愛子さんにとって省吾さんとの出会いは、愛子さんいわく「電気が走ったように」、ほんとうに一目ぼれだったのかもしれませんが、省吾さんに「何か」運命的なものを感じ、自分と同じ「何か」を感じ取ったから愛子さんらしく、一瞬で好きになちゃって、即告白してしまったんですね、きっと。
「私、いまにたいへんなことになる・・・」って予告宣言してた愛子さん、さすがですね。
二度目に出会う運命のふたり・・・
愛&省の相性はバッチリ!
とうとう愛子さんと省吾さんがふたりっきりで話し合えるシーンの登場! 愛子さん、よかったですね。愛子さんの天然永遠オトメ&オチャメにジカに触れ、あらためて「おもしろい人だな・・・」の省吾さん。
そんな、いっつも愛くるしい愛子さん、亡くなった恋人がいたことはこれまでのお話で分かっていましたが、本人の口から語られた過去はあまりにも切ない恋であり、そして今でも終わらず、ずっと続いている恋だったのでした。
永遠に帰らない人に寄せる愛子さんの一途な想いもさることながら、愛子さんの婚約者が本当に愛子さんのことを大事に大事に想って愛していたんだな、というアツい想いが伝わってきて切なくなりました。お互い、こんなにも愛し合っていたのに、時そして運命って残酷ですね。
そして、こんな想いを隠し、涙もみせず、いっつも明るく愛らしくふるまってくれた愛子さんって、あらためてステキな女性ですね。
自分は、おそらく帰ってはこない
僕は、君のことを未亡人にするつもりはない
そんな苦労、させるわけにはいかない
絶対にダメ
帰ってこなかったら、ちゃんと僕のことを忘れて、誰かと幸せになってほしい
それが一番うれしい
君が、幸せに生きてるんだと思ったら、僕はしあわせだから
私そんなこと考えられなかったし、イヤだし・・・でも・・・
あぁ、私のこと本当に愛してくれてるんだなと思って・・・
だから・・・だから・・・
「分かりました」って、言いました
あの人、「よかった」って笑顔で言って
「必ず君は幸せになるよ」ってそう言って
でも・・・でも、ほんの・・・ほんの一瞬だけ・・・
悲しそうな、寂しそうな顔・・・
私・・・その顔が忘れられなくて・・・
私・・・ず~っとずっと、その顔・・・
ずっと忘れられなくて・・・
そして、戦争が終わっても・・・
帰って来ませんでした
~「分かりました」って応えた愛子さんもつらかったでしょうが、「よかった」「君はしあわせになるよ」って言わざるを得なかったお相手の気持ちを考えると、切なすぎます。「ほんの・・・ほんの一瞬だけ・・・悲しそうな、寂しそうな顔・・・」がすべてを物語っています。
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やっぱり、下のなまえで呼ばれたい!
ここまで愛子さんが想いをぶつけてくれたのだから、省吾さんもこの想いに応えなくてはなりません。やっぱり大人の男、何かを積み上げてきた人間からは何か、滲み出るものがあります。
愛子さん・・・
すてきだと思いました
先ほどのおはなし、あなたの、ずっと続く、続いてる恋
私も同じです
私もずっと・・・妻に恋してる
今もずっと好きです Sponsored Link
おんなじですよね、愛子さんと・・・
はい
でも、私・・・できることなら恋してみたいです
してみたいです、愛子さんと
お互い、忘れなくても、いなくなってしまった人への気持ち、変わらなくても・・・
恋はできますよね、そうですよね
はい
2番で、いいです
私は、愛子さんにとって、世界で2番目に好きな、男で、かまわない
そうなりたいです
はい・・・私も、そうなりたいです
「抱きしめたいのはあなただけ」和久井映見
~省吾さんが「2番でいい」という真意・・・それは、今でも泣き婚約者を忘れることのできない愛子さんと、お相手へのやさしい心遣いからでしょう。そして何よりも,ついに帰ることのなかった人へのリスペクトが伝わってきて、あらためて省吾という人の慎み深さ、奥深さを感じることができたのでした。
ここで、すかさず愛子さんが、「2番目でいい!」じゃなくって「わたしは2番目がいい!」な~んて言ってくれたらオトメ度MAXで萌えたのですが、それは欲張りですね。
お互い、できなかったこと、してみませんか? あきらめてたこと、取り戻ませんか?
はい、したいです
うん、よろしくお願いします
よろしくお願いします
デートしましょう
はい、デートしましょう!
ただ最初のデートは・・・うん・・・もしかしたら地味な場所になるかもしれませんが・・・
はい、お墓に・・・
あなたの、好きな人にご挨拶させて下さい
私も、奥様にご挨拶させて下さい
~省吾さんが、「もしかしたら地味な場所になるかもしれませんが・・・」って言って、間一髪入れず愛子さんが「はい、お墓に・・・」ってもうすでに息ピッタリじゃないですか?もうすでに気心が知れた夫婦のようですね。
みね&ヒデの初々しい恋もかわいいですが、こういった大人の会話ができるしっとりとした淡くって切ないラブストーリもステキです。省吾さん&愛子さん、お互いに決して昔のひとを忘れることなんかできないでしょうが、これから忘れるくらい、ステキな恋が進行していくのでしょう。
それにしてもチューボーで聞き耳を立てて盗聴?してるオトメ衆、悪趣味とはいいませんが、せっかくのロマンでいい雰囲気のおふたりがちょっとかわいそうですね。特に男としては「お母ちゃん」(ってこう呼んでましたね、はじめて。いつもは鈴子さんなのに、かわいいです。)と娘には聞かれたぐないです・・・
でも、由香だけには聞かせてあげられて本当によかったです。あらためて父親がどんなふうに自分の母親を思っていて、どんなに愛していたかを知ることができたんですから。こんな話きかされたら由香、もう涙腺崩壊で、まわりのオトメ衆ももらい泣きでウルウル・・・
しあわせの早とちり、先取り・・・
天然永遠オトメ
せっかく由香、オトメ衆を連れ込んで盗聴?していたのに、「もうムリ!!泣きすぎてアタマ痛いっ!!」ってどうですか?でも、みんな公認のカップル誕生!ってことで、盗聴も不問にされたようでめでたしめでたしです。
みんなの祝福でさらにしあわせいっぱいのお二人さん、おめでとうございます。でも、ここで終わらないところが愛子さんの天然でスゴいところ。
うれしい・・・うれしいです、私
親を早くに亡くしてるから・・・
鈴子さんがお母さんになってくれてうれしい・・・
子ども持てなかったから、こんなかわいい娘ができてうれしい
よろしくお願いします!
~愛子さん、あまりにも感極まって、省吾さんともう結婚したつもりになっちゃったんですね。それにしても、最初すずふり亭で会って話したっきり、今度で話すのは二度目でもう結婚した積りって愛子さん、やっぱりスゴすぎる。
それだけ、省吾さんとの出会いは衝撃的だったんですね。鈴子さん、省吾さんも「もういいんじゃない、この際・・・」って、あったかいですね。近い日に結ばれるんですから、しあわせなふたりなんですから、もういいんじゃないでしょうか。
やっぱり愛子さんが予言?したように、すごいことになりました。これも運命なのでしょう。みね子が向島電機にお世話にならなければ・・・向島電機が倒産しなければ・・・愛子さんがみね子の再就職先すずふり亭にあいさつに来なければ・・・いつもほんの偶然の積み重ねなんですね。
最終回に向けて、みんなしあわせロードまっしぐら!の日々が来週は続きます!みんなで応援しましょう!
NHK連続テレビ小説『ひよっこ』149~150話25週「大好き!」9月23日放送分
和久井映見「赤と緑のリボン」作詞 康珍化 作曲 柴野繁 1994/11/26発売