NHK朝ドラ

『ひよっこ』18週108話~「縁」、不思議でステキな絆~ すべては「すずふり亭」から

実さんがすずふり亭に立ち寄らず、違うお店に入っていたら谷田部一家の運命もまったく違ったものとなっていたでしょう。
ここから、すずふり亭と谷田部ファミリーが不思議な糸でつながっていったのですね。
その縁でまずはみね子が引き寄せられ、そして次に、その時は実さんと淡くも脆い絆で繋がっていた世津子さんともども再び、
その糸を手繰り寄せられることになり、すずふり亭に戻ってきたのですから・・・
今度こそ、「誰か」がせっかくつないでくれたこの絆、ゆっくりゆっくりと時間はかかるかもしれませんが、再びあたため直し、大切にしていくことでしょう。
何よりも強い家族の絆で結ばれていた谷田部ファミリーですもの。

大丈夫です、私が覚えています!

どんなに、実さんは省吾さんのこのフレーズを言ってもらって心強かったことでしょう。
省吾さんの差し出した片手を両手で握りしめ返し、そして省吾さんももう一方の手を添えます。
このシーンに言葉は要りませんね。

長い時間はかかりましたが、やっと実さんはここに戻ってきました。戻ってくることができました。
思い起こせば「第1週4話」が実さんの初すずふり亭でしたね。稲刈りのため奥茨城村に帰省する日、ちょっとの時間を使っての東京見物・・・
それまで家族のために東京で働きづくめの実さんのささやかな赤坂の洋食屋さんでのぜいたく。
おみやげに「ぽおくかつさんど」を持たせてくれましたね。

実さんだけではなく、美代子さん、そしてみね子ついでに宗男おじさんまで御世話になりました。
すずふり亭ファミリーのこのあたたかさが世津子さんまでをも引き寄せたのは言うまでもありません。
その意味でもみね子、谷田部一家は牧野一家そしてすずふり亭にいくら感謝しても感謝したりないくらいですね。
鈴子さんが自分の息子を「省ちゃん」と呼んでたのはびっくりでしたが、それにしてもステキな親子です。

お帰りなさい、実さん!

あいかわらずトッキーは優しいです。時子のこのフレーズにも実さん、ホッとしたことでしょう。
実さんに自己紹介する図はちょっとおかしくもありましたが、実さんは「はじめて」なんですもの仕方ありませんね。
それにしても、親友のためにこれだけ喜んであげられるこの関係はいつみても微笑ましく、そしてうらやましいです。

実さん、次から次へと「はじめて」の人ばっかりで疲れるでしょうね。
今度は愛子さん仕切ってのあかね荘あげての歓迎会です。富さんのなが~い前振りを臆することなく愛子さんらしく修正してくれました。
実さん正座で早苗さん片膝ついて~の図ってなんかおもしろいですね。
あかね荘の空き部屋のようですが、島谷さんの部屋だったとこでしょうか?
島谷さんは元気でしょうか?
主をなくした部屋もきっとずっと寂しかったことでしょう。

やっぱりお父ぢゃん、実さんだ!

世津子さんと別れの日、実さんが受け取ったカバンの中を見つめ、取りだしたシャツ・・・
そのシャツを大事そうに戴き、深々と頭を垂れる実さん・・・
世津子さんとの二年半、そして想いがこれだけのはずではないでしょうが、やはり実さんでした。

それにしても、前記憶なしで娘だろうという人と眠る夜ってどんな感じなんでしょう?きっと実さんは不思議な感じがしたことでしょう。
ここでうれしい言葉が実さんの口から飛び出します。

謝んないといけないね
私がいなくなって
苦労させたんだよね

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そうですよ~もう「敬語」じゃないんですよ!
うれしがったですね。
頭を下げ続けているところに実さんの誠実さが現れていますが、ちょっと親子の距離が縮まったようでほんわかシーンでした。

実お父ぢゃんのこのフレーズを受けて

 

ううん、それはいいの
だって、アパートの人たちもそうだけど
すずふり亭の人たちも
近所の人たちも、それに工場のね、寮で一緒だった子たちとも一生の親友だし
東京に来ながったら、出会えなかったでしょ?
だがら、楽しいこどや、うれしいこどの方が多いんだ

恨み辛みではなく、なんでもありがたく感じることができる前向きなみね子の言葉をあらためて聞くことができてうれしかったです。
この言葉に実さんは今日いちばん、ほっとさせられ、救われたのではないでしょうか?
それにしても同居人トッキーはどこにいったんでしょうね。まさか3人でみね子の部屋に住むわけにもいかないでしょうから、
きっと愛子さんと一緒にいまころ楽しくやっていることでしょう。

いい夢みてね・・・

何か照れくさいね、こうやっていっしょに寝んの

そうだね

でも夢みたいだ、うれしい
おやすみ、お父ぢゃん

おやすみ・・・

ここでも「お父さん、この夜のことをみね子は一生忘れません~」と言ってほしかったのですが、さすがにそれは無しですね。
まだ実さんが出稼ぎに東京に行く前、谷田部家、家族財政会議中にみね子が実さんからこう言われ、はじめて入れて貰った時のことでした。
「みね子はもうおとななんだから、一緒に入れ!」
いま思うとあの時から、みね子はこども、少女時代に別れを告げ、大人としての第一歩を歩み始めたのでした。
そのみね子がいまではお父ぢゃんの保護者のようでまぶしいです。
はやく、実さんが「みね子!」って再び呼んでくれる日が来ますように・・・

大丈夫って私は思いました

お父ちゃんはたとえ記憶をなぐして、

何にも覚えてなぐても、やっぱし、優しいお父ぢゃんに変わりはなくて

大丈夫・・・

時間はかがっかもしんないけど

きっと、大丈夫

「大丈夫、きっと・・・」

NHK連続テレビ小説「ひよっこ」第18週 「大丈夫、きっと」第108話 8月5日放送

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