ロードサイド、大型のショッピングモールの中によくあるブランド、貴金属買取店・・・あなたの街にも結構な数の店舗があると思う。先日、家族が一人で買い物ついでに「査定だけでも~♬」と軽い気持ちで、地金、金貨、ブレスレット、指輪、ネックレスなどすべて「金」がらみの物を十数点持ち込んだところ、とんでもないトラブルに見舞われた。
基本、買取店は安く仕入れて(買い取って)、高く売る(付加価値を付けたりする場合もある)ことによって利益を出して店舗を維持していることは誰しも知っている。しかし、この利益の「幅」を相場よりも大幅に低く見積もって客に大損をさせたりするだけでなく、あの手この手を駆使して持ち込んだものを強奪する悪質な業者がいまだに存在することを今回あらためて知った。
彼女の無知とわきの甘さが招いた世にも恐ろしい体験を振り返りながら、買取店でトラブルに遭わないためには、どのような武装が必要なのか、気を付けなければならないことは何か、危ない、悪質な店の見分け方は何か?について今回私が感じたことを述べていく。
査定だけのつもりだったはずが・・・
買取相場の算出
何の予備知識もなく、あてずっぽうに家にある金目のもの(すべてゴールドがらみ)をざっくりと十数点持ち込んだ彼女。持ち込んだこの日の金の相場も、自分で持ち込んだゴールドの点数さえも正確には把握すらしていなかった。当然、画像として残してもいなかった。(極端な話、すり替えも当然ありうる)
ハッキリ言ってバカである。騙す方がもちろん悪いが、だまされる方も悪い。そうなのである。今、この時代、悪気がない馬鹿でさえ「悪」になってしまうのである。だって、自分の身さえ守ることができず、私の「天皇陛下即位記念10万円金貨(彼女に預けていたもの)」3枚の内、1枚が強奪されてしまったのだから・・・
今回、彼女が持ち込んだという品物を何とか想い出させてたものが以下である。しかし、これでさえ、正確ではなくおぼろげであるという。というのも、業者との間に「買取契約」を締結したわけでもなんんでもなく、直感的に「怪しい!」と感じ取った彼女が「返してほしい!」と懇願しても頑として受付けず、次回「マイナンバーカード持参するまで預かっておきます」と返還をはねつけられ、強引に「預かり証」なるものに署名させられた挙句、その預かり証には預けたという商品の細目、点数、品目ごとの金額などまったくなく、ただ大雑把に「ネックレス、指輪、コイン等々」とされてしまっていたからなのである。
査定だけのつもりで頼んだ彼女が、いわば「一時的強奪」(抜かれた部分もあったので強奪は強奪に違いないのだが・・・)にあったのである。
➀ K18 ネックレス(太目)×3
② K18 ネックレス(細目)×3
③ K18 リング×5
④ K22 クロムハーツ ブレスレット×1
⑤ 天皇陛下即位記念10万円金貨×3(こちらは当然 K24 30g 1枚当たり) ※ 即位60年記念10万円金貨(K24 20g 1枚当たり)ではなく、あくまでも「即位記念金貨」
⑥ 地金 50g
これら計16点を預けてきたワケであるが、「預かり証」なるものには不備だらけでビックリ!担当者のフルネーム記載がなく、名字のみ、もちろん印なし。預かり期間も日付もなし。そして肝心の預かり品目記載がこれである。
「ネックレス、指輪、コイン 総額 50万 うち金貨 33万」
コレどう思います?
この日が2月の下旬、地金 1g当たりの相場が15,000円オーバーでたったこれだけ・・・
素人の私でも全くあり得ない買取金額であるということが一目瞭然であるので、私なりに上記16点のざっくばらん、おおよその相場を調べてみた。加工品は地金よりも低く見積もられることを勘案して、最低の重量として算出。(いずれも 2025年2月下旬時点での相場)
K18 買取相場 g当たり 11,500円
K22 買取相場 g当たり 13,500円
K24 買取相場 g当たり 14,800円
地金 買取相場 g当たり 15,400円
ネックレス(310,500円)K18
細いチェーン(40cm) | 約2〜4グラム(2g×11,500円×3本)=69,000円 |
標準チェーン(45cm) | 約4〜7グラム |
太いチェーン(50cm) | 約7〜12グラム(7g×11,500円×3本)=241,500円 |
リング (69,000円)K18
平均的な1個当たりの重量2~7g
2g×11,500円×3本=69,000円
クロムハーツ ブレスレット (270,000円)K22(これだけは彼女も思い入れのあるものらしく、20gオーバー、400,000円で購入と記憶していた)(正規品、ギャランティーあり、インボイスも持参したそう)
20g×13,500円×1本=270,000円
10万円金貨(1,332,000円)K24
30g×14,800円×3枚=444,000円×3=1,332,000円
地金 50g(770,000円)
50g×15,400円=770,000円
以上、トータルで 2,751,500円
270万?の物を50万で売れ!と言わんばかりに、強引に一時的に預けさせたこの店員が言い放った訳の分からない「?」の一言がコレである。
「精一杯、勉強させていただきました。明日になるとこの金額は保証できないです」
別に保証してもらわなくたって構わないし、ただ「全部、返して!」って言ってるだけなんだけども・・・と頭の中では言えても、この強引な店員を前にしては何も言えないホント弱気な彼女・・・何でも4~5回は「返して!」と懇願したそうだが、「次回、マイナカードを持ってきてもらうまで、金庫に入れて預かっておきますから」とあくまで売る前提な、終始まったくワケの分からない態度だったそう。絶対に一度かかった「ネギを背負ってノコノコとやってきたカモ」は逃しはしない~という強烈な悪意を感じるではないか。(ちなみに、商品を預けた時の画像を自分で撮影したわけでもなく、店側で撮ってその場で渡してくれたりなどももちろんない)
私からすると、本当にじれったくて馬鹿じゃないの?と言いたくなるくらいの弱気さ。返してくれるまでその場を動かず、最終的には警察を呼べばいいだけの話。結局、根負けして「預かり証」なるものに記入してその控えだけもらって帰ってきたという。
この段階で私にきちんとすべて話せばよかったのに、この3日後、また一人で返してもらいにこの買取店に出向いたという。この2回目のやり取りが以下。
対応した店員を呼んでくれるよう依頼(待つこと15分)
↓
「預けたものすべて返してください」
↓
バックヤードにしけこみ20分経っても出てこず、たまらず呼び鈴を何度も押してやっと出てきた
↓
「売る気はありませんので返してください」
↓
「もう少しだけ金額、上げますので何とか置いてってくだい」と言って「買取契約書」にサインとマイナンバーカードの提示をしつこく何度も強要(この時点で買取契約書に記されていた金額は70万円にアップしていたそう。
↓
「お金の問題じゃなくて、もう信用できないので、とにかく返してください」
↓
「ちょっと待ってくださ」と言ってまたまたバックヤードに・・・待つことさらに20分
↓
「とにかく返してください」またまたバックヤードにしけこみ、さらにさらに待つこと今度は30分オーバー
↓
「この金額が限度額です」と、100万 を提示「とにかく、これで売ってください!」と語気を強めて脅かしにかかったという。
↓
「絶対売りません」「家族に相談します」と泣きながら帰ってきたとのこと。
この段階ではじめて私に事の顛末すべてを話し、すべてが明るみになった。何でも、私が預けておいた金貨も含まれていたので、何とか自分で取り戻したいと思ったそう。ここでやっと私の出番になった。ホント長かった。
イザ!取り戻しに!
人を見て態度を変えるいやらしさ
2人で店舗に出向く前に彼女と打ち合わせをしておいた。
※ 私が行ったらほぼ間違いなく返すので、それではこの店舗、店員にお灸をすえることはできない。まず彼女一人で行って、それでも返さない場合、店舗の外に出て警察を呼ぶ。そして私も店に出向く・・・
このようにあらかじめ二人で打ち合わせをしておいた。はずだったのに・・・彼女が店に入ってから早30分、まだなんの連絡もない。「おかしい・・・何かあったのではないか・・・」と少し焦りながらも彼女のケータイにかけるも一向に出る様子はなし。
とうとう我慢しきれなくなって私が直接この店舗に出向くと、そこにはポツンとカウンターにたたずむ彼女がいた。いまだに返還に応じずバックヤードにこもったきりもう30分も出てこないという。ここではじめて私が前面に出ての交渉になる。感情のままに話したり、恫喝したりは全くを持って得策ではないので最初は穏やかにいくことにした。会話のおおよそは以下の通り。
もう30分も待っているということなので、バックヤードのドアをノックした上でドアを開ける。と、そこには肩ひじをデスクに乗せ、もう一方の手で頬杖をついて電話している若い男の姿があった。少し湧き上がってきた怒りを抑えつつも、手招きでこちらに来てもらえるようポーズをとった。しかし、まったく意に介さないので、ドアの入り口に立ったまましばらく待つことにした。それでもなおリラックス電話スタイルをやめない彼・・・痺れを切らした私が電話口の相手にも聞こえるような大きな声で「こちらへ来なさい!」と声を張り上げた。
一瞬ビックリした表情を浮かべ、「いますぐ、また電話します」などと訳の分からない言葉を並べて電話をそそくさと切り、カウンター席に戻った彼。
「電話中でしたが、客をさんざん待たせておいてアレはないでしょう。それも一度や二度ではないですよね。申し遅れました。家族のものですが、日をまたいで何度も何度も返還を要求しているのに応じず、挙句の果て強引に預かり証まで書かせられた~と伺っています。そこまでして返さない、客の意思を無視して強引に一時的に強奪する、その理由を伺いたい」
↓
「次回来るときまで預かっておくほうが安全、帰る途中で何があるかわからないので親切心で預かりました」~としどろもどろになりながら、このセリフを吐き出すまで偉い時間がかかった。それくらいまどろっこしかった。
↓
「自分で法に触れることやっているという自覚ありますか?こういうことやってて恥ずかしくはないですか?」「とにかくこの先、この店舗、あなたに売るつもりはまったくないのでとにかく返してください」
↓
「ちょっと待っててもらっていいですか?」~と自分の置かれた立ち位置も正確に把握できずに言葉選びもホントテキトー
↓
またまた待つこと15分で完全にしびれを切らし、例のバックヤードのドアをノックし、返答を待たず開け放ち「返しなさい!警察呼びますよ!」とかなり大きくきつめの語調で叫ぶに至る。この時もまた、完全リラックスモードでデスクに突っ伏しながら片手で電話していた。
↓
「警察」というワードに俊敏に反応たらしくし、大きなトレイに乗せられた「預けたモノ」がかえってきたかに見えた。しかし、コトは私たちにとってそうカンタンには運んでくれなかった。
「これで、預かったモノすべてです。確認してください。」ときた。
↓
じっくりと確認する彼女。しかし、「ブレスレットと金貨1枚が足りないのですが・・・」と問いかけるも・・・
↓
一瞬、「ハァー?」とした不気味な笑みを浮かべながら彼はこう言い放った。「これが預かったすべてですよ。もう一度確認してください。」
↓
彼女は困惑しながらも、「そんなはずはない。足らない、なくなっている」と必死に訴えるも「これがすべて」の一点張り。
↓
私は「やられた!」「これはあきらめるしかないな・・・」と思いつつも、彼女に「預けた時に、画像は撮っておかなかったの?」と確認するも、彼女にそこまで考えが及ぶはずもない。
↓
すかさず、この店員に私がこう切り返した。「店側で預かった時に画像撮ってますよね。それ見せてもらえますか?それと店内接客時、カメラ回っていると思うのでそれも併せて見せてもらえますか?」と詰め寄る。
↓
得意の「ちょっと待っててください」とともにこれまたお決まりのバックヤードにしけこむことしばらく。出てきて開口一番「カメラは見せられません。画像はこれになります」としてやったり顔。
↓
こう出てくるだろうと予想はしていたがやっぱり「やられた感」が強く、何とも言えない後味の悪さだけが残った。私たちが見せられた画像はちょうど「2点」が抜かれた状態で十数点がまとめて無造作に1枚に収められていた。肝心要(かんじんかなめ)の「預かり証」にだって「ネックレス、指輪、コイン 総額 50万 うち金貨 33万」としか記されていない。金貨の枚数の記載も、ブレスレットの記載も一切合切ナッシングである。こうなったらもうダメである。おしまいである。金貨とブレスレットを除いて帰ってきただけまだ御の字~ときれいさっぱり諦めるしかないのである。
すべては預かり証など書かせられる前に警察を呼ぶか、預かり証の記載をきちんとしたものに訂正させ、画像で自分で残しておかなかった彼女の甘さ、弱さ、だらしなさが招いた結果である。一瞬にして70万以上を失った瞬間である。
彼女は納得できないと半泣き状態でそれでも粘ろうとするが、それを私がたしなめ、以下の点について最後にこの店員に回答を求めたが「申し訳ございません」ではなく、「スイマセン」「スイマセン」(すみませんではない)の連発のみで、彼の言葉での説明は何も聞くことが出来なかった。
➀ なぜ、「返して」「売らない」と再三再四伝えているのに、返還に応じないどころか、強引に「預かり証」など書かせたのか?
② 客を何度も待たせてバックヤードで電話していたのは、あなたに権限が無く、上からの指示を仰いでいたからなのか?また、こういった強引、悪質なやり方(押し買い)はあなたの意思ではなく、この店舗、引いては本部の方針、指示なのか?
③ そもそも不備だらけで効力のない「預かり証」ではあるが、なぜ査定品の品目ごとにいくらいくら~と記載しないで、あのようなアバウトな書き方なのか?(もちろん騙すためなのではるのは明らかではあるが)
④ この店舗では、「査定表」もしくは「見積書」は出さないのか?
⑤ なぜ、目の前で品位、重量、純度などを計測して客に提示せず、ウラで時間をたっぷりかけて「ハイ、これです」とこうなるのか?
⑥ そもそも、今回の一件だけを取っても、法に抵触していることだらけなのだが、あなたにその自覚あるか?
買取チェーン店のHPに書いてあったこと
買取〇〇のHPに堂々と恥ずかしくもなく謳ってある(現在も)悪質店の見分け方とトラブルの例(まさしく、これがお前もことだよ!って感じ)の一部引用してみた。
貴金属の買取トラブルは多く、国民生活センターや自治体では注意を呼びかけているのも事実です。トラブルを避けるためには、買取制度を十分に把握し、安全な優良業者を選ぶことが必要です。今回は、貴金属・金の買取での違法なトラブルの実例、回避方法について紹介します。
貴金属の買取でよくある4つのトラブル
相場以下で買取される
強引な方法で買取される
断っても帰らせない
買取のキャンセルや返金対応ができない
怪しい貴金属買取業者の見分け方
身元や素性がわからない
貴金属・金の売買は価格が高いため、素性のはっきりしない業者に売るのは危険です。まず、販売業者の身元を必ず確認しましょう。(名刺の一つも最後まで客に渡さなかったのはあなたですよ)
見積書を提示しない
違法な業者のほとんどは、証拠が残らないため見積もりを出しません。買取価格も口頭で伝えることが多いです。
見積もりを出しても「貴金属の買取価格○○円」と大まかな内容で、社名や電話番号も記載されていない場合は、違法業者の可能性が高いでしょう。
買取を急かされる
評判のよい業者は、顧客と長期的な関係を築きたいため、購入を急がせたりはしません。
一方、悪徳業者は顧客の気が変わる前に早く取引を完了させたいため、売却を急がせようとすることが多いです。
「特別キャンペーンで買取価格を20%アップします」などの謳い文句で引き付けるケースも珍しくありません。実際には相場よりはるかに安い価格で買い取られてしまうこともあるため注意が必要です。
貴金属の専門鑑定士がいない
貴金属を扱う鑑定士には、貴金属・金についての深い知識が求められます。知識のない業者は、違法な業者の可能性が高いです。
相手の貴金属・金の知識が十分かどうかをチェックするためには、次のような質問をしてみましょう。
・買取価格を決めた理由
・現在の金の相場
・貴金属を売るベストなタイミング
上記を質問し、確かな理由とともに答えてくれるかどうかを確認しましょう。不信感を覚えたり、答えがあいまいだった場合は、契約を結ばないことをおすすめします。
貴金属買取業者の失敗しない選び方
態度や対応が良い業者を選ぶ
対応するスタッフの雰囲気や対応の良さも注意したいポイントです。
査定時に商品を乱暴に扱わないか、買取金額を丁寧に説明してくれるか、質問に的確に答えてくれるかなどを確認します。
また、電話やメールの対応からもスタッフの雰囲気を知ることができるでしょう。
目の前で査定する業者を選ぶ
悪徳な売買店は秘密裏に鑑定し、貴金属・金のグラム数を偽っている場合があります。
実績があり安全な売買店であればよいですが、少しでも不審なときは、その場で鑑定してもらえるかどうかを確認しましょう。
しっかりした説明がある業者を選ぶ
優良業者であれば、貴金属の査定について「なぜその値段になったのか」を丁寧に説明をしてくれます。
優良業者というのは、お客さんと長いお付き合いをするために、たとえ買取できなかったとしても気持ちの良い対応をします。
一方、違法業者は目先の利益を追求することしか考えていないため、接客の良し悪しを考えていないことが多いです。
査定額の理由や買取の方法、支払いなどを細かく説明してくれるところに買取りをしてもらいましょう。
ほんとうはまだまだあるのだが、日が暮れてしまいそうなのでここら辺でやめておくが、自らがワザワザHPで謳って注意を喚起していることとまったく逆のことを堂々とやっているというのだから笑うに笑えない。
買取店で泣きを見ないためには・・・
トラブルの事例やあやしい&危険な買取店の見分け方はだいたいわかった。では、実際に買取店を利用するにあたってどのようなことに注意をすればいいのだろうか? 今回の家族の大失敗から私たちが学んだことを挙げてみたい。
➀ 売却準備に時間を惜しまない
言われるがままの金額で売っても別にお金は惜しくない~という奇特な人は別にして、普通は少しでも高く買い取ってもらいたいはず。そのための努力を惜しんではいけない。自分たちのように「買い物のついでに、ちょっと査定だけでも」というのは実に危険! こういった人間がカモにされ、彼らは一度食らいついたらなかなか離さないということは痛いほど身をもって経験した。具体的な準備に時間をかければかけるほどいい結果につながるだろう。以下の点が重要になってくる。
☆ 実際に行こうとしている買取店の徹底的リサーチ(自社ホームページの比較(今回の例のようにいいことしか書いていないのが常)、Google、ヒカカク、みん評などの口コミチェック、実際に店舗に電話をしてみて、店員の対応、知識、スキル等の事前把握
☆ 事前に最新の相場をつかんでおくこと。また、最低限、自宅グラム重量計測は済ませておきたい。
☆ 本命、もしくは最終決定までに何件も実際に回ること。けっして一店だけで決めてしまわないように。何件も回ることによって、それぞれの店舗の応対、スキルの違い、買取価格の相違などがつかめるようになってくる。(実際わたしたちも、これに懲りてこの後、何件も回ったうえで最終的売却店を決めた)
「何件もまわってくたびれちゃった。もういい加減、決めたいんだけどお宅ではなんかいいことあります?」くらい言いたいものである。
② すり替え防止のために、ウラ(バックヤードなど)で計測、鑑定をやる店舗はささっと見切りをつける
またすり替え防止のためには、事前、そして実際の店舗カウンターで「画像」「動画」として証拠を確保しておくこともまた重要。
③ 常に複数人で行くこと
これもまた大切な事。今回、家族が何の準備もせず、一人で出向いたことがたいへんな失敗を招いた。絶えず複数の目があることによって、危険も極力避けられるかもしれないし、相手方にもそれなりのプレッシャーを与えることにもなるだろう。
④ 売り急ぎはしない
「今、ここで決めてくれたら、もうちょっと上乗せできます」などの甘言に惑わされてはダメ!「それじゃ いいです!」と店をあとにするのが賢明。本当に自分が納得するまで、大事な決定を人に委ねない事。「家に帰ってじっくり家族と検討してみます」の返しに、さらにさらに「もうちょっと頑張ってみます、金額アップできます」と粘る店舗は考え物・・・そこまで出せるのであるのなら、なぜ最初から「適正な査定額」を提示しないのか?となる。
⑤ 大量持ち込みは危険すぎる
私たちの場合、たった十数点でもまとめていくらいくら~にされてしまって大泣きを見た。二束三文の商品群ならともかく、一点一点それなりに値が張るものの場合、できれば一点ごと、多くても数店にとどめておいて、査定も当然一点一点出してもらうように絶対すべき。
⑥ 買取チェーン店、質店、リサイクルショップ、ネットオークションなど対象を広げてみる
私がいろいろ買取店を回った経験からすると、買取チェーン店は買取店のブランドだけでなく、その店舗一店一店によって落差がありすぎるということ。質の均一化を求めることは難しいらしい。あれだけ大々的にチラシ広告、TV広告を打ってそれでも利益を出し続けなければならないのである。自ずから買取金額はシビアなものになってくるだろう。
売却するものの種類、性格によって、売る対象も考えたほうがよい。その店その店で得意分野、売りがあるだろうし、なんでもかんでも買い取る~という店は高額商品には向いてないと考えるべき。私たちは結局、地域で長年営業している質店に「適正価格」で買い取ってもらうことができた。
⑦ 出張買取はなるべく利用しない
何度か利用していてお互い信頼関係も築けている買取店であれば、何ら問題はないのであろうが、いきなりなんの情報も持っていない店舗に電話して出張買取、査定を依頼するのは危険すぎる。相手も遊びで来るわけではないので、絶対なんらかは買取る気持ち満々でやってくるわけである。そして「ワザワザ出向いてあげた」ということで相手にアドバンテージを一つ与えたことになる。別に引け目など感じる必要などないのだが、かならずしも相手はそうは思っていない場合も当然ある。押し買いの危険もあり、強引、帰らない、家を知られる~と三拍子ぞろいは危なすぎる・・・私は怖くてとてもできない。
⑧ 名刺を出さない、目の前で計測しない店舗は即退店すべし!
また一品目ごとに査定金額をハッキリと提示しない店もたいへん危険である。
⑨ 客の意向、気持ちを無視、考えないで自店の都合ばかり前面に出す店舗はゼッタイダメ
このお店、あなたになら「売る」「売らない」の決定権は常に売主にある。少しでも怪しい、危険、おかしい、イヤだなどと自分が感じたり、査定金額に納得できない場合には、いったん持ち帰り頭を冷やしてもう一度考えたり、場合によっては「即」退店すべき。また、こちらの意に反する行いをされたり、強引な買取をされそうになったりした場合は毅然とした態度を取らないとダメ。警察通報も頭に入れておく。
今回は私たちの失敗をシェアすることによって、同じようなイヤな思いや大変な目にあう人が少しでもなくなるように気持ちを込めて話した。売る側も買い取る側も人である。当然それぞれに考えがあり、気持ち感情というものを心の中に持っている。おたがいおなじ人間同士である。いくらお金のからむやり取り、取引であるからと言って相手の人間性、人格を無視、否定するようなやり方は悲しすぎる。
おたがいビジネスなのであるから、取引条件に納得しなければどちらかが譲歩するか、取引のステージから降りればいいだけの話。そうは簡単にはさせないのは、昨今の買取チェーン店の競争の激化、ビジネスモデルの陳腐化が進んでいるからなのかもしれない。それがさらにチェーン店の悪徳化を加速させ、負のスパイラルに陥っているとしか見えない。
現況がそうなのであればわが身は自分で守るしかない。あなたの大切な財産を守るためにも、売るまであればできること、やるべきことは実にたくさんある。繰り返しになってしまうが、わが身を守るためには労を惜しんではゼッタイダメ!
やっぱりモノの価値を最大限評価してくれるところに、きっとモノも落ち着きたい、流れていきたいと思っているのではなかろうか。
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