お父さんお母さんへ 教育・教師

担任の先生への不信感~子供のためにどう対処すべき?♪「百の言葉 千の想い」みのや雅彦

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ワクワク&ドキドキ!の新学期に胸をはずませるのは子供だけではないですよね。新しい担任教師が決まると、「スキ、キライ」「あたり、はずれ」「合う、合わない」~このような会話が家庭でもあるのではないでしょうか。

しかし、人間の感情というのは不思議なもので、このように白黒ハッキリさせられることばかりではありません。「悪い人ではないようだけれど、ウチの子とはどうも合わないようだ」「別に理由はないけど、なんとなく好きになれない」

むしろ、ハッキリとしない「グレー」の部分があったりすると、余計にやっかいだったりするものです。しかし、一寸立ち止まって考えてみてください。自分の考え方、フィーリングにピタッ!と来る人は「いい人」で、合わない人は「わるい人」という考え方はとても危険なのです。

敵に回すより、味方につける~教師もこちらの出方次第!

学校教師という人間は、いったい何のために存在するのでしょうか?この当たり前のことを、もう一度考えてみる必要がどうやらありそうです。教師は茶飲み友だち、親戚でもなく増してや「敵」なんかでは決してないのです。我が子の未来のため、家庭と手を取り合っていくべき存在なのに、最初から「敵」にしてしまってはこどもが一番かわいそうです。

自分たちの感性に合わないから、都合が悪い人だから「キライ!」、よって徹底的に嫌う、攻撃、非難する~という態度は得策でしょうか?

担任が初任&はじめての担任経験であれば、担任教師をあたたかく見守りつつ、ともに手を携えて子どもの教育にあたる~担任、部活動顧問の指導に納得がいかないのであれば、頭ごなしにクレームをつけるのではなく、順序、段階を経て話し合い、接触の機会を持つようにする~。いくらでもやり方というのはあるのです。

こちらも人間であれば、教師もまた人なのです。何でも物事にはやりかた、話し方というのがあるはずです。お互い感情を持ったいきものなのですから。一方的な思い込みや一時的な感情から出た物言いで、関係をこじらせてしまうのは、お父さんお母さんが後々関係修復に気まずい思いをするだけでなく、実はこどもが一番その実害を被ることになるのです。担任が「大人」であった場合、一方的に言い寄られても、感情を当然抑えるでしょう。その場では、表面上はこじらせたものではないように映るかもしれませんが、教師もまた人間です。決してそのような高圧的な父兄にはいい感情を持つはずはありません。

不信感、不満といった感情は、ほとんどの場合、ちょっとした行き違い、勘違い、スレ違いから来ていることが多いのです。この「スレ違い」が生まれないようにするために、親としてどうしていったらいいのでしょうか?そしていったん担任に対して不信感を抱いてしまった場合、これからどう対処していったらよいのでしょう。

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親は覚悟を決め、その覚悟を子どもと共有する

正直なところ、教員、学校側は、受け持つ子供をある程度まで選ぶことができます。教師も人間ですから、口にしてこそ決して言えませんが、好き嫌い、苦手意識はあります。どうしても苦手で自分と合わないこどもは、他の教師に受け持ってもらったり(トレードと現場では言うようです)しているのです。

しかし、親御さん、子どもは担任のリクエストや拒絶なんてできません。担任教師を選べないのです。いったん担任と決まってしまったなら、最低一年間は付き合っていくしかないのです。担任変更ができないのであれば、腹をくくるしかありません。「単純接触効果」って言葉はご存知ですか?繰り返し接していくと、好意度や好印象が高まるという効果のことなのですが、最初はちょと苦手であっても連絡を密にしているうちに、その苦手意識にもきっと何かしらの変化が現れてくることでしょう。

手紙、電話、メール、面通し・・・いろいろなコミュニケーション手段はありますが、ケースバイケースで臨機応変にこれらの方法をうまく使いこなすのです。もちろんこちらの都合、事情もあるでしょうが、担任の事情なども汲み取ってあげる余裕を持ちたいものです。だれしも、こちらのことを考えてくれる人に対しては心を開きやすいものなのですから。

そして大切なことは、気になったこと、ちょっとしたモヤモヤ、わだかまりなどは決してそのままにせず、なるべく早くハッキリさせることが大事なのです。不信感というものはそのままにしておくと、どんどん大きくなって独り歩きを始め、しまいには自分で制御不可能になってしまう怖いものなのですから、早めに手を打ちましょう。「クレーマー」と思われないか不安!という気持ちは理解できますが、心ある担任であれば、人の意見をきちんと聞へる度量くらいは当然持ち合わせているはずですから心配ご無用です。

例えば、こどもが担任からクラスみんなの前で厳しく叱られ、本人がひどく傷ついているなんてケースの場合、まず、こどもに前後の詳細な状況を事実だけ説明させ、親が頭の中できちんとまとめたうえで担任に「尋ねて」みるのです。相手がまだ何も言っていない状況で、決して「問い詰めて」はいけません。状況によっては、事実関係によっては相手に詰め寄ることもあるかもしれませんが、まずは穏やかに切り出し、担任の次の声を待つのです。

「なぜ、あの時、あのような指導、対応をされたのでしょうか?こどもは実は深く傷ついています。なにかご事情があっての指導だとは思いますが、お考えをお聞かせください」~のように最初はこちらの気持ちを抑えて相手の出方を待つのです。

そして、親のこの決意のほどを我が子と共有することが実は一番大切なことなのです。親子間で担任に対する姿勢、考え方が違っていてはうまくいくものもうまくいかないでしょう。子どもの前では、担任の悪を言ったり、非難したりする言動は慎みましょう。言うのであれば、しっかりと未来を見据えた建設的な意見のやり取りでありたいものです。

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教師と子ども、一対一のトラブルのケース

教師との完全な一対一のトラブルの場合、行き違いのないよう細心の注意を親御さんは払う必要があります。教師との話し合いの前に、特に事実関係を細部まで「正確」に把握しておくことが必要です。もちろん、傷ついたこどもの感情なども大切ですが、その前に「事実のみ」を正しくつかんでおかなければならないのです。

と言いますのも、子どもは往々にして、自分がかわいいために事実関係を都合のいいようにつくってしまうことがよくあるからなのです。もちろん、親は子供がかわいいですし、子どもの言うことを信じ守っていくものです。しかし、常に子供の言い分が正しい、正確であるとは限らないのです。

私は主に生徒指導畑を長く歩いてきましたが、家庭と学校との齟齬はそもそもここから始まることが多いのです。いざ、鼻息も荒く学校に乗り込む時まで、こどもの言い分が正しいと信じ切っていたのに確固とした事実関係を突き付けられ、赤っ恥掻かせられた挙句、怒りのもって行き場に困り大暴れ~なんて例をこれまでたくさん見てきました。

こんな場面、こどもには見せられないです。そうならないためにも、客観的な事実を聞けるところ、人からはすべて聞き出し精査し、事前にきちんとまとめておく必要があるのです。また、個人間同士ではなく、クラス全体の問題などの場合は父兄同士横のつながりを大事にし、事実関係をこれまたきちんと把握したうえで相談に持ち込むとよいでしょう。

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担任と話し合った結果、何ら進展が見られなかった場合

ここで言う「進展がない」ケースとは、

①対応はしてくれたが、問題が何ら解決しない

②対応自体してくれない

③何度も相談の機会を持ち相談したが、学校側と意見が合わず、落としどころがなかった。

④相談はしたが、対応に不満

などのことでしょう。このような場合いきなり突然、学校長、教育委員会などに話を持っていくのは全くの得策ではありません。ご存知かとは思いますが、教育委員会構成員のほとんどは教員免許を持ったいわば身内です。まずは、身内の話をきくようになっているのも分かる気がします。

後々お互い気まずいことにならないよう、このような場合きちんと担任にこう話さなければなりません。「解決しないようなので、違う先生に話を持っていってもよろしいでしょうか?」本当は勝手に話を持って行ってもよい立場であるのに、あえてそうしないのだから何とかしてよ~と暗に含ませて、相手にワン・クッション、間をおいてあげるのです。担任にしてはこの策はかなりのプレッシャーになることは間違いありません。

もちろん、きちんと段階を踏まえ、筋は通しているのですから「ダメだ!」などとは言わない(言えない)のですから安心してください。最後のダメ出しの後、担任に変化が現れたらことさら、大事にするのはちょっとは待ったほうがいいかもしれません。それでもダメだった場合はじめて次の行動に出るのです。

まずは同じような準備をして、学年主任、そして教頭、学校長と段階を踏むのがルールでありマナーなのです。これは身内をかばう様で申し訳ないのですが、教員はおおむねプライドが高い人種ですので、できるだけ彼らのプライドを傷つけないようにしてあげるのが、実はお互いのためにも得策だったりする訳です。

あくまでも目的は、こどものトラブル解決なのです。その途中の手段などでつまずいてしまってはどうしようもないですよね。目先の自分の感情や主張を押し通すことが本来の目的ではないのですから、ここはグッとこどものためにもがまん、我慢です。

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ふだんからの予防策が実はいちばん大切!

できれば学校、教員とのトラブルなどは誰しも経験したくはないです。そうならないためにも、普段から我が子との関係を良好なものとしておくことが何よりも大切なのです。良好であれば、何気ない親子の会話からも、こどもの異変、変化に敏感に気付くことが可能だからです。

そして、繰り返しになりますが教師との関係も密にし、スレ違い行き違いを極力なくしていくことを怠ってはなりません。こういった努力があれば、仮に何かあったときはそれこそ心強い味方となってくれることでしょう。親と学校、教師ともに子供を見守っていくのが本来の姿なのですから、いまから出来ることから始めてみませんか?

親御さんのこころのこもったメッセージであれば、どんな内容であれ、心ある教師であれば真摯に受け止めるはずです。もうあれこれ一人で悩むのはよしましょう。できることから始めていけばいいだけなのですから。
みのや雅彦「百の言葉 千の想い」


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-お父さんお母さんへ, 教育・教師

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  1. まめきち より:

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