自分と向き合う

老いるということ~若い世代こそ「老い」と真剣に向かうべき~♪「のぞみ」樋口了一

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若いみなさんは自分が老いていくことなど、夢にも思わないでしょうが、この世に生を受けた赤ちゃんからお年寄りに至るまで、確実且つ着実に死に向かって一歩一歩近づいているのは紛れもない現実です。

若い人たちから見たら、年をたくさん重ねてきた人は、肉体的にも精神的にもただ「死」を待つだけの何も生産しない無用の人間に思えるかもしれません。しかし、若い人のイメージによくあるように,

お年寄りは本当に「孤独」で「無力」なのでしょうか?

決してそうではないことはもうお分かりでしょう。「老いてますます盛ん」という言葉があるように、歳を重ねても気力、体力ともにみなぎって、充実した毎日を送っているお年寄りはキラキラ輝いていますよね。

誰もが平等に老いていき、そして死へと向かうのです。それならば、若いうちに自分の「老い」、そして「死」と向き合うことは、今現在の自分を見つめなおすことになり、生きている「いま」を大切にすることにつながるのです。

現在を大切に生きない人に明るい未来はないでしょう。時間こそ、我が命なのです。~Time is Life.~そう考えるといまが愛おしくなりますね。

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「老い」を感じるとき~老いと親しむ~

私も若い時分は、自分が年老いていくなんて想像したこともなかったんです。しかしある日、夢ばかり追い求めていてまだ何にも実現していない悲しい事実に気付いたのです。イヤなことから目を背けていたのですね。そして、自分に残された時間を計算して恐ろしくなりました。このままなにもやり尽くせず、残せないで朽ち果てていくなんて~

私が自分の「死」と向き合ったのはこの時からでした。意識が自分の「死」へと向いたためでしょうか?それからというものの、ありとあらゆるシーンで自分の「衰え」を実感し始めたのでした。

①なにかとセンチメンタルな気分になりがち

②昔がとにかく懐かしく思えてくる

③先行き、将来が不安になってきた

④時間が過ぎるのがあっという間

⑤ありとあらゆるシーンで体力の衰えを感じるようになる

⑥トイレが近くなった

⑦モノ忘れがひどい(人、モノの名前が喉まで出かかっているのに出てこない)

⑧若い世代の人たちの話にあまり付いていけなくなった

⑨「演歌」が少し好きになってきた


これらのシーンごとに、自分の「衰え」「変化」を感じるのです。いわば、「失った」ものが多いようです。しかしですね、実は失ったものばかりではなく、どうやら「得る」ものも多いようなのです。

自分が老いていく過程を楽しめるというか、確実にこころに余裕はできてきました。他人と比べることもしないし、人にどう見られているかなど「他人の基準」で考えもしないので、自分がどう思うかの「自分基準」でモノを見られるようになりました。また、すぐにカッカッとすることもあまりなくなり、他人に対して寛容になった気もします。これが、歳を重ねると「丸くなる」ということなのでしょうか?

自分の「老い」、「死」についても穏やかな心持で考えられるのです。まさに「老いと親しむ」心境です。おとしよりの先輩などからは、未だ40代後半で「何を青臭いことを!」なんて言われそうですが本当のことなのです。

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自分の「老い」に備える~若いうちからの「終活」のススメ~

この、ある程度の年齢になってからしか得られないこのパワーみたいなものを、私は「老いる力(オイルパワー)」と呼んでいます。これからの世の中、この老いてなお増していくパワー(お年寄りの気力、体力、財力)を有意義に活かしていくことが求められていくことでしょう。

しかし、これからは一層、お年寄りも両極化が進むことでしょう。持つ者と持たざる者。元気な人、そうでない人。健康なお年寄り、病気がちなお年寄り。たくさんの人に囲まれて過ごすお年寄り、独居老人~

老いてなお、「ますます盛ん」であるためには、健康な体と頭が必要であることは言うまでもありません。若いうちからの絶えまぬ「アタマ」と「カラダ」の鍛錬が必要なのですね。よく言われることですが、「健康」「お金」「時間」このどれが欠けても人生は楽しめません。

お金と時間がしこたまあるお年寄りが不健康であれば、幸せではないですよね。

一方、健康であり時間もたくさんあるけど、老後まったく蓄えがなく、先行きがとても心配~こんなお年寄りがたくさんいるのです。ある程度の余裕のある老後を送るためには年金以外に4~5,000万円のお金が必要だなんて聞きますが、これだけの蓄えがあるお年寄りはわずかでしょう。

これくらいのお金が残せないのであれば、老後もなおどこかに雇われて働き続けるか、もしくは年金の範囲のみで細々と生きていくしかありません。

そこで、将来お年寄りになるであろうみなさんにおすすめなのが、「自分でお金をつくれるスキル」を身に着けることなのです若いうちに自分に投資するのです。

お金はその使い方によって

①消費

②投資

③浪費

に分けることができます。生きていくために使わざるを得ないお金(食費、生活費、ライフライン代・・・)が「消費」。そして未来の自分のために使うお金が「投資」。これはあとあと、使ったお金がお金を生むことがあります。最後に「浪費」です。どうでもいいようなお金の使い方のことです。

「浪費」に限っては、ひとさまざまでしょう。個人により価値観というものがまったく違うからです。クルマが大好きな人が「クルマ」につぎ込むお金は浪費には値しないかもしれませんが、クルマなんて走ればなんでいい~という人にしてみれば、必要最低限の整備費用、法定費用以外は浪費になるでしょう。

①と③を極力抑えて、若いうちに自分に投資するのです。自分に対する「投資」がなんであるのかは、自ら見つけるしかありません。それが、本なのか、学習なのか世界放浪の旅なのか私にはわかりません。人それぞれ目指すものが違うからです。

この若いうちからの「投資」はあとあとすごい「貯金」となって、使ったお金以上の「リターン」となってくれることでしょう。

取捨選択のススメ

スーパーマルチ人間でない限り、ひとりの人間ができることなんてたかが知れてると思うのです。私も若い時分はあれもこれもと手を染めてはみましたが、結局何も身につかず~なんてことだらけでした。そこでおすすめなのが、「一極集中」です。一つのことをやり抜くのです。一極集中法は以下のような流れでやるとスムーズです。

自分に残された「時間」を計算してみる(考えるのではありません。「数値」として「時間」をとらえるのです。)

何ができるか、何をしたいのか?を考え、自分の成すべきことを決める!

何を「捨てるか」(やらないこと)を決める!

計画を立てる

何かを残すための軌道修正


いちばん難しいのが実は「やらないこと、捨てること」を決めることなのです。残された時間が限られているのであれば、その道のプロになるためには、一つのことに一心不乱に集中してやり抜くしかありません。これができるかどうかが達人への分かれ目なのです。

老いてもなお、カラダとアタマがしっかりとしていて、社会に必要とされる人でいたいですよね。ずっと会社勤めだったサラリーマンが定年退職後、やることも、なすべきこともなにもなく、社会に貢献できるスキルもない~というのはちょっと私は寂しいと思うのです。

若いいまのうちからの「終活」はじめてみませんか?

最後の一句

あの本を 読めばこの本は 読めないのだ!

「のぞみ」樋口了一


 

 

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