NHK朝ドラ

『ひよっこ』19週112話~進のように、ありのままに~やっぱし、お父ちゃんはお父ちゃん!

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何も思い出せないツラさ、そして忘れられてしまった悲しさ・・・
どっちも切ないです。
前にみね子があかね荘でお父ちゃんに「男の人としての谷田部実はお母ちゃんにしかわがんないよ~」って言ったように
美代子さんにとって実さんはみんなと同じように家族であると同時に、考えてみれば大切な大切な旦那さん、そしていつまでたっても一人の男性でもあるんですね。
つい、うっかり美代子さんの切なさを忘れていました。ごめんなさい、美代子さん。
当然一人の男性を前にしたとき、(はじめてじゃないけどはじめてのようなもの・・・お互い)そこには「女」を意識する気持ちが働くことでしょう。
みね子もお母ちゃんのこと思ったら、時子んちへ電話くらいかけてあげて欲しかったけど、愛嬌ですね。
家族として忘れられ、女としても・・・ダブルパンチを食らったようなものです、美代子さんは。
そして血のつながりがない分だけ、気持ちもきっと複雑なんだろうと思うのです。
今日も実さんを前にしてお互いぎこちなかったですね。
でも、あの無邪気な進ぼっちゃんを見てください。
おねしょを自分からわざわざ暴露したり、メンコやっぺ!やら、かけっこの話したり~と純粋に父親への愛情をぶつけてるじゃないですか。
自分を覚えていないなんてことにこだわるどころか、お父ちゃんに会えた喜び、それだけを全身で表現しています。
おそらく、他のみんなはこの進のピュアさ加減にいっぱい救われたことでしょう。
確かに今まで築き上げてきた家族の絆は大切なものかもしれないけど、いま目の前にいる実さんをみんなで、ありのまま受け止めてあげれば何にも心配することなんてないですよ、美代子さん。
だって、お父ちゃんはお父ちゃん、実さんはやっぱり実さんだもの。
何にも変わってないもの。

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いいとぎに、帰ってきた・・・

茂じいちゃんのことばは短いけど、いっつもスパイスが効いてたり妙な味があったり、そして時に重みがあってすごいです。
今回もまさしくその通り、絶妙のタイミングで実さん帰ってきました。

新しい家族の門出を祝うように明日からは、一家あげての田植え!みんなで一緒になってからだ動かせば、みんなももちろんうれしいけれど
実さんもきっと「何か」感じると思います。
アタマでは忘れても「カラダ」が覚えてるってことよくあるでしょう。
今晩のおかずのキンピラですから、実さんの「味覚」「ほっぺ」がきっと何かを思い出したかもしれません。
だって出てきたことばが「うめえ!」ですもの。奥茨城弁も再び板に付いてきた感じでみんなうれしいです。
それにしても、「いだだきます!」の仕切りがみね子だったのにはちょっとびっくり!

そして何よりタイミンが絶妙だったのは、実さんが帰ってきた時が「田植え」のシーズンだったということ。
前、出稼ぎからいったん帰ってきたときは「稲刈り」でしたね。
なんか「稲刈り」と「田植え」ってあまりにも対照的で、これからの谷田部家を暗示しているようでうれしいです。
みんなで、これから「実る」ように種蒔いていくんですものね。
できごと、おもいで・・・それぞれ季節、季節ごとのモチーフがうまく演出されていてすごいですね。

はじめてだけどはじめてじゃない、何か・・・

世津子さんちを出てからの実さん、見るもの聞くものすべてが新鮮で、いろんなできごとありすぎで正直、疲れちゃってると思います。
でも、すごいです。一生懸命、思い出そう思い出そうとしているまっすぐな実さんの姿勢にこころ打たれます。

私は・・・どんな人だったのでしょうか?

悪いけど、全部教えてくれ、千代子のこど

あっ、うん・・・宗男

私は、バスに乗るとぎはどごに座ってましたか?そご、いいですか?

こうした実さんの一途な思いにまわりのみんなの愛情が加わればもうこわいものなしです。
そしてこれだけの愛情を一身に受けたなら、はじめてだけど、なんか懐かしさともなんとも言い難いはじめてじゃないような「何か」が実さんにも感じられたらなぁと思うのです。
たとえ記憶が戻ってももどらなくとも、そんなことはあまり関係ないような気がします。
だって、いまこれだけだって十分しあわせじゃないですか。
家族みんな一緒に元気で毎日過ごせる・・・これ以上何を望むのでしょう。

「実」という名前に何かを感じたから、あの「実って、いい名前ですね・・・好きです」って言葉がすっーてでてきたのですね。
恐らくこれは茂じいちゃんが付けてくれたのですね。確実?決定?
稲穂が「実る」ころ、谷田部ファミリーはどんな秋をむかえているのでしょうね。

それにしても今現在、奥茨城村に嫁いだ高子さんとみね子の物理的距離が縮まりましたが、会いに行く時間はなさそうです。
だって、すずふり亭はあいかわらず忙しいんですもの。そろそろみね子はいったん奥茨城村とはさよならのようです。
お父ちゃん残していっても、大丈夫、きっと。

NHK連続テレビ小説『ひよっこ』第19週「おかえり。ただいま。」 第112話 2017年8月10日放送分

 

 

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