奥茨城村にいる時のみねっ子がいちばん好きです。ほんとうに自然な感じで、あったか~い家族みんなに囲まれての、このゆったりほんわかぽかぽか感がたまらなく好きです。やっぱりみね子の生まれ育ったふるさとですものね。ひさしぶりの彼女の帰省は、家族のぬくもりに触れながらも、もう自分がいなぐとも大丈夫!だという安堵感とともに、何やら寂しさを感じさせるものだったようです。NHK「家族みんなで歌自慢」出場おめでとう!
みね子がいたからこそ、みね子がみね子だったからこそ・・・
茂じいちゃんはじめ、家族のみんなからこれまで東京で働いて家族を支えてくれたことのお礼を言われた時の気持ちは、こうだったんですね。
何か、不思議な気持ちでした
あんなふうにみんなにご苦労さま、ありがとうって言われてうれしかったけど
でも何だか、急にもういいって言われても、何か、放り出されたみたいな気持ちになってしまって・・・
それに、バカみてえだけど、この花に、私が負けたような気持ちにもなって・・・
決してみね子がポットマムに負けたわけではなく、みね子がいたからこそ、みね子という谷田部家の娘だったからこそ、一家のこれまでの困難を乗り越えてこられたんだと思うのです。いろんな事がありましたね、谷田部家財政難、実さん東京出稼ぎ、そして失踪、再会・・・苗から花が咲くように、谷田部家もまたこれから再び、花を咲かせようとしています。
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そうです、谷田部家の再生です。みね子が東京で必死に毎日を生きていた時も、奥茨城村ではみね子を想いながら、一家みんなでがんばって今日まで生きてきたのです。遠く離れていてもどこかで繋がっていたはずです。みねない絆で。いろんなことがあった分、みんな強くたくましくなり、みねない絆もきっと強いものとなったことでしょう。
もう大丈夫です。今日、実さんがこれまでのお礼とともに、彼女を解放してあげたのも、みね子への優しさだけからではなく、みね子のように自分たちもがんばっていぐしかねえ~という強い気持ちからでしょう。奥茨城村が大好きで一生ここで暮らすつもりだったみね子。それが今はみね子は東京で根っこをしっかりと生やして、「みねっこ」となっています。東京にもまた、自分の居場所があり、自分を待つ人たちがいるのです。東京での根っこを断ち切ってきた実さんとの対照が見事ですが、みね子は東京で生きて行くことでしょう。いままで以上に谷田部家は「谷田部家らしく」なったのですから。もうなんの心配もいりません。でも、しょっとさびしいですね。でもこころのふるさとがふたちもあるってステキでぜいたくなことだと思いませんか?
平和の象徴のポットマム栽培うまくいって「フラワー革命」となる日も近いことでしょう。
ちよ子の手紙にこれまたビックリ!!
みね子が東京に出てきてからの4年間・・・とぐにちよ子のおねえさんっぷり、成長振りがいちじるしく、そしてかわいくていがったですね。
(ちよ子) じゃ、みんないい? 練習しながら行ぐよ。せ~の!
(歌自慢本番前に円陣を組むファミリー)行ぐよ、みんな!頑張っぺ!
みんな、緊張しねえで、自信持っていぐよ。
進、お姉ちゃんがポンとただいだら、おっきな声で言うんだよ!わがったね。
(進) わがった
そしたら宗男さんだよ。
(宗男) はい!
(ちよ子) じいちゃん、大丈夫け?
仕切りっぷりの見事さにビックリする暇もなく、これまでちよ子もまたみね子のように家族を想い、陰で日向で支えてきたんだなとあらためて思わされるのでした。そして続いて実さんの、「楽しくやっぺ。谷田部家らしく」このセリフにジーンときちゃいました。そして、「最高の、世界一の家族です。自慢の家族です!」これでもう完全ノックアウトされました。多くは語らずとも実さんらしい、谷田部家を見事に表しているセリフでした。もう大丈夫ですね実さんも谷田部家も。いろんな事があったぶん、これから・・・ですね。
でも、やっぱりまだ幼いところを残しているちよ子です。小さな胸を痛めています。
お姉ちゃんへ
お姉ちゃん、どうしよう・・とても困ったことが起きました
「家族みんなで歌自慢」という番組を知っていますか?
それに誰にも内緒で応募しました
そしたらなんと当選しました
当選したら家族みんなで東京に行けると思って
でも、当選したのはいいんだけど、肝心の東京に行くためのお金はどうしたらいいんだろう?
とてもお父ちゃん、お母ちゃんには言い出せません
なにかいい考えがあれば教えてください
どうか助けてください
ちよ子
何かいい考えがあれば教えて~っていうとこがちよ子らしいですね。お金出して~って言うのじゃなくって。みね子が東京に行くとき、茂じいちゃんがなけなしの一万円を渡しました。東京に行く時は確か靴下の中に大事に入れて行きましたよね。それがそっくりそのまま靴下に入れて引き出しの中にとってあるなんて・・・こういう使われ方をしたらお金さん自身もきっと本当にうれしいことでしょう。そして茂じいちゃんもこんなイキな使い方してもらってよかったですね。それにしても当時の「10,000円」は大金です。封書の郵便料金が「10円」だった時代です。
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ちょっと昔の回想シーンです。
(みね子) すずふり亭?
(美代子) すてきだね、これ・・・
(実) それは宝物だ、いつかみんなで行げだらいいな
(ちよ子) みんなで行ぐの?東京さ行ぐの?
(進) 東京さ行くの?
(みね子) 「いつか」だよ、いつか・・・
(ちよ子) 何だ・・・
(進) なんだ・・・
すずふり亭のマッチ箱を見ての、みんなの会話でした。これは実さんが記憶をなくす前のシーンでしたね。「いつか」が現実になりました、最後にやっとみんなでごはん、すずふり亭で・・・夢が叶ってよかったですね。
一方、みね&ヒデはさらにさらに距離が縮まり「永遠の20cm」は越えてしまったようです。これまでのみね子嬢の返事「ハイ」から「ウン」になってましたもの。しあわせの過程で萌えられなかった欲求不満はありますが、しあわせですからみんな、よしとしましょう。
歌自慢はなかなか優勝は強敵の家族がいっぱいいて優勝は難しそうですが、進の「涙く~ん! さようなら~!」が今日はいちばんよかったです。これまでの涙と本当にさようならができたような叫びでアツくなりました。歌をみんなで歌ったら、さぞかしおながすいたでしょう。いよいよすずふり亭で、みんなの夢が叶うときが来たのです。やっぱりハッシュ「エイト」!ってやってほしいですね。
NHK連続テレビ小説『ひよっこ』26週「グッバイ、ナミダクン」155話
「涙くん、さよなら」は「17週98話~いつかのハッピーエンド~しあわせは巡り巡って~」で藤澤ノリマサさんバージョンの「ナミダクン」貼ってありますので、今日は「ナミダクン」ではなくって、「ふるさと」を思い出させる昭和の歌にしました。五木ひろしさんの「ふるさと」昭和48年です。2007年朝ドラ『ちりとてちん』(貫地谷しほりさんヒロイン)に、ヒロインのお母さん役で和久井映見さんが出てました。役中で和久井さんが、五木ひろしの大ファンでいっつもこれ歌ってましたね。あれから、はや10年・・・和久井さんも僕も、みんなみんな歳を重ねました。