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教員採用試験!どこ受ける?~ゼッタイ合格!したいあなたはMAX併願すべき!~

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「やっぱり地元がいちばん!出身地に帰って親孝行もしたいし・・・」と言い出して早、何年経ってしまったことでしょう・・・

毎年一次は突破するのに二次試験で足踏みし、晴れて名簿登載!とまでは行かないみなさん・・・もしかしたら地元には縁がないのかもしれません。

採用試験突破を夢見て、一つの自治体に長年チャレンジし続ける努力、精神力はすごいとは思いますが、ちょっと他に目を向けてみればあなたの可能性がさらに広がっていくことになるかもしれません。

今回は、ゼッタイ合格のためのMAX併願のすすめと、その心構えについて一緒に考えていきましょう。4年の間ずっと併願を試みてやっと合格となった私の経験もちょっとは役に立つかもしれません。

いま、なぜ?MAX併願なのか?!

こたえは単純明快!少しでも合格のチャンスを広げるため!

選択肢と可能性はあればあっただけありがたいです。

ただ、それだけじゃないんです。MAX併願のスゴイところ、ありがたいところは、未だ見ぬまったく知らない土地でも第二のふるさとになる可能性を秘めている~ということなのです。

そして、何より場慣れ、試験慣れの意味合いも大きく、あとあとの到達度チェック&受験分析にも非常に役に立つのです。

完全学生じゃないと、MAX併願は厳しい、状況がなかな許さないのは重々承知のうえで話をすすめます。それでもMAX併願は実行に移す価値がゼッタイあります!

実際、私が現役で奉職していた十年以上の間にも他府県から越境してきた方がたくさんいました。私の校種は高校でしたので一概には言えませんが、自治体によって教科の倍率の高低の落差が激しく、当時から絶対受かるためのMAX受験は当たり前でした。

どうしても、絶対教師になりたい!という気持ちもMAXなのであれば、

「自分を受け入れてくれるところであるならば全国どこへでも行きます!」

っていうほうがアツくてかっこいいじゃありませんか?

地元地元~といろいろとこだわる気持ちも分からなくはありませんが、素直にもったいないなと私は思うのです。(家庭、その他個人的諸事情で拘らなくてはならない方は仕方ありませんが)

「ジャイアンツじゃなくちゃいやだ!」と野球浪人までして原ジャアンツにこだわった菅野投手もそれはそれで潔く、ジャイアンツ愛をヒシと感じますが、私は球団に拘らず、好きな野球ができるのであればどこでもいい!という選手のほうが個人的には好きです。

教師人生にしたって同じようなことだと思うのです。児童・生徒いるところだったら全国、どこだってそこがあなたの学校、そしてフィールドでしょう。

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第二第三志望合格後の行く末・・・

多くの併願者は、第一志望の自治体に不合格、第二第三志望の自治体に合格!となった時点で迷わず越境教師の道を選び、教師生活を続けながら次年度以降も教採を受け続けよう~こう思うはずです。

しかし、現実はなかなか難しいようです。私の周りの越境先生たちも当初はそのつもりだったようですが、越境地、学校、子どもたちに情が湧いてきて「ここに骨を埋める!」とか、「仕事がシンドくてやっぱり、もう教採はいい、ここでいい!」とかに落ち着くようです。

そういう訳ですので、どうしても地元、一つの自治体にこだわりがあって譲るべきところが全くない方には、MAX併願どころか併願はおすすめできません。

待遇、条件、こども・保護者の気質などなど、細かいことに拘る人はMAX併願はダメ!

前に、「待遇がよくって、学校の雰囲気がよく、こども・保護者がおとなしいおすすめの県はどこですか?併願を考えているので3~4教えてください・・・」~なんて質問を教員志望の学生さんからもらったことがありましたが、こんな質問している段階で教員はやめておいたほうがお互いのためです。

公立、経験なし、新卒の場合、自治体により多少の差こそあれ天と地ほどの差なんてあるわけないじゃないですか?

学校の雰囲気にしたってどこの自治体だってピンからキリまでいろいろでしょう。

こども・保護者なんてどこでも同じ!(実際は違いますよね)ど~んと来い!くらいに構えていられるような人を採用側だって採りたいということが分からないのでしょうか?

最初からおよび腰でラクなほう、楽な方へ~との逃げのスタンスがまったくもって教師向きではないです。

それとなり、やんわりと「向きじゃない旨」のメールを返したら、怒髪天の激怒メールがその後、執拗に何度も何度も送られてきたのでした。ヤレヤレ・・・

MAX併願はとにかく、「いまスグにでも教壇に立ちたい!」「どこでも行く覚悟がある!」というアツい方限定のスタイルなんですから。

第二、第三のふるさとがあるってことはステキなこと・・・

住むならトーキョー?東京はエラくて田舎はダサいのか?♪トーキョーマイラブ」

「2年京都に住んでみた!あなたのその京都移住計画ちょっと待った!」

などで私がこれまで全国各地いろいろと住んでみたことを話しました。

繰り返しになりますが、観光で行くのとはわけが違います。それこそ「住めば現実!」です。でもですね、人間いろいろな所に住んでみて、その土地の人と交わるようになると、いままで見えてこなかった自分が見えてきたりすることって結構あるんです。

死ぬまで生まれたところで一生過ごす~っていうのも悪くはないと思うのですが、今は昔と違って、好きな所に住む自由が許されている時代です。いずれ戻ってくるにしたって、一度は外の空気を吸ってくること、これまた悪くないです。

そして教員採用試験、ご存知のように経験者採用枠という特例制度がありますよね。自治体によって経験者特別選考とかいろいろ呼び方に違いはあれど、いったん離職してしまったもののための試験まであるのです。

正規教員経験2年以上且つ離職者のために28年度までは、論文と面接のみで神奈川県では受験できたのです。現在では自治体によっては、20~30代の教員が半数を超える学校も珍しくないなど、教職員の年齢構成の偏りが見られます。多くの自治体で年齢制限の緩和、撤廃が進みつつあるいまがチャンスではないでしょうか?教員経験あるなしにかかわらず、幅広い経験をしてきて熱意がまだまだあるものであれば、どこの自治体だって欲しいのです。

ましてや現職の教諭であれば、身分そのままでほとんどの自治体で年齢制限なしで受験が可能です。将来のライフプランを描く時、こういったことを念頭に進めるのもアリなのです。

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実際のおすすめ受験パターン

ご存知のように毎年6月下旬の北海道の一次試験を皮切りに、その年の日程によっては5~6つの自治体の受験が可能です。無理ない受験旅行プランニングのためにも、現実的には3~4あたりで落ち着くことでしょう。

おすすめは、以下のパターンです。

①地元自治体

②出身大学所在地自治体

③~④意中の憧れ自治体

ご存知のように、地方にあっては、職場での地元大学出身者(特に国立教員養成系)が一定数占めていることが珍しくありません。地元受験はいちばん無難でありがちな受験スタイルですね。この中でいちばん準備にリキを入れなければならないのは、当然③~④のパターンです。

異郷の地に乗り込む心構えと礼儀

と言いましてもこれだけ併願が当たり前になってきますと、採用側も慣れているようで、受験時も決まったこと程度しか聞かれません。「なぜに、ワザワザ当県を?」のパターンです。

しかし、準備は怠りなく・・・やはり確固たる決意を伝えるべくそれなりの準備は必要です。

私は合格するまで毎年、四つの自治体をめぐる受験旅行でした。その中で③~④に該当したのが「鹿児島県」だったのです。

かごしまは今でも大好きですが、どうやら縁がなかったようです。4回とも一次試験はなんとか突破したのですが、二次試験を突破することはついにできませんでした。最後の受験時に地元に合格したのです。一回目の受験から三回目の受験時までは鹿児島県の教委から講師の打診があったのですが、悲しいことに最後の受験時はなかったのです。

もしかしたら本気度を見られていたのかもしれません。講師時代に地元ではなく、かごしまの地を選んでいたら私の教師人生また違ったものになっていたことでしょう。

前置きが長くなりましたが、③~④のパターンにも当然、合格のための戦略が必要です。(最後まで2時突破はできませんでしたが)

異郷の地「かごしま」に受験旅行に乗り込むにあたって、私は戦略を考えました。何度か旅行で訪れたことはあったものの、「住む」という視点で当然ながらまったく見ていなかったため、観光ではなく鹿児島のもっとディープなところを知りたくなったのです。

現地に実際足を踏み入れることにより、教採の学習にもリキがはいり、教採の面接時にも堂々と理由を述べられると思ったからでした。

私学、公立数校を10日ほどかけて回りました。(事前に許可を得ていました)そして地元の不動産屋さんを巡って実際に住むことをイメージしたのです。このほか、まず観光では普通行かない所を巡ったり旅行の準備はたいへんでしたが、有意義なものでした。ご存知のように鹿児島は日本でいちばん島嶼部分を抱える県であり、アマミからタネガまでちゃんと高校が存在し、異動にはかごしまならではの特殊ルールがあるのです。

本当は、面接時強烈な印象を残したかったので島めぐりもしたかったのですが、勤めながらはなかなか難しかったのを覚えています。

このようにまったく見ず知らずの自治体を受験するにあたって、相応の準備をするということは試験対策のためだけでは決してなく、それがその自治体に対する礼儀だと私は思うのです。

「お国事情なんにも知らないけど、倍率が低いのでついでに来ちゃいました・・・」

じゃ説得力に欠けますよね。私の場合

①かごしまに対する半端ではない思い入れがあること

②地元その他を受験はしているが、合格した場合は必ずかごしまで奉職したいこと

③とにかく、教壇に立ちたいので倍率の比較的緩いかごしまを選んだ(当時地元高校商業は30~40倍、鹿児島は4~5倍でした)こと

~と嘘偽りのない自分の気持ちを面接官の前でさらけ出しました。

かごしまは当時、一次試験の一般教養でお国事情を問う問題がたくさん出されておりましたので、そちらの対策も抜かりはありませんでした。

これらの準備の他、その自治体の目指す教育、取り組んでいる教育課題、理想とする教員像~などについて準備し、自分なりに考えをまとめておくこともしたのです。

これらの対策以外もまだまだできること、やらなければならないこと、たくさんあると思いますが、みなさんなりの視点でぜひ考えてみてください。

いずれにしても、「ゼッタイ今年で合格する!」という岩をも突き通す強い意志があれば怖いものなしです。

毎年受けられる~こう思わず、「今年に賭ける!」これに尽きるのではないでしょうか?

※ちょっと今日は長めに考えてきましたが、公立以外にも目を移すと「私立」・・・見えてきますよね。

こちらについては、以前「公立VS私立高校教師?なるならどっちだ?教員採用試験①」で詳しく話していますのでそちらをご覧ください。

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