教育・教師 生徒へのメッセージ

部活と勉強の両立はあの人に学べ!部活動、辞めてはダメな人とやめなければならない人

投稿日:2017年5月2日 更新日:




「部活やってると体力的にツラく、いつも眠たい!来年受験だし、勉強時間が欲しいので部活やめやい!」~という中学2年生の切なる悩み!

部活はこの時期でなければ経験できないほんとうに貴重なもの。要は「集中力」を駆使して「頭」そして「時間」の使いよう!部活と学習のどちらも充実させている先輩から、何か学ぶことがきっとあるはず!

部活を辞めたらほんとうに勉強するのか?

教師現役時代、部活をやっている生徒と帰宅部の生徒に「帰宅時間」についてアンケートをとったことがあります。結果は何と、帰宅部の生徒は部活をやっている生徒とほぼ同じ時間に帰宅しているのです。塾など行ったりバイトをしている生徒ももちろんいますが、そのほとんどが街などで時間をむなしく潰しグッタリして帰宅しているのでした。

学校と自宅の間を、直行型の生徒であっても帰宅してから、すぐに学習にとりかかる生徒はほとんどみられません。つまり、自由になる時間がたくさんあるからといって、その時間勉強するなどという殊勝なことは、よっぽど意志が強いか、勉強好きでないとなかなかできないことなのですね。

部活をやめたとして果たして、その自由になった時間をがむしゃらに勉強するでしょうか?その自信があるのならやめてもいいと思います。しかし、勉強する時間と引き換えに、中学高校でしか絶対に経験できない得難い部活の想い出、体験を失うことになるのは事実です。


いまの「やめたい!」というその思いが一時のツラさから「逃げたい!」というものではないかどうか、そして成績が下がったり勉強時間が取れないもどかしさから、それを部活のせいにしていないかどうかなど、自分の気持ちをもう一度整理してみるのもいいかもしれません。

確かに部活生でも両立ができず、勉強はからきしダメ!という生徒もいます。しかし、立派に「両立」させてきた先輩たちもたくさんいるのです。

こういった先輩たちから学べることはたくさんあるのではないでしょうか?

無いに等しい時間の中で、最大限のパフォーマンスを発揮すべくがむしゃら努力しつつ、効率的戦略的にことをすすめていく・・・

大人になったビジネスマンにまさしく必要とされている能力ではありませんか?身体を鍛えるだけでなく、人間関係でもまれ耐性もついてくる・・・いいことだらけの部活動ではありますが、いったいぜんたい両立の秘訣とはいったいなんなのでしょうか?

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本田望結(みゆ)さんの一日~小学生にして時間を使い切る覚悟と自分を突き動かすチカラ~

今回、日本で一番忙しいかもしれない小学生、本田望結さんに登場してもらいましょう。ほとんど私はTVを見ないのですが、たまたま家族が見ていたのを目にして惹きつけられてしまいました。小学生にして、女優、タレント、フィギュアスケーターとして何と4つの顔を持ち、そのすべてを「両立」させているのですから人間技とは思えないですね。住まいは京都で、東京との移動は新幹線!

「両立~本田望結」の画像検索結果
早朝からトレーニングメニューのルーティンワーク。その後、再びスケートの練習、そして登校。京都に帰る新幹線の中で学校の宿題完了・・・・京都に帰ってからもモーレツビジネスマン真っ青のビッシリメニューの嵐!ここでもアスリートならではのトレーニングメニューがギッシリです。・・・寝るのは小学生なのに10:30~11:30。

スタジオゲストの向井理さんは「ドラマ共演時もスケート靴を持ってきて練習してた」と明かしていました。彼女が凄いのはどれもみな中途半端にすることなく、キチンとやり遂げていることです。

女優業においてはもう小学生にしてプロ意識をもっています。「台本は一冊すべて丸暗記し、自分の役に対するイメージを固めていく~」とも話していました。

まずは、時間に対する自己の考え方と部活に対する思いを見直す!

私が思った彼女のスゴさは、その集中力、そして時間の使い方のうまさです。新幹線移動の車中で宿題仕上げ、時には睡眠不足をここで補い、ドラマ撮影移動中に台本チェック・・・前に私が「時間管理術」についてはなしたのが恥ずかしくなるくらいです。

いくらみんなが学校、部活、勉強で時間がないない~と言っても、無駄にしたり見逃している時間が案外とあるものなのです。

ちょっとメールチェックだけのつもりがネットサーフィンの波にあおられ溺れた経験がありませんか?何かの待ち時間にただボーッとして無駄に時間を過ごしたことがありませんか?どちらも自分の心がけ次第で、何かをやる時間を作り出せたはずですね。

そうなのです。すべての人間に与えられている時間というものは一日24時間と公平であり、限られているのです。ましてや部活生は帰宅生と比べて時間が大幅に削り取られて残された時間はごくわずか・・・

だったらその残された時間をフルに目一杯使い切るしかないですよね。まずは自分の時間に対する考えを改めること、ここから始めましょう。

あなたに限られた時間を有効に使うためのちょっとしたヒントをいくつか紹介しましょう!いちばんは自分にベストフィットのアイディアを自分の頭の中からひねり出すことです。

①時間は有限(人生そのものが時間だったとしたら、時間は命そのもの、命は無駄・粗末には出来ませんね)

②空き時間・スキマ時間をフルに活かす!

③ダラダラはゼッタイダメ、集中力がキモ(他のことは一切考えないようにする。これはトレーニングでできるようになるのです)

④同時進行方式でできるもの・コトを見つけ、即実行!(電車通学・風呂タイム時の読書、布団に入ってからのイメージトレーニング、今日のおさらい思い出しなどなど)

⑤これからの自分に大切な時間はキチッと確保(睡眠時間、ある程度のなごみタイム!)



本田さんの話に最後に戻りますが、彼女の一番の強みは実はメンタルにあると思うのです。実はこれが一番肝心!これさえあればあとはすべてついてくる~といってもいいくらい!彼女を突き動かしている「何か」が彼女の中にあることは間違いないですね!

要は「勉強も頑張りたい、したい!」「部活も辞めたくない、もっともっと練習したい!」といった強い衝動(しょうどう)、つまりあなた自身を突き動かすものさえあれば、後から方法などというものはいくらでも付いてくるものなのです。

この気持ちが自分の中にはほんとうにあるのか~そもそもここから自分をもう一度見直してみるべきなのではないでしょうか?

※自分はいったいほんとうは何がしたいのか?

※卒業後のことも視野にキチッと入れて考えているか?

※部活動と学校の学習、自分の中ではどちらにウェートをおきたいと思っているのか?

※そもそも自分が部活動をやっていること自体どうなのか?

※自分はほんとうにこの競技、部活が好きなのか?

これらをすべて考えに入れた上で、最終的に「やめる or 続ける」の判断をあなたが下すのです。

ただし、大事なことがひとつだけあります。最終的な結論はあなた自身が下さなくてはなりません。他の誰でもない「あなた自身」が決めるのです。

これが「家族の反対で辞めた」とか「先生のアドバイスに従って辞めた」などとなった日にはもうダメです。「あの時、反対されたから」~などといつまでたっても恨み節で、何事も他人のせいにする人生の始まりです。

自分の人生です。あくまでも決めるのは自分であり、責任を持つのもあなた自身でなければならないのです。

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先輩たちは、両立のためどう自分と闘ったか?

これまた、私が自分のクラスの子どもたちから取ったアンケートの集計結果です。当時の一クラス36人中、部活在籍生徒は約半数。その中には野球部、吹奏楽部など平日から休日まで一週間練習でビッチリの部活も含まれています。

①授業がすべて

「とにかく、授業に集中し、授業の内容はすべてこの場で覚えてしまうくらい集中した」

②スキマ時間の活用

「すきまにできる、やるべきことを明確にしておき、また用意もしておいて空き時間にすぐに取りかかれるようにしておいた」

③誘惑を断つ

「TV、ゲーム、携帯等とはほとんど無縁の生活を一時期送った」

「TV、ゲームなどとの付き合いは時間を決めていた」

④時間管理の工夫

「家に帰って、やるべき勉強を終えてから夕食にした」

「帰宅してもうグッタリなので即寝て、早朝起きて学習にあてた」

「学習進行表、チェック表をつくり、絶えず管理した」

⑤睡眠時間は削らない

「寝ないと最大の自分のチカラが発揮できない」

「睡眠タップリだと頭がスッキリしているので、集中できる」

「10~15分程度の仮眠を取る習慣にした」


⑥チームメイト、部員の存在が励みになった

私自身、学生時代に部活をやっていたのでこの気持ちは実に良く分かります。同じ練習メニューをこなし、同じような毎日を送っているはずなのに、なぜかデキるアイツ・・・気になってしょうがなかったですね。競技のタイム以上に、彼の中間期末の点数が気になっていました。

両立に悩んでいたころ、思い切って彼に勉強法や疲れの取り方などを聞いてみたことがあります。彼とは同学年で同じ部に所属していながら、ちょっと距離があったのですが、私からアプローチした日から二人の距離はグッと縮まっていったのでした。

ハードな部活で当然、塾に行く時間的余裕などありませんでしたので、なんでも彼は通信教育をやっているということでした。授業中は教師の声を一字一句漏らさず頭に叩き込み、家にヘロヘロになって帰った後もその通信教育で勉強していたのでした。

正直、「負けた・・・」「勝てない・・・」と思った記憶があります。

あれだけ激しいトレーニングをこなしながら、学校では睡魔に勝ち続け、家ではさらに更にさらに自分を追い込んでいる・・・当時は彼がスーパーマンに見えたのでした。

いまあらためて思い返すと、彼にはゆるぎない強烈かつ強固な「意志」があったと思えるのです。私との決定的な違いでした。

「どうしても部活はゼッタイに続けたい!!」

「何が何でもこの高校に入学してヤル!!」

つまり私には彼のような「強い思い」がなかったということなのです。

その結果、彼は私の行きたかった第一志望校に合格、私は第一志望をあきらめ第三希望校になんとか合格・・・そしてタイムのほうも私は入学時のベストタイムを引退まで更新することができず、彼は引退間際にベストタイムをたたき出したのでした。

⑦部活やめる・・・という選択肢はないと決め込んだ

「勉強も、部活もトレーニングという面では一緒、勉強は脳トレと思いこんだ」

いずれも、すぐ今日からでも行動に移せるものばかりではないでしょうか。即行動に移せるものがビジネスでは勝者!学習もおなじこと!

両立のためには、これまでと同じことをやっていては何も変わらないのではないでしょうか?これまでの自分の考え方を見直し、あらため、そして時間が限られているのなら、効率的にそして集中して取り組む工夫というものが必要になってくるのです。

要注意!!部活、勉強どちらが優先か?!

「虻蜂取らず(あぶはちとらず)」ということわざがありますよね。アブとハチ(昆虫でいますね)、あれもこれも取ろうとして結局、どちらも取り逃がしてしまうことの例えです。

両方とも取ってしまえるスーパーな人は置いておいて、普通はどちらか一匹だって取るのだってほんとうにたいへんです。

学業と部活動だって同じことだと思いませんか?・・・本気で追い求めたらどちらもほんとうに時間などいくらあっても足りないくらいでしょう。あなたの部活動の方針が何をどこまで追い求めているかにもよりますが、常に張り詰めた状態でかなりハイレベルなものを追い求めている場合は注意が必要です。

それこそどちらがメインなのか分からくなってしまいます。

また、いま現在中学生なのか、それとも高校生であるかによってちょっと変わってくるのです。と言いますのも、中学生はほぼ百パーセント高校に進学します。現実問題として、進学する高校はこれからの長い人生においてとても重要な意味を持っています。

そんな重要なターニングポイントに、いま立っているというのに部活優先で学業を疎(おろそ)かにする行為は暴挙以外の何物でもありません。あなたの一生は学校卒業後も延々と続くのです。もっと長いスパンでものごとを考えていくべきです。

あなたに甲子園常連校からもう既にオファーが来ていて、将来プロを目指しているというなら話はまったく別です。学業よりも部活を優先させて許される状況でしょう。

そうなのです。本来はプロなどを目指しているほんとうにごくわずかな人を除いては学業が優先されるべきなのです。その証拠に学校の勉強は「強制」ですが、部活は強制ではありませんよね。

そこで、部活動続ける、やめる?!で迷い悩んでいるあなたのために、「辞めなくてはいけない人」の「ある程度の基準」を以下に示しました。なぜ、このようなあいまいな言い方になるかというと、それはあくまでも決めるのはあなた自身だからなのです。

部活動「辞めなくてはいけない人、やめてはダメな人」「やめるべきタイミング」

①部活動の人間関係(顧問、先輩後輩、部員、父兄など)に疲れ果てて、学校の勉強どころではなくなってしまった

シゴキ、イジメ、いやがらせ、完全無視・・・「たった1~2年後に生まれてきただけで、なぜこんな理不尽なあついかいを受けなくちゃいけないんだ!」こんな思いをしたことはありませんか?

それが部の伝統であっても、人の心身にダメージを与え、人間性まで否定するようなものであればこれはまかり通りません。

適度なストレスはどこにでもあり、そのようなものであれば人間の耐性を強くもします。しかし、過度のストレスは人を殺します。人格を破壊します。しかし、このような状態が長く続くとほんとうに学業はおろか、健康にも影響が出てくるでしょう。

このような状況になってしまったら、なるべく早いうちに何らかの手を打たなくてはなりません。それでも状況が改善しないのであれば、まちがいなく潔くやめるべきです。部活動は学校の教育活動のほんの一部に過ぎないのですから。そして何より自分の命に勝る大事なものはありません。

②部活動のメニューがキツすぎて、学校の勉強の時間がまったく取れていない生徒

これもまた、中学校なのか高校なのか、そしてあなたの未来予想図によりまったく異なってきますので、私のクラスの生徒の例を出して分かりやすく説明してみます。

A:吹奏楽所属(県大会入賞常連校)部員70名以上 高2女子 将来の希望 音楽大学→音楽教師

入学当初より中学時代の演奏歴から重要なパートを任せられ、息つく暇もないほど部活にすべてを捧げてきた彼女でしたが、学校の勉強の時間はまったく取れず、授業中も居眠りばかりで複数の教科担任より私に何度も報告があった生徒でした。

音大に入るためには推薦であったとしても、平時学業のそれなりの平均評価点が必要になってきますが、それさえおぼつかない状況だったのです。中学時代、学業優秀で部活の特別推薦で入ってきた子どもでしたので「何かある!?」と私は考え、個別に呼んで詳しく話を聞きました。

やっぱりでした。学校、部活以外にもう2足、つまり合計4足もの草鞋(わらじ)を履(は)いていたことが分かったのでした。週3回のアルバイト、そして付き合って2年目になる彼氏の存在が浮かび上がってきたのでした。

高校であってもアルバイトは「届け出制」だったり「許可制」だったりするのですが、彼女の場合無許可アルバイトでした。なんでも進学後の学費にあてるためということでした。バイトは平日部活動を終えてからの2時間、彼氏とのデートは土日のこれまた部活を終えてからです。

これでは勉強する暇などあるわけないですよね。ビジネスマン真っ青のハードスケジュールなのですから倒れないほうがおかしいというものです。高校生といった年ごろの気持ちも分かります。しかし、部活、勉強、お金も、そして恋まで実らせたい・・・これはあまりにも欲張りでわがままです。

「この本を読めばあの本は読めないのだ!」~つまり何かを得るということは、何かを失うことなのです。だからこそ、自分が選んで残したものに集中、注力できるわけなのです。

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彼女の場合、自己の進路が完全に部活に直結していますので部活動をやめるわけにはいきません。そこで私は心を鬼にしてバイトを辞めること、そして彼氏との付き合いを入試まで少し待ってもらえるよう彼と話し合うことのアドバイスを贈りました。

今現在、彼女は例の彼氏とは別れてしまいましたが音大で知り合った人と結婚し、高校で音楽講師として教鞭をとっています。

B:吹奏楽所属(県大会入賞歴なし)部員30名程度 高1女子 将来の希望 就職

こちらの学校はAの例の学校とちょっとことなり、生徒の半数以上が就職する学校でした。入学時の学力が比較的低く就職率もそれなりであり、在学中の頑張りが何より大切だったのでした。部活動所属率も低く、ほとんどの生徒は放課後はアルバイトに明け暮れるものが多い中、毎日一生懸命遅くまで練習に励む彼女の姿は健気でもありました。

ただでさえ、学校の勉強についていくのが大変であるのに、朝から晩まで、そして土日も部活三昧の生活・・・家に帰ってからはただひたすら寝る~という生活が続いたある日、彼女の母親から相談の電話がありました。

のちに母親、彼女を交えて話し合った結果、彼女が最終決断を下すまでに時間はとにかくかかりましたが、結局彼女は吹奏楽部を退部しました。彼女は吹奏楽部の練習が大好きでゼッタイにやめたくはなかったのですが、

★このままでは学業がまったく手に付かず、進級も危ぶまれる状況にあること(ひいては卒業も)

★何とか卒業したいのであれば、このままでは両立は無理~である現実

これらのことを彼女に突き付け、部活か学校か?どちらかを選択するよう迫ったのです。

つまり、ここで部活を選択するのであれば自爆を意味することも彼女に告げました。彼女はそれほど自分を客観視できていなかったのでした。

学校も卒業したいけど、部活はもっともっと続けたい・・・この狭間で悩みぬいた彼女でしたが2学期の期末試験で惨敗を喫したことからふっきれたようです。卒業は地元会社に就職し、いまは地域の音楽サークルで趣味として楽器をたしなんでいます。

このように自分のキャパシティ(容量・能力)を完全に超えてしまっている部活はキケンです。他の人には難なくこなせる練習時間・メニューであっても、当人にとっては荷が重すぎるということは別に学校の部活でなくともよくあることです。

彼女の場合、体力的、能力的に少し無理があったのです。あのまま続けていたのなら、彼女はどうなっていたのでしょうか?

C:硬式野球部所属(県大会、夏春秋ともに1~2回戦どまり)部員30名前後 高2男子 当時の希望 就職

顧問、生徒ともども本当に一生懸命。野球部のご多分に漏れず、定期考査期間中もモーレツに練習する有様は鬼気迫るものがありました。しかし、遊びたい盛り、彼女もできて「普通の高校生活を送りたい!」と監督と部長先生に申し出たらしく、監督から担任の私に相談がありました。

彼の場合、話を詳しく聞いていくうち、しんどい練習から逃げて普通にいまの生活を楽しみたいだけだったのです。部活も学業もソツなくこなす彼でしたが、いままでどこか息が詰まってしまっていたのですね。

もともと地元の製造業への就職希望だったのですが、就職するにしても3年間続けた野球部の経験が買われる~ということを延々と話していっても彼の決意が変わることはなく、私もあきらめていたところなんと例の彼女から「野球している姿が好き!」とか何とかいわれたらしく、ちゃっかりいつの間にか普通に部活動を続けていたのでした。

今、彼はその彼女と結婚して機械工としてバリバリ働いています。

駆け足で3人の生徒の例を見てきましたが、この場合辞めては絶対ダメなパターンがAとCです。つまり、自己の希望の進路・職業に直結する部活動の場合、そしてただ単に甘えが原因の場合です。ここで部活を辞めた日には一生後悔することが目に見えています。

また、絶対に辞めなくてはいけないパターンがBの例です。部活動が本人の気力・体力を鍛え、増進させるものであれば多少の無理はしても苦労のしがいもあるというものでしょう。しかし、Bの彼女の場合、自分が完全に部活に飲み込まれ食われてしまっているのです。

いずれにしても後悔だけはしてほしくないです。あなたのその決断が一時の感情に流されたものであっては絶対にダメなのです。

難しいことかもしれませんが、これから先、そして今、あなたを取り囲んでいる世界をちょっと高いところ、全体から見つめなおしてみてください。そして、いろいろな人の意見に耳を傾けてみましょう。あなたのことを本気で心配してくれる人のアドバイスなら、何かがもらえるかもしれません。

部活と学業というどちらも大変なことを成し遂げたあなたは、これから生きていくうえで、一番大切な「自己管理能力」というスキルを身につけたことになるのです。自分を律することのできる人を大人と呼びます。これは、一生モノのスキルです。

中高時代、一つのことに打ち込むことの尊さ

これは私自身の考えになるので聞き流してもらっても構いません。別に学校にある部活動でなくっても構わないと思うのです。

何か自分が一途になれるものが一つあれば・・・それが勉強・学習であろうとスポーツであろうと。大事なのは完全燃焼、やり切った感、自分にはコレだ!って思えるものを見つけること!

それが学校外のボランティア活動、地域のスポーツ・文化活動であっても「好き!」ならば、自分の自然な感情を大事にしたらいいのです。ほんとうに好きなものであれば苦労も苦労などとは思わないはずです。

あれもこれも器用になんでもうまくやってしまうハイパーな人はそれはそれでスマートでかっこいいかもしれませんが、私は一つのことを泥臭く、決して諦めることなく粘り強く追い求める苦労人がやっぱり好きですね。これからの時代、オールマイティーな能力よりも一つのことに尖がった高度なスペシャリストが求められていることは言うまでもありません。

自分の好きなもの、一生懸命になれるもので自分を活かすことができたら最高じゃないですか?!それが自分の人生を生きる、生きがいということだと私は思います。

自分の世界を持っている人ってやっぱりステキじゃないですか?!



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そして結論!

すべては集中力と精神力!

何かを取り、そして何かを捨てる!

やるか、やらないかそれだけ!

思い立ったが吉日!

「即」「スグ」できるかどうか?

ただそれだけ!

「君は何かができる」 詞 山上路夫 曲 木森俊之 歌 Lead









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