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話ベタだけど、教師になれる?教師とスピーチ②♪「卒業までに伝えたいこと」erica

投稿日:2017年5月26日 更新日:

今回の相談事例は、話がとにかく苦手だという大学生(女子)より。ついでに取ろうと思った教員免許。教育実習後、教師になりたいと本気で思い始めましたが、自分の話ベタさと引っ込み思案な性格を考えると、本当に自分が教師になれるのだろうか、なってもいいのであろうか?と悩みは尽きないそうです。ズバリ、話ベタはトレーニングでいくらでも上手にはなります。しかし、あくまでも話すのは、息をしている人間。非の打ちどころがないけど、なぜか心に響かないスピーチよりも、例え、たどたどしい話し方でも、その人の性格がにじみ出るようなあったかい心を打つスピーチに人は魅かれるものだと思うのです。「伝える」技術も確かに大切ですが、何よりも大事なのは「伝わった」ということじゃないですか?

 

 

話さなくてはいけないシーンがじつにたくさん!あるのです!!

前回、「教師とスピーチ」で、なぜ、教師にとって「話すこと」が大切なのかを取り上げていますので、ご覧ください。教師が、話さない日などは1日たりともありません。1日を例にとってみても、こうなのです。

①朝の打ち合わせ(職員同士の連絡事項の伝達)

その日に教職員に周知徹底が必要な情報を、担当セクションの教員、職員より簡潔そして必要事項のみ、正確に誰でも分かるように手短に話すことが要求されます。 たいていの公立校では、この打ち合わせの司会は、教頭が担当しますが、私が一時期勤務した私立校では、教頭、校長、事務長を除く教員が輪番であたっていました。

②朝のSHR(ショートホームルーム)

これも朝の一番忙しい時、第1時限がはじまるまでの(5分~10分程度)で生徒たちへの伝達事項のみならず、自分のクラスへのはなしなど、あっという間)小学校以外の学校では1次限目が自分の授業とは限りませんので、いくら自分のクラスであっても延々とはなしはできません。

③授業

教師であれば、授業はがあるのは当たり前、このシーンでも、教授内容と伝達事項とに分けてはなさなくてはいけません。

 

④帰りのSHR

生徒らは早く部活、バイトに行きたい気持ちがいっぱい。そこをあえて私は時間を取り、伝達事項以外に彼らに伝えたいことをここで話していました。

⑤職員会議

全体での職員会議は月1~2がほとんど。その他、緊急に全体にはかって審議を問う問題等が頻繁に出てくるので、放課後、いの一番に「職員会議」ということはザラです。 ここでは、全体に諮(はか)る内容を担当職員より、問題の提示、そして説明が行われます。さらに学期末ごとには成績会議等も開かれるので、クラス担任、学年主任のみならず、場合によっては教科担任より説明が求められることもあるのです。

⑥各部の会議

属している各セクション(生徒指導部、教務部、進路指導部等)の会議もこれまた、頻繁に開かれます。生徒指導案件の非常に多い学校であると、ほぼ毎日のように指導部会が開かれ、放課後のほとんどを持って行かれ、部活に出るのは5時からなんてなってしまうのです。ここでも、担当より分かりやすく正確に、そして的確、手短に説明することが求められます。

⑦部活動

部活動では、顧問によって異なるでしょうが、最初と最後は顧問より話があります。そして、大会引率でも同様です。

⑧校内放送

緊急時に必要な生徒を呼び出すときなど、出番が多い校内放送です。突然割り込み、みんなが聞いている~と考えると、手短に失敗しないようにしなければならないのです。

ざっと1日だけでもこれだけ話さなくてはいけないのですが、実はこれだけでも済まないのです。保護者会、全体集会、入学式、卒業式、離任式、着任式、引率旅行などまだまだ出てきますね。

 

けれども、大丈夫!

見出しで、スピーチは訓練次第でどうにでもなると述べました。実際、私もおしゃべりはすきでしたが、人前で話すのは苦手でした。勢いで教師になってしまって困ったこまった。それでも、話さなくてはいけないのです。自分の好きなように話すのではなく、伝わるように努力をしなくてはいけないのだから、さらに困りました!

結論から言うと、場数を踏み、練習あるのみ。これを経ないでうまくなろうとすること自体おかしいです。私はトライアンドエラーを繰り返し、ビデオに自分で撮ったりして研究したりしました。ほとんどTVはみない生活でしたのに一時期は、名司会と言われる人たちのスピーチを参考にしたり~と、とことん研究しました。

本当に場数を踏んで、努力さえできるのであればスピーチはうまくなります。引っ込み思案でも、話ベタでも大丈夫!人は自分が思ったように、自分を自分の力で変えるちからがあるから。

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けれども要注意!自己陶酔だけは!

大事なことなので繰り返します。「伝えた」と「伝わった」とは同じではないのです!

「伝えた」は話し手の勝手な思いこみ。伝えたのは事実かもしれませんが、実は「伝わっていない」かもしれないのです。「伝わった」と感じ、受け取るのは聞き手なのですから。

慣れてきたころが一番危うい。自分の言葉によって、自己陶酔状態になるのだから始末に悪いです。これは、私の反省です。絶えず自らを振り返る姿勢が教師には求められます。そして、スピーチはあくまでも「聞き手」がいて成り立つということをいつも念頭におかなくてはなりません。聞き手をないがしろにして、「自分が自分が~」のスピーチが一番ダメです。そして、スピーチがうまくなりたいがために、「自分」を見失ってしまうことがもっともっと悪いことです。話し方、伝え方にはそのスピーカーの味、人間味が出るものです。あなたらしく話すほうが、あなたもいきいきするし、聞き手の心にも響きやすいのは言うまでもありません。

 


そして、結論!

「話ベタ」は全然問題なし、むしろ個性!

「伝えた」と「伝わった」はまったくの別物!

スピーチは、立派な武器であり技術、そしてこころのやり取り!

「卒業までに伝えたいこと」作詞・歌 erica 作曲 erica・nao



 

 

 

 

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