人間関係

親子・家族だから抱えるストレス、悩み・・人間関係に疲れた時に~









いちばん頼りになるはずの家族「なのに」、実は一番のストレスを受けてしまうのも家族なのかもしれません。なぜなのでしょうか?

実は家族「だからこそ」なのです。

ここに、あなたが解放されてラクになれる「何かが」隠されているのです。

うまくいかない、いってない~と嘆くばかりの毎日とおさらばして、今日からできることからはじめていきませんか?

家族関係=良好or普通が常識・・
~なんて幻想にすぎない!

親子、兄弟などの家族関係は良好であるに越したことはありません。それでは、仲が悪かったり、うまくいっていない~ということは悪いことなのでしょうか?

「家族」は社会を構成するいちばん小さな集団、ユニット。血がつながっているがゆえに、一緒に暮らしていたりしていて接触の機会も多いはずです。血はお互い濃くても、それぞれに「こころ」という個性を持った一人の人間です。

当然、相性(あいしょう)ということも手伝って、日々の生活でのちょっとしたぶつかりや誤解ということもあるでしょう。あなたがラクになれる第一歩は、まずは、「家族は仲が良くて当たり前」という幻想を手放すことです。

しかし、このような日常のちょっとしたトラブルなどは、普通お互い流し流され、許す許され~というお互いさま精神で問題にはならないはずです。根底に流れるのは「家族だから」というおたがい、どこかでつながっている「安心感」「信頼感」「愛情」という「気持ち」です。

それでは、家族関係がうまくいっている人とそうでない人の違いはどこからくるものなのでしょうか?

まずは、自分を振り返ることから始めよう!

人は自分を中心に考えて、自分からまわりの世界、相手をみようとします。あえて、高いところから自分をみようとはしないものです。そこで、自分を客観視する「もう一人の自分」を登場させ、全体から自分を見わたさせ、また「相手の立場」に立たせて自分をみてみることにするのです。

そうなのです。すべてはこちらの出方次第なのです。「うまくいかない」~のではなく「うまくいかないようにしている」だけなのです。

いったい、何に気をかけこだわっているのでしょうか?そこには、ちっぽけなこだわりやプライドがあるのではないでしょうか?

家族とうまくいかない~という人の共通事項に家の外ではきちんとした人間関係を築けている~ということがあります。つまり、そこに絶えず流れているのは「家族に対する甘え」なのです。

親である、血がつながっている~という事実は変えたくとも変えることはできません。

たいてい頭では分かっているこの事実に真剣に向き合おうとはしません。まずは、この「現実」と向き合うことから始めるのです。これなくして、「流せる」とか「許せる」なんてあり得ないのですから。

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思い出トレーニングで親子関係の棚卸をする

「家族関係」をあらためて認識=感謝できるようになるまでのトレーニングについて話します。

まず、この「現実」を頭で理解するのではなく、「実感」できるようになるまで行うトレーニングです。たとえばそれが親子関係であるならば、

①小さいころからの記憶をすべてたどり、家族との想い出を思い出し、覚えていることのすべてを事細かく、どのようなことでもいいので書き出します(家族関係のこと限定)

②そこの中から今度は、家族にしてもらったこと、言われてうれしかったこと、楽しかったこと等、すべて「ここちよい」ものについて抜き出します

③抜き出した後、それをすべて頭の中でイメージさせ、あなたの立場でその世界をみてください

④今度は、家族の立場に立ってあなたをみてください。そして家族があなたに対して発した「会話・ことば」で覚えているものがありましたら「口」に出して言ってみてください。

どうでしょう?!
たくさんの「してもらった」「ありがとう」があったのではないでしょうか?

そして、今度は逆にあなたが家族に対して「~してあげた」「感謝された」記憶を同じように繰り返しイメージングしていくのです。

このトレーニングによってあらためてあなたはまぎれもなく「家族」と「本当の家族」なんだと思えることでしょう。また逆に、自分は家族との想い出、接触の時間はこれまでほとんどなかった・・・と再認識してしまう人もいるかもしれません。

ここでちょっと立ち止まって、あなたが生まれてきたとき、家族はどんな気持ちだったのかを考えてみましょう。

あなたに「名前」という最初のプレゼントしてくれたのは誰ですか?

その名前にはどんな想いが込められていますか?

きっときっとはじめはこうじゃなかったはずなんです。ちょっとした行き違いやボタンのかけ間違いで、いまは少しおかしくなっているだけなのです。家族愛はそんなに簡単に根底から崩れるヤワなものではない~と私は信じたいです。

しかし、他人以上にこじれるとやっかいでたいへんなものになっていくのも家族間のトラブルです。


あなたの判定やいかに?!
危険な人間関係への対処のしかた!

あなたが子供で、親との人間関係のストレスに悩んでいると仮定しての判定方法です。

判定A
「~してもらった」
「~してあげた」
が同じくらいで、そうなんだな~こんなによくしてもらったんだな~とたくさんの感謝の気持ちが湧きあがってくる状態
まったく問題なし
日常のコミュニケーションの中でちょっとだけ相手の立場に立ってあなたの言動を変えてみるだけでうまく歯車が回り出すことでしょう!

判定B
「~してもらった」のみ
これで人間関係がうまくいっていない~というのはあなたのエゴでしかないでしょう、まずは与える(モノだけじゃないですよ、気持ちきもち)ことを目指し、感謝の気持ちを示すことから始めなくてはいけません。

判定C
あなたが「~してあげた」のみ
ハッキリいいますが、これから先、このまま家族関係を続けていくことは危険を伴います。どこかでリセットをかけるか、思い切った見直しが必要です。
世の中には良くも悪くもさまざまな親子、家族関係があって、すでに破たんを来している関係というものもあります。
たとえば「毒親」などと表現されるような親です。クスリには決してなることのできない、こどもに害を与えるだけの親のことです。

判定D
「~してもらった」
「~してあげた」
おたがいにこれらがほとんどない状態
もうこの段階にいたっては、親子関係と呼べるかどうかさえ疑問です。
あり得ない関係ですが、この関係に近いケースをみてきたことがあります。血のつながりがあるゆえに悲劇です。
あらゆる方向からのケアが必要です。

いかがでしょうか?私見にはなりますが、家族関係が必ずしも良好でなくてもいいし、絶えず一緒に住む必要はないと思うのです。どこかで何かがつながっていさえすれば・・・

一定の距離、時間をおくことによって見えてくるものも時にはあります。心理的・物理的な距離を取ることによって、実際うまくいっている家族の関係はたくさんあることでしょう。

こどもにとっても親に対しても時の流れは平等であり、必ずみな死を迎えます。

こどもが親の「老い」を実感するのも悲しいものですが、それ以上に親が「こどもの老い」を目にすることは、もっともっと切ないことなのではないでしょうか。

良くも悪くも、お互い想い思われの関係は一生ついて回るのです。それならば、日々の生活でどちらが歩み寄るか、それができないのであれば、適当な物理的、心理的距離をおくしかないのです。

お互いに歩み寄り譲り合ってうまくいくようになる時もあるし、距離をいいタイミングで絶妙な間隔で置くことにより歯車がうまくかみ合うようになっていくことも実際あるのです。

私自身、父親との関係でこれまでかなり悩みぬいて今日まで来ました。今でも腹を割って話ができる関係ではありません。でも、どこかではつながっていると信じているし、これからももっともっと良好な関係でありたいと思っています。

ここまで来るのに相当の時間とかなりの労力・心労を伴いました。その経過は「父親とうまくいかない息子・娘でいいのか?父親が嫌いで尊敬できなくともよいのか?~親子関係は許し許され~」で詳しく話していますのでここでの深入りは控えますが、このように時の流れが問題をすべて解決~とまではいかなくとも、傷みをやわらげてくれたり人を優しい気持ちにしてくれることも実際あるのです。

正直、この私にこんな心持ちになれる日が訪れるとは予想もしていませんでした。「許す」とか「許される」とかいったニュアンスではなく、「しょうがなかったんだね」「親は親でたいへんだったのだろう」「自分もきっといけなかったんだ」・・・などのように「流す」「許す」ことができるようになったのかもしれません。

これは「あきらめ」といった諦観とは違った、一種独特のなんとも形容しがたいこころ持ちなのです。

何かの「縁」で結ばれたこの奇跡ともいうべき偶然、どのうように受け止め、そしてこれからどう見つめ合っていくかは私たち自身にかかっているのではないでしょうか?

いままでの関係がこじれたものでればあるほど、親であっても、相手の考え、こころを突き動かすのはほんとうに大変なことです。相手に変化が訪れるのを期待するよりも、まずは自分の言動を変えていこうではありませんか?

自己の言動を変えていくためには、自分の素直な気持ちひとつでじゅうぶんではありませんか?

毒親のような特殊なケースを除いて、子どもがかわいくない親などいないです。今日、いまこの時からちいさなことから始めていきませんか?

 そして、結論まとめ!

歩み寄り、どちらから?!

どちらでも、それならまずは自分から!

親の心、子知らず

子の心、親も知らず

親の心、子知るべし!

子の心、親も知るべし!

されど、孝行したいときに親はなし・・・

後悔は後にも先にも立たず・・・










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