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清掃指導で生徒を伸ばす!やり方次第で楽しい時間に早変わり! 

投稿日:2017年7月11日 更新日:

本来、「清掃、掃除」はみんなで体を動かしながら、まわりもピカピカになる楽しい活動のはずです。それがいつからヤラサレ感が付きまとうようになったのでしょうか。ズバリ、「清掃指導」と「あいさつ指導」ができるようになればクラス経営、生徒指導もうまくいくようになるでしょう。清掃指導の極意は「楽しませて、ほめる」こと、そしてこれが一番大切なのですが「清掃活動のシステムルールづくり」です。毎日の清掃を児童生徒と一緒に楽しみましょう!

清掃活動の教育的意義

そもそも、なぜ「そうじ」をこどもたちと一緒にやるのでしょうか? すべてはここから始まります。ちなみに意外と知られていないようですが、「そうじ」がない学校もあります。通信制高校およびサポート校、そして一部の私立高校です。(塾もそうです。教室長、講師がそうじをしているのです。)こういった学校では、清掃業者に委託したり、教職員が清掃をしているのです。専門業者に清掃を頼むとなるとお金がかかるだけでなく、時間も場所もとられることになり、それでなくとも忙しい学校はたいへんです。私が退職後勤めていた通信制高校は普段は教職員が清掃をするのですが、一週間に一度業者さんにお願いしていました。この間ワックスがけとか専門の機械を使うためワンフロアーすべてを開放しなくてはいけないため全員移動です。これじゃお金だけでなく、たくさんの時間も失うことになってしまいます。

清掃を学校全体で行っていくのは、お金の面だけではなく清掃活動に教育的な意味があり、得られるメリットがたくさんあるからなのです。


そうじを通しての生徒指導目的!

①「協調性」を養う

時間内に一定の作業をやり終えるためには仲間との共同活動になります。この過程で生徒の協調性、相手を思いやりそして自分をみつめるいい機会になると考えます。

②「はたらく」ことを知る

意外に思われるかもしれませんが、高校生であってもバイトの一つしたこともなく、家で掃除も一切したことない~という生徒が現実にいます。金銭的な対価はもちろん伴いませんが「働く」ということを知るチャンスになると捉えます。

③「公共心」をうえつける

最近の老若男女問わず公衆道徳の欠如には目を覆いたくなるものがあります。「公」と「私」を考えさせるまたとないチャンス

④「きれい」にする態度を培う

よく「こころを磨く!」と言いますが、環境を整え、キレイにすると気持ちまでスッキリします。ただ時間内に最低限の作業をクリアするだけでなく、とことん「磨く」「ツルピカ」にする!つまり徹底的にきれいにする!それが清掃指導究極の到達点なのです!

まずは、「ルール&システムづくり」から!

先述のように、このことが一番肝心なことです。これなくしても清掃指導はあり得ません。そして「ルール、システム」は首尾一貫していて公平なものでなくてはならないのです。学校によって(特に高校の場合)清掃を帰りのSHR(ショートホームルーム)の前に実施するところと、放課の後にやる学校があると思いますが、ルールづくりになんら変わることはありません。

「ルール」の周知徹底

たいていの高校ではクラス担任は自分のクラス及びその周辺の清掃監督、そしてクラスを持っていない教職員は教室クラス以外の清掃箇所の監督をすることになっています。また、学校によってでしょうが、生徒がそうじをする場所は固定ではなく、一週間とか一カ月、あるいは一学期といったサイクルで動くことになります。この移動の度の最初の清掃時にこれから行う清掃のルールとシステムをきちんと説明するのです。望ましいのは分かりやすいよう文書にすることです。

これはオリジナルでいいと思いますが、公平であり楽しくできるようなものがいいですね。具体的には

 

① 清掃区分、道具の役割分担をするのかしないのか(自分たちで話し合って決め、欠員が生じた場合でも終えることができるのであればこれが一番)実際、小学校中学年くらいまでは教職員が役割分担表などを作って指示しながらの共同作業になるでしょう。そして、それができなかった場合はどうするのか、最初に明確に生徒に提示しておかなくてはなりません。

②「はじめ」と「おわり」は必ず「点呼」と「あいさつ」をし、必ず本日出席生徒の全員が揃ってから始め、そして終えるようにします。大事なのは時間が来たから終わり~ではなく、すべてを終えてはじめて清掃終了となる「成果主義」にすることです。やりきらないうちは終わらないのですから自ずから早く終わらせようと集中することになります。

そして、「中抜けバックレ」「サボリ」等の違反行為を決して見逃さないことも重要です。違反行為があった場合、担任であれば指導も自己完結するでしょうが、担任を持っていない生徒のときは、清掃監督者のみの指導でこと足りるケースか、それとも担任等ほかの教師の指導も必要なケースかの見極めをしなくてはなりません。まじめにやっているこどももサボるこどもも同じ扱いをしていたのでは、こどもはたまったものではありません。不公平感が出るような指導は絶対に慎まなければなりません。


 

慣れてきたころには、こういった点呼あいさつの係を生徒に私は任せていました。様々な取り組みができて生徒の意外な一面をうかがい知ることができるのも清掃活動の魅力です。

③違反行為があった場合のルーチンづくりとペナルティを明確に示し、決して指導にブレが生じないようにすること

④清掃用具のメンテナンス、補充の指導

おおまかなものだけを挙げてみましたが、基本を押さえあとは、ご自分で清掃活動を通して生徒に何を伝えたいのかを考えればやるべきことがきっと見えてきますね。

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率先垂範! いっしょに汗を流してこそ!

「清掃指導」と「清掃監督」とは同じようでいて実は私はちがうものだと思うのです。「監督」にはただキチンとやるようにニラミをきかせるているだけなニュアンスがありませんか。一方「清掃指導」という語感からは清掃活動を通じて生徒に何かを伝えたい!という想いが伝わってくるのです。ただ単に教師がみているだけ、声掛けをするだけの活動と、教師も一緒になって汗を流す清掃~どちらがこ私見になりますが、この一緒に汗をかく~ということから得られる一体感、同じ思いを共感するということはとても大切なことなのです。「共感」はアタマでココロで感じるものでしょうが、「体感」はカラダではじめて感じるものなのですから。

無言清掃はなぜダメなのか?

「無言清掃」「黙々清掃」というと長野県が有名ですが、なにも長野に限らず、「清掃中は無駄話はせずモクモクと~」と指導する教師も多いと思います。無言清掃の理由づけは、効率よく清掃に集中するためであったり、相手の気持ちを無言で読み取れるようになるため~などと無理やりっぽさがアリアリです。たしかにそういう一面もあるのかもしれませんが、私はむしろ楽しく清掃をしたい!というスタイルを貫いてきましたので、クラスでの清掃はCDラジカセで音楽をかけていました。私が持ってくることもありましたが、輪番で生徒がそれぞれ自分の好きなCDを持ってきてかけていました。もちろん、両隣のクラス担任の教師には話してはおきましたが他のクラスの生徒がワザワザ聴きに来たりとそれはそれでいろいろありました。

 

あまりにも度が過ぎ、清掃に集中できなくなるような込み入った話などは問題ですが、生徒も早く終わらせたい!終わらないと終わらない!ということがキチンと分かっているので度を超すようなことはまずありません。そんなことを気にするよりも、口も手も動かしながら楽しい清掃にしたいと私は考えます。

そして、「無言清掃」の一番いけないところは児童生徒が教師と話す何よりのチャンスを失わせることにあると私は思います。これは教師にとってもいたいことです。部活動もそうですが、教科授業では決して見せることのない一面を部活、清掃で生徒は見せてくれます。そのかけがえのない機会を無言で過ごさなければならないのはとても辛いことではありませんか。

「楽しい」清掃が終わったあとは、全員が集まりあいさつです。ピシット教師が講評を一言言うのもいいと思いますが、生徒ひとりひとりもしくは代表ひとりに感想なんて言わせて締めるのもいいかもしれません。

たかがそうじ、されど・・・です。身の回りをきりにするということは身だしなみに通じるとても大切なことだと私は思います。

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そして、結論まとめ!

清掃指導はすべて生徒指導に通じる

児童生徒といっしょに汗をかこう!

 

 

 

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