自分と向き合う

悪口を言う人、言わない人、どっちが好きですか?~悪口の恐ろしさにみんな気付いてない~





なぜ、悪口を言わない人はまったく言わず、悪口を言う人はいつも悪口ばっかりなのでしょうか?

それは、まったく言わない人は、悪口が何の意味もないだけでなく、自分とまわりにとんでもない悪影響を及ぼすものであることを知っているからなのです。そして、いつも悪口の人は悪口を言うことでストレスを発散し、自分が優位に立ちたいだけなのです。

実は「悪口」は、言っている本人はおろか、そばで聞いている人たちにの心身にダメージを与えている恐ろしいものなのです。それでもあなたは悪口を言い続けますか?聞き続けますか?

そこで今回は、どうして悪口はダメなのか?そして、悪口を言わない人間になる方法について話していきたいと思います。私も昔はグチや悪口をたまに言ってしまう人間でしたが、悪口の恐ろしさを知ってからはもうまったく人のことを陰で批判したり、悪口を言うことはなくなりました。

たった一言の「悪口」で友人を失ったことで、悪口について考えることができたのです。

悪口とおさらばした私が、これまで実践してきた方法、考えですからおすすめです。(いまでも頭の中でチクショー!と思うことはありますが、今ではサラリ~と流せますし、決して声にすることはないのです)

わたしが友だちを無くしたワケ・・・

教師時代、仲の良かった同僚がいました。新任で着任し、教科こそ違いましたがいつも私を慕ってくれて、私のようなクラスを早く自分も持ちたい~とまで言ってくれた人なのに、私の不用意な一言で自然と彼は私から遠のいていったのでした。

彼と二人きりで話していた時、自分の教科の同僚の話になり、ついつい苦手な同僚に対するグチを延々とぶちまけてしまったのでした。同じ教科でティームティーチングを組むことも多かった人でしたが、さんざん悩まされてきていてストレスMAX状態だったので、調子にのってしまいました。

お酒が入っていたこともあり舌が滑らかだったのでしょう・・・では済まされなかったのでした。

その時は彼は普通に聞いてくれていたのでしたが、私が浅はかでバカでした。後から彼が、その悪口の当事者と結婚するということが分かったのでした。その時は本当にショックでした。

彼がそのような人を選んだということも私には正直、衝撃でしたが、彼を傷つけてしまった・・・ということで私もまた傷つき、深く反省したのでした。

この時から、決して人前ではグチ、悪口は言うまい!聞かせまい!と心に決めたのでした。

私が悪口を言わなくなった理由

①言っても仕方のないことだから

悪口ほど、憎しみ以外、なにも生み出さず非生産的なものはないでしょう。そして抱いたその憎しみ、悪感情は連鎖反応を引き起こすのです。言ってなんの解決にもならないことは自分がいちばんよく知っています。

②悪口が、いかにみにくいものであるかを知ったから

ずいぶん前にテレアポのバイトをしていたとき、スタンドミラーを見ながらの電話掛けが義務付けられていました。人は話す内容とその時の気持ちが、モロに顔にでてしまう生き物なのです。それをわかっているから、アポインターには鏡を見ながら電話をかけさせたのですね。

悪口を言っているときの自分の顔は、さぞかし人には見せられたものではないでしょう。醜いのは、その顔だけではなく、いちばんはその心のはずです。

自分をそのような醜いものにしたくなかったら、悪口を言う自分、そして人を悪く言う人とは距離を置くことです。

③悪口は、いつか必ず自分にかえってくるものだから

これは、私が身をもって体験しました。結婚した二人は私のことをどのように思っていたかなんて想像したくもありません。取り返しがつかないのも悪口の怖いところです。いくら発散、流そうと思ってもできない感情でも、同じ職場、仲間、コミュニティー内での悪口だけはいけません。

かなりの確率でみなが知ることとなりますよ。「ここだけのはなし」の内緒話で終わらないところも、悪口の恐ろしさです。

どうしても誰かに聞いてもらいたいグチ、悪口でしたら「永遠の20cm」を超えた恋人、友人、家族など本当に信頼のおける人だけにしたほうが絶対ゼッタイにいいです。

悪口がいつかきっと自分に跳ね返ってくるように、好意、親切な行いもワレに帰って来るものであるということを忘れてほしくありません。

④悪口は自分の評価を下げ、自己を貶めるものであることに気づいたから

あなたは、人の悪口を平気で人前でいう人を信じられますか、尊敬できますか? 悪口の矛先がいつ自分に向かうかわからないので、まわりの人たちは悪口を言う人を心からは決して信頼はしないでしょう。

⑤悪口に費やす時間がもったいないから

私に残された時間は少ないです。ほかにやりたいこと、なさねばならぬことがたくさんあるのに、人様(ひとさま)のどうでもいい悪口なんて本当にどうでもいいことなのです。

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悪口を言わない、悪感情を流せる方法

①悪口の対象の人との、接触回数をできるだけ多くする

普通いやな人との距離はできるだけおきたいはずです。しかし、対象を遠ざけることによってますます苦手でイヤな人となってしまいます。嫌いな人、苦手な人と自分が思うのは、思い込みや自分の勝手な判断からきていると思うのです。

だったら積極的に近付き接触回数を多くして、相手を知るようにつとめようと考えます。こうすることによって案外いい人だった。先入観で決めちゃって悪かった~と思ったこと、これまで何度もあります。

それでも、やっぱり苦手意識を克服できないようであれば、そのときはじめて距離をおけばいいのです。

※「苦手な人・嫌いな人が頭から離れないあなたへの処方箋~ストレスの逃がし方~

②さらりと流す

相手に悪感情をもち、悶々イライラが募るとこころばかりかカラダにも悪影響を及ぼすことがわかっています。こういったイヤな気分はいったいどうしたらいいのでしょう?どうやれば忘れ去ることができるのでしょうか?

それは、考えないことです。はじめのうちは難しいかもしれませんから、考えないようにつとめてそうするのです。あのイチローさんも言っているではありませんか、「自分でコントロールできることのみに専念する」~相手がこちらをどう思っているかとか、相手がどのようなつもりでこちらに何々をしたか~など詮索すればするほど深みにはまっていって抜けられなくなります。

そんなこと、どうでもいいではあるいませんか?相手の考え方を変えてやろうとかは絶対思わないほうがいいです。

それよりも、いま自分にできること、あなたしかできないことにあなたの時間と労力を使ったほうがいいとは思いませんか?この「流す」習慣が身につくとラクになれますよ。

③人の振り見て我が振り直せ

ああはなりたくないものだ~そう思えばいいじゃないですか?悪口をあなたが言うことによって、あなたもあの人と同じような人間に成り下がってしまうのです。深く考えず、「ああいう人なんだから仕方ない~」とさらりと流すのです。

④自分なりのストレス発散方法を見つける!

私の場合、スポーツに親しんでいますのでとにかく体を動かします。スポーツをする人にはわかってもらえると思いますが、体は疲れても頭の中がスッキリして別の考え、感情が沸き上がってきますよね。これが実にいいのです。

また、楽器演奏もイヤなことを忘れさせてくれます。音楽を聴いたりなんかもいいかもしれませんね。他に私の場合、カラオケ(一人でもいいですね)が効果的です。

人によってストレス発散方法はさまざま、買い物やおいしいものを食べる、映画を見る~なんてみなさんいろいろです。ぜひ、あなただけのストレス発散方法を見つけてくださいね。

⑤悪口を言う人とは距離を置く、近付かない!

こうすることによって、あなたもまた悪口など言わない人に一歩一歩近づきます。家族が悪口ばっかり言っている人であったなら、さらりと話題を違うほうにもっていったり、席をたちましょう。かつての私の同僚も、悪口などをいうような人間とは距離を置きたかったのでしょう。当然です。

⑥ありのままの自分を肯定する、受け入れる

悪口を言う人の大部分は自己肯定感の低い人です。現状の自分に満足することができず、何かしらこころに闇を抱えているのでしょう。いやな人、気に入らない人間をおとしめるのではなく、あるがままの自分を受け入れ、日々のちょっとした自分の言動を肯定し受け入れていくことできっと穏やかな心持ちにばれることでしょう。

「あの人は今日も自分につらくあたった・・・やっぱり好きにななれないけど、普通にふるまうことができた。エラいぞオレ! ごほうびに家に帰って猫と一緒に晩酌だ!」

~嫌いな人をうらみさげすみののしるよりも、なんかほっとできていいですよね・・・

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いちばん、「悪口」がダメなワケ・・・(最重要!)

悪口からは何も生み出さず、悪感情の連鎖しか生まないのはわかりましたが、実は悪口がいちばんいけない理由は、実は別のところにあるのです。それは、他人の悪口を言ったり批判しているときには、自分への批判、評価は甘くなってしまうからなのです。

自分自身では知った顔で、冷静に他人の悪いところイヤなところ、欠点を分析批判しているつもりであっても、無意識のうちに独りよがりになり、優越感が芽生えたりしているものなのです。こうなってしまってはもう終わりです。自分を顧みることを忘れる人に成り下がってしまい、そこから先の歩みを止めてしまうことになるのです。

そのような状態で他人からの批判など受けた日にはもうたいへんです。それは烈火のように怒り猛りまくりです。冷静に考えることなどできないでしょう。絶えず人の悪口ばかり言っている人は、まず人の欠点やアラが目につき、「あいつ許せない、悪い奴だ!」となり「オレは悪くない!」に行きつくのです。

つまり、こういったひとたちは、最初に自分で反省することはしなくなり、真っ先に他人への批判が先行し、人間としての退行が始まるということなのです。「あいつが悪い!→自分は悪くない!」こうった思考回路は危険思考以外のなにものでもありません。いったん身についてしまった考え方の習慣は、朝に晩にすぐに変えろ!と言われてもそうそう容易(たやす)いものではありません。

でも大丈夫です。人間変われるものです。自分を変えていくことができるのもまた人間です。もし、あなたがこういった思考の習慣ができあがってしまっているのなら、明日と言わず今から始めてみませんか?新しい考え方を!

誰も恨まない、イヤだと思わない(ようにする)毎日は明るいですよ。人間、生きている時間はあまりにも短いです。イヤなことなどに費やす時間は本当にもったいないです。そう思いませんか?

「時間」こそ、あなたの「人生そのもの」なんですから。

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