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手紙のすごさ、すばらしさ!「学校でも手紙は使える!」今この思い伝えたい!② 

投稿日:2017年7月10日 更新日:

、プライベートシーンだけではなく、教育現場でも「手紙」はそのパワーを発揮してくれるのですから利用しない手はないですね。何より手紙には「ワンクッション」置く、という緩衝材の役割と「直筆」そして「手間暇(てまひま)」というあたたかさがあるのですからその効果のほどは強烈ですよ。今回は、私が現場でどのように手紙を活用していたかをお話します。

手紙の活用方法は無限大!あなた次第!

そもそも、なぜ私がプライベートだけでなく、手紙を学校でも活用することになったのか、から話します。友人関係で悩んでいたクラスの生徒がいました。ちょっと相談にのった程度くらいにしか私はとらえていなかったのですが、数日たって彼女の母親よりていねいな礼状が届きました。「本来なら直接伺って御礼を述べるところ、失礼をお許しください~」から始まり、「いただいたアドバイスもさることながら、娘は真剣にはなしを聞いてもらえたことがうれしかったようです~」と愛娘に対する愛情と感謝の気持ちがあふれている、読んでいてあったかくなる手紙でした。素直に「こんな文章が書けるなんてすてきなお母さんだな!」と思えて一日がとても幸せでした。

これまで、手紙を学校、仕事場で活用したことはなかったのですが、このお母さんの手紙にこころ動かされた私はあらためて「手紙」を見直してみることにしたのでした。そして考えれば考えるほど「ありとあらゆるトコロ」で手紙、とまでもいかなくともちょっとしたメモなど現場で活用できそうだな!と思えてきたのでした。

まずは手始めに、自分の教科から始めてみることにしました。教科担当として、やっている教師が多いと思いますが、週一程度の「ノート提出」です。これまでは、簡単なコメントを書いて返す程度だったのですが、これですと週一回ですので、即時性はなく一時的に生徒の学習ノートを預ることになることになってしまいます。家に帰って復習など学習したいときに生徒は困ります。そこで、学習授業ノートとは別に「質問感想ノート!」を生徒に用意させたのです。


このノートには、名前のとおり授業中に湧きあがってきたけど質問できなかった問題、そして自由に授業の感想、要望などを書かせました。こうすることにより、一日ごとに分からなかったことを質問することができ、翌日にはその回答が生徒はもらえるのです。これは「手紙」ではありませんが、毎回ビッシリと感想などを書いてくる生徒がいて、自分の授業を振り返るいい機会になりました。

ただ、負担は結構来ますよ。1クラス35人として、教科受け持ちクラス分も合わせると200人は軽くこえるのですから。いったんやり始めたのであれば、途中で投げ出すわけにはいきません。たとえ、提出する生徒が減ってきたとしても最低学年が終わるまでは続けなければなりません。教師の仕事はこのようにジレンマとのたたかいですね。やりたいこと、挑戦したいことはたくさんあるのに、時間、労力との兼ね合いで断念せざるを得ないことがたくさんです。自分で線引きできる教師という仕事ならではの尽きない悩みです。

そしてどんどん私は「手紙パワー」を活用していくことになるのでした。定期考査のテストペーパーのコメントの行数も確実に増えていきましたし、何かにつけてちょっとしたメモ、コメントを添えるのが習慣になっていきました。書くようになってよかったことはたくさんありますが、やっぱり生徒父兄との意思疎通がスムーズになったことが一番の収穫でした。肩ひじ張らず、ちょっとしたメモだけで何も書かれていない文書よりは、味があると思いませんか?

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手紙が仇(あだ)にならないために!

いいことづくめの「手紙」ですが、実は注意しなくてはいけない点があります。

①公平公正に徹する

頻度、内容もそうですが、特定のものにだけ偏ったものになったり、「ひいき」と生徒父兄に受け取られるようになっては何のために始めたのか分からなくなってしまいます。

②秘密の厳守

内容にもよりますが、生徒家庭のプライバシーまで踏み込んだり、内容をさらけ出すような結果になっては決していけません。

③TPOをわきまえる

例えば、質問ノートには個人的な内容が書いてあることがあるでしょう。生徒本人がいないからといって、他の生徒に渡すように頼んだり、本人の机に入れておくような安易な行動は慎むべきです。シーン、時間等すべての環境を考慮に入れなければならないのです。

④やりすぎ注意!

なんでも度を超える深入りは厳禁です。ノートのような定期性のあるものは勿論、継続が大事ですが、内容がかなり深く突っ込んだりするようなものは、ケースバイケースで直に面談等のケアが必要になってくるでしょう。また、手紙にしても常に読み手を思いやる気持ちと「新鮮さ」を保ちたいものです。

トラブルの時こそ、ワンクッションおいて文章にしよう!

手紙がその効力をいかんなく発揮するのは実は普通の時ではなく、問題が起きた時なのを私は知りました。緊急時は別ですが、生徒、家庭とのわだかまり、誤解を解きたいとき、根強い指導も通じなかった生徒ともっと話したいとき、幾度となく私は「手紙」に救われました。直接話し合ったり、電話で話をしたほうが即、相手の反応を得られますので私たちはこれらに頼ってしまいがちですが、手紙には相手の都合に合わせて、「待つ」というゆとりがあります。面と向かってはなかなか言えないようなこともやんわりとした表現でしたためられるのではないでしょうか。

どうせ時間がかかるのですから、トラブル時の手紙を書く時は、こちらものんびりと構えて冷静かつ慎重、ていねいに手紙を書きたいものです。不思議なことに書きすすめるうちに、自分の考えもスッキリとまとめられて気分も落ち着いていくのです。手紙の効用は挙げていったらキリがありません。

生徒同士のトラブル時なども、お互いに落ち着かせてから手紙を書かせたことがあります。前に「いじめ」のはなしをした時にも述べましたが生徒本人から加害生徒あてに手紙を出して解決になった例もありました。このように生徒教師間に限らず、ありとあらゆる人に対して手紙は書けるものなのです。もちろん一方的に相手の非の事実を並べてあるだけの文章は「手紙」ではありませんね。あくまでも「手紙」なのですから、このことだけはいつも頭においておいてください。

何のために手紙を書いているのか?

相手(手紙の読み手)の立場に立って書いているか?

自分は何を伝えたいのか?


 

そして、結論!

学校でも手紙の効用、侮るべからず!

手紙のかたちをとらずとも、メモでも走り書きでも直筆には心がこもる!

もっともっと手紙を活用すべし!

手紙は「書き手」と「読み手」がいてはじめて意味をなす!

 

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