しあわせラッシュに次ぐラッシュ!ラッシュ!でちょっとおなかいっぱい、食傷気味です。こんなにしあわせ先取りしちゃたら、もうあとしばらくは、しあわせとはご無沙汰になりそうで何だかコワイ!でも、みんながしあわせになっていって笑顔いっぱいの姿を見られるのは、やっぱりうれしいですね。
しわわせの重箱詰め!
しっかりと最終回で実さんの「重箱問題」も決着を見ることになりますが、これだけさすがに2段も3段にも重ねて、しあわせをギッチギッチ詰められたら「なんかなんかね~」となってしまうのです。なぜ、そんなにうまくまとまっちゃたり、急いで着地点見つけちゃったりするのでしょう?~ハイ、これも片付きました次コレね!ハイ、うまく収まりました~みんながしあわせになっていくのはいいのですが、なんか取ってつけたような感じがしてヤダ・・・こういうのがみんな見たいんじゃないんだと思うのです。
愛子さんにしても早苗さんにしても、何かこれまでのていねいに描かれてきたキャラがおはなしが、知らない誰かに壊されるようでちょっとつらいです。ヤスハルくんのとってもいいお話も、なんか無理矢理見せ場、ねじ込んだようでかわいそう・・・エレベーターの中、5時間いっしょにいただけで、あのキザなセリフを言ったとはとても思えそうにない、まさかの古市コータローさん(龍二さん)のいきなり出現にビックリ!昔、彼のファンだったので懐かしくってうれしかったのですが、年齢設定が・・・トホホです。エレベーター時は、龍二さんは25歳、それから12年経ってますから今、「37才」ですよ。ミュージシャンのオーラーはもちろんサスガですが、スッと劇中に入っていけず「なぜ!なぜ?」ばかりが先行でした。5時間だけで恋に落ち、別れから12年間待ち続けての再会・・・そしてサンフランシスコ~時間の長短だけじゃないんですね。それにしても早苗さんの笑顔が見られてよかった~根っこを生やして決して動かず、ずっと待ち続けた甲斐ありましたね、早苗さん、おめでとうございます!でも、早苗さんの将来がまったく想像できないトコがこれまたスゴいですね。
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僕らが最後に見たかったもの・・・
ごくナチュラルで、みんなの未来はこんなふうになるんだろうな~と想像の余地が入る遊びの部分を、ぜひ残しておいて欲しかったと思うのはわがままでしょうか?最終回に向けてなんとなく分かるのですが、なんでもかんでも決着つけなきゃいけない~ということはないと思うのです。これは前にも話しましたが、ぜ~んぶキレイに収めずとも、続編でも何でもいろんなカタチで、その後何十年後の物語でも続きをやってもいいと思うのです。
せっかくこれまで丁寧に、きめ細やかに心理描写してきたのに、なんかこれまでのストーリーがうすっぺら、ちっぽけなものに思えてきてしまって悲しいです。その分、最終回の谷田部家ファミリーランチにすごく期待しましょうね。
奥茨城村がいちばんだっぺ・・・
短い15分の最後のほうで、ちよ子と進がみねっこを迎えに来てくれたシーンでほんわかさせてくれました。やっぱり奥茨城村は和めますね。レインコートじゃなくって「雨合羽」、ふたりともカッパきてかわいかった。
♪幸せは歩いてこない
だから歩いて行くんだね
一日一歩 三日で三歩
三歩進んで二歩さがる~♪
何で二歩下がんなぎゃなんねえんだ?
全然進まねえよ、そんじゃ
(ちよ子) 一歩ずづっつう意味だよ
(みね子) うん
だったら、一歩ずづでいがっぺ?
三歩進まなくていいわ
進、かわいいですね。みね子、東京行き!バス、走って追いかけるシーン!実お父さんと再会叶って、「もういいげ、話終わったのけ?」と間一髪入れず実さんのヒザに飛び乗り、抱きつくシーン~いろいろな場面が思い出されますね。そんな彼もやがて、ちよ子、みねっこのように、「一歩づつ・・・」歩んでいくことの意味を知る日が来ることでしょう。みね子が歩んできたこの4年という歳月は、正に一進一退だったのですから。
谷田部家にも、これから最終回に向けサプライズが用意されているようです。実さんの記憶の問題が未だ残されていますが、これだけは決着付けなくてもいいでしょう。もう十分もとの家族に戻って、十二分にみんなしあわせなんですもの。
それにしても、今日のみねっこの呼びかけが「おとうちゃん、おかあちゃん!」になっていたのにはほっこりさせられました。みね&ヒデのデート中の会話もみね子が「だよね」口調で、ふたりの距離も相当縮まっているようで「前田みね子」になる日も近いようです。
NHK連続テレビ小説『ひよっこ』152~153話26週 「グッバイ、ナミダクン」9月27日
♪古市コータロー「Heartbreaker」