NHK朝ドラ

『ひよっこ』20週120話~由香、親なのに許せず、親だから許せるみね子~

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きっと、由香は家族だからこそ、お母さんを死なせてしまったことを許すことができず、今日までこだわってきたのでしょう。
そもそも、由香だって家族の一員だったはずなのになぜ、自分は責めないのでしょうか?
谷田部家で生まれ育ったからこそ、今のみね子なのですが、もしみね子が由香だったら、逆に自分を責め、一番辛い状況にある省吾さん、鈴子さんをそばで支えてあげていたことでしょう。家族の一番の危機に寄り添ってあげらず、放蕩の挙句お金のことまで迷惑をかけて・・・
「親不孝なひとはキライです」って島谷さんに言ったみね子が拒絶反応を示すのもなんだかわがります。
グレてしまう(演技?って言ってましたが)程、お母さんへの愛情が深かったのはわがりますが、悲劇のヒロイン「役」を演じる自分に酔いっぱなしのお嬢様の甘えとしか感じられません。
由香が自分で言うように、その実ほんとうは優しいひとなのだと思います。いろいろみね子のことも気にかけてくれてますし。
ただ、親子家族に対してだけは、今の由香もそうですが、みんなしあわせじゃないと思うのです。
確かにみね子と「サシ」での飲みであったなら、ここまで深く突っ込んだ展開にはならなかったでしょう。
「優しい」早苗さん的に、由香の今の状況は放っておけないものだったのですね。

ただ、フツー「いい子」はこんなセリフいいませんよね・・
「だからさこの困った娘って感じ!?これねお芝居なの、演技なの・・・分かる?本当はね素直でいい子なの、わかるかな?」
119話の「ガキ対決」じゃないですが、しっかり自分で「いい子」って認めてちゃってるのも由香らしくオチャメです。

離れていてうまくいく関係・・・微妙

「生き方問題云々」について、あの由香がこんなにも饒舌にぺらぺら話すなんて意外でした。
前にも話しましたが、由香は「みね子」にはなしたがったのです。会って間もない早苗さんに「です、ます調」であんなに胸の内を明かしていくシーンはどうも腑に落ちません。
これまで「一方的?」に付き合ってきたみね子だったからこそ、話したい~と思って月時計のドアを開けたのですから。
でも、今日「演技」って言ってましたから、どうでもいいことですね。話が脱線してごめんなさい。

たしかに、離れていた方がうまくいく関係~というのはあるとは思うのです。
ただ、それは冷めた関係であり、決して「うまく」いっている関係とは言えないでしょう。問題が起きないだけの上っ面の関係とまで言ってしまったら酷いですか?
と言いますのも、僕も昔は家族とうまくいっておらず、ず~っと物理的にも心理的にも距離を置いていた時期があったからなのです。
何となく由香の気持ちは分かるのです。

ただ、僕は由香のようには優しくなかったです。当時は。心底苦手で、とにかく一つ屋根の下にいたくなかった・・・みね子に言わせると「親不孝」の極致でした。
「ただ、わたしの存在がさ、鈴子さんやお父さんをラクにしないんだ・・・」という由香の言葉は演技でなく、彼女の優しさからきた本心だと思います。
それでも、鈴子さんや省吾さんは由香と一緒に暮らしたかったはずです。

どのような家族のカタチがあってもいいとは思いますが、僕はやっぱり「離れていても」分かりあえる、どこかで繋がっている谷田部ファミリーのような関係に憧れます。

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許せるやさしさ、流せるチカラ・・・

他人にはいつも優しく、たいがいのことは許せるのに、家族とのちょっとしたトラブルが許せず、いつまでも後を引いてイライラ~ということが以前はよくありました。
由香じゃないですが、「自分は優しい、いいひとだ」と思ってたしあわせな時期がありました。しかし、いまになって思うとそんなの、嘘でした。まやかし以外の何物でもありませんでした。家族にやさしくできない人間が、他人に優しくできるはずなんかありませんし、まして「いいひと」であるはずもありません。

自分を客観的、そして俯瞰できるみね子はもう立派な大人だと思うのです。
「自分が親のごと考えて動く、親を許す・・・それがオトナだと思います。わたしは」って彼女が行った時、もう「ひよっこ」卒業どころか、いきなり「雌鶏」になってしまったかと思ったぐらいの衝撃を受けました、僕は。

みね子、そして由香もこれまで家族からたくさんの愛情を受けてきたから、あんなにみんなひとにやさしくできるのだと思うのです。
愛情の表現がうまくできなかったりして誤解されてしまう損な役回りですが、まちがいなく、じゅうぶん「いいひと」です。
親だからこそ許せない~と過ぎて行ってしまったことにいつまでも拘っていてはお互い不幸になるだけです。
親なのに許せない、「何か」が未だ由香の喉にひっかかってるのでしょうが、親だったらいつかは分かりあえると信じたいです。
そのためには、どちらかが歩み寄らなければなりません。

早苗さんが
「う〜んだったらボタンを全部外してかけ直したらいいんじゃないのか?!ん?違うか?」
って言ったように一見、むずかしそうに見えることも実は単純明快なことだったりすることもよぐあることで・・・
今後の、双方の歩み寄りに期待ですね。

それにしても今日の一番のヒット&ホットセリフはこれでしたね。
いちおう、勤務先のお嬢様なんですが・・・

あっ、そもそも由香さんっていくつなんですか?
なんだ〜
じゃ「さん」なしでいいね
うん
ゆかだユカ
んだね由香だね
ねっ!うん
由香由香!

NHK連続テレビ小説『ひよっこ』20週120話 8月19日放送分

 

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