教師を志す人へ 教育・教師

教員は5時に帰ってはダメなのか?残業は本当にエラいのか?~勤務時間の線引きは自分で決めるしかない!~

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勤務時間が過ぎたら当然、帰る権利はあります。しかし職員室の雰囲気なんかよりも、仕事が山積みになってるのに帰れるワケなし!家に持ち帰り残業しても、ただ持ち帰っただけ~の罪悪感に苛まれること数知れず。

土台、午後5時!と言ったら部活真っ最中じゃありませんか?~という感じで私の場合、在職中に午後5時に帰ったことなど数えるほど・・・でも、若いみなさんのなかにはアフター5もしっかり楽しんで明日の活力としたい!と思っている人もいると思います。

その気持ちは分かります。しかし、現場に入ればスグわかることですがとてもとても17時に帰れるような雰囲気でもないし、現状でもありません。よく言われているように土台、5時キッチリカッチリにすべての仕事を終えられるような仕事量・内容ではないのです。ましてや教師の仕事に終わりなどないのですから結局、自分でどこかで線引きをするしかないのです。

毎日、キッチリカッチリ退勤時間になると即!いなくなっていた~という教員は私の記憶では数えるほどです。主婦業と両立?させたい女性教員が少々、そしてやたらと権利ばかりを主張して止まない新採教員くらいでした。

私の校種は高校でしたので、一人の教師が自分の机を職員室以外に複数持っているのが当たり前(私の場合、職員室、生徒指導部、教科分室などのように)なので、いつの間にか来ていて(朝の打ち合わせ職会にも顔を出さないということです)、いつの間にかいなくなっている~なんて人もザラでした。そして教職員100名近くの学校などでは、実際学校に来ているのにお互い一日中一度も顔を合わせずじまい~なんてこともしょっちゅうなのです。

土台そんな、人の退勤時間をイチイチチェックしてるなんて余程ヒマを持て余している人でしょう。自分で思っているほど、自分のことなど大して気にもかけていないものなのです。学校、校種、教科にもよるのでしょうが、人の目など気にせず、自分が帰りたいとき帰ればいいだけの話なのです。至極単純なはなしです。

残業をする環境はやっぱり学校がイチバンですが、ある人は持ち帰りが許される範囲のモノを持って帰り、家で一心不乱に仕事に没頭しているのかもしれません。学校にいるから仕事をしている~とも限りませんし・・・

「帰る時間が早い=ヤル気なし!」 そして「残業=エラい!」~などと断じるのはちょっと違うのではないかと私は思います。人の領域に踏み込むな・・・ということなのです。その人がいかに早く帰ろうが、やることをキッチリやっていて、他に迷惑をかけていないのであればだれも彼らを咎めることはできないでしょう。

私が知っている範囲では、こういった「残業=エラい!」みたいなものを振りかざす人たちほど、時間を無駄に過ごしていた人が多いように感じます。勤務時間真っ最中なのに、なごみ~と称して各分室を回ってお茶を飲んでだべっていたり、休憩といって分室で昼寝してたり~と。ダラダラと遅く残っていることで優位に立っているように勘違いし、子どもたちのため!と自分で自分に酔っているような人種もいたことも事実です。

ただ、こういった人たちとは対照的に、勤務時間もシャカリキになって仕事に邁進し、クラスの子どもを帰したら即部活、そして夜になって事務仕事も深夜まで~といった真正教師と呼ぶべき人もたくさんいたこともまた紛れもない事実です。

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これから教師になる人たちに一つだけ言っておきたいことがあります。

ブラック学校!ブラック部活!~とまっくろだらけの世界のように世間でははやし立てられていますが、それは教員の権利だけを前面に出している人が主に声を上げているのでしょう。たしかに、教員であっても労働者です。働く者としての権利、そして心身の健康は当然守られなければなりません。

しかし、前述のように教師の仕事に終わりなどないのです。初めから分かり切っていることなのです。その世界に身を投じるということはある意味、私は献身的な行為と理解しています。つまり滅私奉公です。私利私欲を一切捨て、公のために尽くす・・・誰にもできることではないです。

そういう世界に飛び込んだのに、教師としての権利だけを声高に主張する~というのは、私みたいな人間から見れば、あれもこれも欲しいという欲張り勝手な人間に映るのです。

見方によっては本当に「ブラックブラック」な世界です。しかし、違ったところから見れば、教壇に立てる権利、クラスを持てる権利、部活顧問になれる権利~とある人にとってはバラ色の世界に映るはずです。教師にしかできない仕事なのです。教師だからこその仕事なのです。

この価値を生涯追い求めていくことになるのですから、帰宅時間が早い、遅いなんて些末なんてどうでもいいことにとらわれず、もっと大事ななにかを追いかけていってほしいと私は思うのです。

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