそうだよね?!」
「~だったら分かると思うんだけど、どうかな?」

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ここには、説教、命令、叱責等、私の考え主張(心では、いやだ、だらしない、きちんとしなさいはもちろんある。)を一切こどもに押し付けてはいません。あくまでも「僕はこう感じるけど、どう思う?」という疑問符がついたことばを投げかけているだけなんです。ケースによっては懲罰的な指導も必要になることは勿論ありますが、普段では、懲罰的な指導はこどもの行動に変革をもたらすことはまずないでしょう。痛い思い、イヤな思いをするからやる~では心と心のタッチがないのです。

これらは工夫次第で他のケースにも応用できますよ。「勉強しなさい!」ではなく、例えば「今、学校で数学はどこら辺りやってるの?」「学校の宿題、難しくない?お母さんも2次関数、苦手だったなあ。」「でも、~やってなんとか解けるようになったよ!」あくまでも命令は命令として、強制的に何かをこどもにやらせるときのみしか使ってはいけないのです。勉強、学習することを強制的にやらされて伸びるはずもないでしょう。学びとは自発的に学び続けてこそ、伸びていくものだからでなのです。


そして、結論!

強制、命令は非常の、そして最終の手段!

こどものこころにふれることができれば、行動が変わっていく!

「しあわせをいつまでも」詞 秋元康 曲 見岳章 歌 佐野量子



 

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