教育・教師 生徒へのメッセージ 相談ケース

一人ぼっちの楽しみ方~ひとりぼっちこそ最高のぜいたく~ぼっちが最強最高である訳






今回の相談は女子中学生からのメール相談。

「クラスで一応、みんななかよしなんですけど、表面だけのつきあいってかんじで、ホントの親友なんていない。もうみんなに合わせていいコぶってるのにつかれた。」

「ホントはあんまり学校行きたくない。行くとつかれて。最近、こんな事ばっか考えていて、私っておかしいでしょうか?」

「他のみんなはこんなこと考えないのかな?こんなこと考えてるってみんなにバレたらって考えると怖い。家に帰ると自分がなんか自分でないみたいで泣きたくなる。」

自分は自分、あくまでも他人は他人
自分がないことがダメな本当の理由

クラスのみんなとの付き合いっていつまで続くんだろう?私は現在、中学の時の友人で連絡が取れる人間は一人しかいません。そんなに「一人」でいることって悪いことで恥ずかしいことなのでしょうか?

ともだちなんて無理してつくるものでもないし、自分が疲れちゃうくらい無理してつくった「ともだち」なんて本当の友人ではないでしょう。私はそんなともだちならいらないし、一人でも別にどころか、ぜんぜん困らない。

いまの若者は無理して人に合わせたり、みんなとなんとかうまくやっていくことはスゴく上手。やさしすぎるのかもしれない。それって、人に、他人に嫌われたくない~という思いが透けて見えてなんかイヤ!自己愛の裏返しのような気もするし・・・何より自分を偽って生きるって、しんどいし生きづらくないですか?

そんなことにこだわってるなんて、つまらないと思うし、何より時間がもったいない!

確かに親友や仲間は人生を豊かにしてくれる大切な人だと思います。しかし、それはまず、しっかりとした「あなた」という「個」があっての話。自分がブレるってのはやっぱりマズいことじゃないですか。そんなあなたに向けて、シンガーソングライターの川嶋あいさんがこう言っています。

私は私しかない!」「Just after the rain!

そうなのです、あなたはあなたのままで、そのままでいい。自分を見失ったら「あなた」でなくなってしまうのです。

かなしいことですね。せっかく「あなたオリジナル」でこの世のなかに存在しているのに。

♪笑っているけど、みんな本当に幸せで~
ひとりぼっち感の歌い手はみな経験者?!

笑っているけど みんな本当にしあわせで~」このフレーズが昔の私には突き刺さったのです。作り笑いしてまで、まわりに合わせてツラい思いしてるのは自分だけじゃないんだ~とはじめて分かってもらえた気持ちになり、ラクになれました。

それから、しばらく時間はかかりましたが、「自分は自分!あえて自己を偽る必要はない!」と気付いてどれだけラクになったことか。「タクシードライバー」と「あたし」のかなしみ、そしてふたりの人生が交錯する狭い空間・・・

タクシードライバーはきょうもまた、さまざまな人の人生を乗せ走り続ける。

そして私たちは毎日何を想い、どこへ行きつこうとしているのか?

作詞作曲中島みゆき、編曲福井峻 1979年


友だちいっぱいでみんなでワイワイ!!どこどこ行って、こんなにおいしいもの食べてきた!ほんとうに「しあわせそう!」な画像をこれでもかっ!!てくらいSNSにアップして「しあわせ芝居」を演じるのはもうやめにしませんか?あなたが心からしあわせを感じられていないのなら・・・

こういった「しあわせそうな人たち」がほんとうに「しあわせ」ならそれでいいのです。そういった人たちの価値、しあわせは誰も否定することなんてできませんもの。でもこのようなみんなでつるむしあわせに価値を見出せなかったり、いまがツラくてしかたがないのであれば、みせかけのしあわせなんかに背を向けてもいいのではないでしょうか?

無理にしあわせを演じることもないし、そもそもしあわせになんか無理してなるものではないですよね。私が思うにしあわせというものは「感じる」ものだと思うのです。「幸福感」の「感」ですね。

この幸福感というものは、自分がどう感じるか?どう思うか?が大事であって、他人の価値基準に左右されるべきものではないはずです。人の真似をしたり、流行ばっかり追いかけたって、いつまでたってもその不安はぬぐうことはできないでしょう。

なぜなら、自分の中に自分オリジナルの「柱」がないから・・・自分だけの価値基準、しあわせ基準をいまこそ取り戻そうじゃありませんか?

「しあわせ芝居」という歌が昔あったので、みゆきさんのセリフを無断拝借します。

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「私みんな気付いてしまった しあわせ芝居の舞台裏」

このセリフ、詩もグサリ!と来ますね。

しあわせ!と思っていたのに、実はその「しあわせ」は実体なんかないまぼろしで、決して「しあわせ」なんかではなく、お芝居だったのですって、そしてそのお芝居で道化を演じていたのは「あたし」だったのです。その「しあわせ芝居」に芝居とわかっていて付き合ってくれていた「彼」・・・

お芝居の幕が降りて現実に引き戻された時、いっそう悲しみ、寂しさ、切なさが彼女に押し寄せてくることでしょう。そうなのです、私たちは現実をいまこそ直視すべきなのです。人生は何かをなすにはあまりにも短すぎるから・・・

「しあわせ芝居」詞曲 中島みゆき

3曲目「ピエロ」詞曲 岡村孝子~2番の詞がこれです。

男の好む女のタイプ
なんて見出しがついた
女性雑誌のページを穴が
あくほど読んで
いろんな女演じてみては
あなたの気をひくうち
ホントの自分どこかになくし
あきれた日暮れ

岡村さんも言っているように、いろんな自分を演じるとツカれ、ほんとの自分をどこかに失くしてしまいます。いろんな自分を演じられるのは俳優さんくらいなのかもしれません。

やはり、自分が求める価値を外、他人におくのではなく、自らの内にしっかりとおくべきなのではないでしょうか?シンガーソングライターもやっぱりいろいろ悩んできたのだと思うのです。




友だちいないが、「それがなんだ!」by蛭子さん
作り笑いなんかやめろ!
みせかけのともだちもいらない!
友達いないぜんぜんOK!

なぜ、人とつながっていないとみんな不安でしょうがないのでしょうか?人と繋がっていないことはそんなに不幸せなことなのでしょうか?そんな疑問にズバリ切りこんだ本を先日読みました。
蛭子能収(えびすよしかず)さんの著書『ひとりぼっちを笑うな

蛭子さん名言集

「安心感を求めるために友達づくりなんてやってもしょうがない」

「生きていて一番楽しいのって自分で考えたことを行動に移すことなのに、群れるとそれがしづらい。誰かの提案に乗りたくないこともあるし、いやいや付き合うのも苦しいでしょう」

「いまの日本では、子どものときから友だちは多いほうがいいと学校で教える風潮がありますが、ほんとうにそれでいいのですかね」

「友達が多い=人間の魅力があるみたいに評価されているじゃないですか」

「群れるとグループの長やその長に尽くす人、そうでもない人とだんだん分かれてきて、そんなのが嫌。俺はどれにもなりたくないし、一人の方が気楽でいいなと思うんですよね」

「人間関係に悩むならひとりでやれる仕事を探してみては?」

「ズルいところもありますけどね。競艇で勝ったのに、負けたと言ったりとか(笑)。まあ、正直なほうだとは思います。みんな、人からどう見られるかをすごく気にしているし、恥かくことを極端に恐れていますよね。何かを隠そうとして嘘をつくと、バレたときにもっと恥ずかしくなる。俺にも自分をよく見せたい気持ちは多少あるんですけど、それは難しいですよ」

「そうだよな~」って思うでしょう。何かを成し遂げた人は、自分の時間を大切にし、自分との対話の中で自己を確立していった人

決めるのはいつも自分、そしてそれに責任をもつのも自分。

他人に合わせて、自分をなくしクタクタになって疲れたあなた、もっとラクになってもいいのではないでしょうか?。あるがままのあなたを受け入れてくれる人はきっといる。そんな人も世の中にはいるはずです。いまのあなたがまだ出会っていないだけで。

もし、そんな人が現れなかったとしても「あなた」という自分とは死ぬまで付き合える。向き合える。それでいいじゃないですか。「あなた」という自分との出会いは、考えてみるとすばらしいことだと思えませんか?

あなたは世界でただ一人だけの唯一無二の存在。もっと自分との対話を楽しんでみてはどうでしょう?たとえ、万人にあなたが嫌われていたとしても、あなただけはあなた自身の味方なのだから・・・一生付き合っていくあなたなのだから・・・

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『ガラスの小びん』詩曲歌 吉田真里子

人づきあいに疲れたこんな日は、お気に入りのスイーツなんかを買って帰り、あつ~い風呂に入り、ごろんと横になって好きな本でも読んでみませんか?!日々の何気ない生活にもしあわせはころがっていることに気付いたら毎日が愛おしくなりましたよ。

ひとりの時間を楽しめることこそが、自分の人生を楽しみ、有意義なものにする上での大切なことだと私は思っています。

人とつながっていないとみんな不安でしょうがないのは、きっと自分に自信がないからなのだと私は思います。自分という自己がキチンと確立されていて、自分の中にオリジナルな価値基準一本座っていれば、他人に振り回されることもないし、顔色をうかがう必要もない。第一、他人にそんなにかまうほどのヒマなんてありませんもの。

そして、もう一つの重要なファクターはやっぱりさびしいから・・・じゃないですか?だから、誰かとつながっていたいんですよね。

私に言わせれば、一人を楽しめないという事自体が寂しいことで、なんとももったいない悲しいことなのです。せっかく「自分」というオリジナルの存在が自分なのに、その自分と向き合わないで他人とのかかわりに比重を置いてしまう・・・

つながるしあわせもあれば、つながらないしあわせもある。この「つながらないしあわせ」にもぜひ、あなたも気付いてほしい。この「つながらない」ということは、他人に煩(わずらわ)されないで済む~というしあわせも含んでいるのです。

自分をもつことの大切さ
ひとりぼっちはさびしくもないし、怖くもない
ましてや孤独なんかじゃなく悪くないね
むしろ最強!

一人でいることを恐れてはいけない。辛いとかつまらない、みじめだ・・・とか思うのは、それはあなたのこころのあり様であり、決してひとりぼっち自体はそのようなものではないはず。自分を高めるためのまたとないチャンス!

私が自分が望む、なりたいような自分に変わることができたのも、ひとりぼっちと積極的に向き合ってきたから。

ひとりぼっち人生、ひとりぼっち女子、ぼっちご飯・・・・いいじゃない?さびしさとか切なさ悲しさ、みじめさだとかそんなデメリットばかりに目を向けてはダメ!

どうすれば、どうしたらここから自分を高め、変えていくか・・・これに注力すべき。

人にスリスリすり寄っていったり、マゴマゴとゴマをすったりして道化を演じ、人の関心をひくより、相手からこちらにどんどん人が吸い寄せられるような人間になることを目指したほうがいいに決まっているじゃないですか?

そのためには、まず「自分」という「自己」の確立がゼッタイ絶対必要なのです。

他人に迎合するのをやめ、自分らしく、自分の思うようにあるがままでいると不思議な事にそんな自分を受け入れてくれる人たちだけが残るのです。そしてビックリなのが、こういう自分を受け入れてくれる人(おおむね同類)が集まってきます。

「我が強い!」とか「ナルっぽいね!」なんて言われたって気にしない、気にしない。人さまに迷惑を掛けたり傷つけない限りはまったく問題なし。土台、万人、全員に好かれようとするから面倒なことになるのです。

「あるがまま~」と書いて、即思い出したのがMr.Childrenの桜井さんの『名もなき詩』

あるがままの心で生きらぬ弱さを
誰かのせいにして過ごしている
知らぬ間に築いていた
自分らしさの檻の中で
もがいているなら
僕だってそうなんだ

これは新たな発見でした。積極的に「友達申請」などしなくても類は類を呼ぶものだと分かった経験でした。人生は何かを成し遂げるにしては、あまりにも短いです、人間関係で疲れたり思い悩んでいても時間は刻一刻と過ぎ去っていくのです。

あなたの人生はあなたのもの。もっと自分のために使ってあげないと、あなたがかわいそう。人生おかしく、楽しくみんなと一緒に過ごすのもアリだとは思うのですが、かけがえのない自分との対話から、苦しみ抜き、何かを生み出していくリバース体験もまた重要だと私は思います。

中島みゆきさん『糸』のような「あなた」が現れなくとも、自分で「縦の糸」と「横の糸」を織りなしていってもいいではないですか!?

昔は他人のしあわせを素直に喜べない自分でありました。今は「よかったね!」と言えますが、それには本心からそう思える時と「どうでもいい!」という「あ、そうよかったね!」が、正直あるのです。

自分と他人を比べることはナンセンスと気付いたから、要は「どうでもいい!」なのです。

大事なことなので繰り返しますが、他人からの評価に価値を置くのはもっとダメ!あくまでも自分がどう思うか!何が大切なのか!がいちばん。

ものごとの価値基準、しあわせ基準は自分自身の中にしっかりと持たなくてはいけないのです!あくまでも自分は自分、他人は他人。しかし、出会うべくして手繰り寄せたという「」は大切にしたいですね。

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自分を好きになることの大切さ

あなたが幸せになるためのたった一つの方法は、自分をしっかり持つことと「自分を好きになること」

あるがままの自分を受け入れ、自分のこころの声に耳を傾け、素直になること! これしかないでしょう。

また、あなたは、こうも言ってましたね。

「どうして、自分は何にもできないのだろう?」

「誰にも愛されないのだろう?」

「自分なんて生まれてこなきゃよかった。」

「自分は誰にも必要とされていない!」

本当は、あなたにしかない魅力、あなたにしかできないこと、あなただけの道があるはずなのに・・・それに気付いていないだけ!他の誰かはもう気付いているかもしれません。あなたオリジナルの魅力に。

「自分」には3つの自分があるといいます。

他人からみた「自分」

私からみた「自分」

そして、本当の「自分」

ホントウの自分は、神様がもし、いるのなら、神様だけが知っているのかもしれませんね。一生自分探しの旅を続けなくてはいけないのが人間なのかもしれません。

まわりのみんなが自分より偉く思えるこんな日は、やっぱりみゆきさんを聴こう!




己の魂を充実させろ!

無理してつくった人間関係は実に脆(もろ)いものです。教室内カースト制度の中で、せっかく築き上げた自分の地位も、ある日あっさりと崩れ去ることなんてしょっちゅう。あっちにこっちにすべていい顔してつくった人間関係なんてそんなものじゃないですか。

それよりも、ありのままの自分を受け入れてくれる人だけを大切にしていけばいいのではないでしょうか。そして、あなたもありのまま友人を受け入れてあげる。もうみせかけだけの友だちなんかいらない!作り笑顔もやめよう!

たかだか長くても3年の付き合い。本当の友だちだったら付き合いはこれからず~っと続くでしょうし、自分との付き合いは一生ものです。

人生、もっと長い目で見てみようよ。そして、もっともっとありのままの自分を大切にしませんか。

いじめがあるとか、中傷があったりとかでない限り一人でいることを恐れてはいけないのです。一人の時間は人を成長させます。とくに思春期の今は自分について考え、悩み、泣くことは正常そのもの。そしてみんなふと気付いたら、いつの間にか大人になってしまっているのです。

辛いけど、貴重な期間であるこの時期に「自分」から逃げないで「自分」と徹底的に向き合って欲しい。ひとりぼっちを楽しむくらいの気持ちで・・・それはあなただけにしかできないことで、それがあなただから。

そして、結論

あなたは、あなた!

あなたはあなだでしかない!

自分は自分の中にある!

自分の中にしかない!

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