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『ひよっこ』89話 「世界は二人のためにある」でも、ヒデがさびしそう・・・あらすじレビュー

NHK総合 連続テレビ小説『ひよっこ』第15週「恋、しちゃったのよ」89話あらすじ

はじめての恋人島谷純一郎(竹内涼真)、そしてデート。毎日しあわせいっぱいのふたり。何よりみね子(有村架純)は島谷の同級生に恋人だと紹介されたのがうれしくてたまりません。島谷とのデートの様子を楽しそうに、幼なじみで今は同居人の時子(佐久間由衣)に伝えるみね子。自分のことのように喜ぶ時子。一方で、島谷もみね子と付き合っていることを秀俊(磯村勇斗)に告げます。祝福してくれたヒデですが、一瞬寂しそうな複雑な表情をみせます。ヒデは密かにみね子に恋心を抱いていたのでした。順調にすすむふたりの交際。しかしすずふり亭の主、鈴子(宮本信子)は何やらふたりのこれからに不安を覚えるのでした・・・

「ボクが好きなった人は谷田部みね子さんです」

はじめてのデートで島谷さんの同級生に恋人だと紹介されてうれしかったみね子でしたが、実は内心、引け目も感じていたのでした。「私なんて、私なんて・・・」島谷さんと自分とでは住む世界が違う~しかし、島谷さんは、「ボクはかわいそうな女の子を好きになったわけじゃない、ボクが好きになった人は谷田部みね子さんです」と言ってくれたのです。あらためて島谷さんがステキだなと思えたみね子ですが、「おとうさん!島谷さんがステキすぎて怖いです!しあわせってなんだか怖いです!」と二連発も「怖い」をぶっ放したのです。これから何かありそうで、「怖いです!」

でも、「私はとってもステキな人を好きになりました。そして、とってもステキな人に好きになってもらえました」ってセリフに救われました~

島谷さんも、お金持ちの大学生だから~との理由で自分を好きになってくれたのではないみね子に安心するのですが、この二人には超えられない何かがあるような雰囲気をこのシーンでは表現しているようです。

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おがあちゃんからの手紙

みね子様

お手紙、ありがとうございます。

恋の報告、お母ちゃんはうれしかったです。

みね子が東京に行ってから、何度も手紙をもらいましたが、今までで、一番、うれしい手紙でした。

島谷さん、ともて素敵な男の人ですね。会わなくても、みね子の手紙だけでよぐ分かります。

そんな素敵な人を好きになって、向こうからも好きになってもらえるなんて、すばらしいことです。

いろいろ不安になったりするだろうけど、自分の好きになった人を信じることが、一番大事な気持ぢです。

それは、自分を信じるということだから。

そして、精いっぱい、恋を楽しんで下さい。

みね子、あなたは、とても可愛らしい、素敵な女の子です。

自分に、自信を持ってね。

おがあちゃんが手紙を書きながら、おどうちゃんの写真を目で追います。なんが自分にいいきがせてるようで切ないです。おどうちゃん早く見つかるといいですね。

「職場の仲間としてのお願いだ!」

「月並みな言い方だけど、悲しい思いとかさせるなよ、職場の仲間としてのお願いだ」島谷さんに、ヒデさんが語りかけるバー「月時計」でのシーン。今回のハイライトですね。ヒデさんがみね子への想いをそっと自分だけの中にしまいこんだセリフに切なさいっぱいです。あえて「職場の仲間」とするところがGOOD!です。本当は「男」としてなのに・・・バーの邦子さんもさすが鋭いです。「何か」を察しましたね。

今回に限らず、「ひよっこ」に一環して流れているテーマは「想い」だと思うのです。誰ひとりとして悪い人は登場せず、いつも誰かを想い、そして誰かに想われている。劇中の最後に出てきたヤスハルさんだってそうです。本当のお父さんではないけれど、和菓子屋の店主、一郎 さん(三宅裕司)を嫌っているようでほんとうは大好きです。そんな誰かの「想い」になかなか気付かないのも人間だものしかたないですね。いつもこの世の中は、思い違いがあったり、誰かを想う気持ちを忘れてしまったりするからさびしくなるのでしょうね。誰かのことを想ったり想われたり~の繰り返し、そんなアンコがギッシリと詰まった「ひよっこワールド」だからみんなしあわせいっぱいの気持ちになれるんですね。

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