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モンスターペアレントとどう付き合っていくか? 振り回されず、理解され主導する極意!   ♪「一番偉い人へ」とんねるず

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「モンスターペアレント(ツ)」ってなんだかいやな響きです。オバケみたいで。教師を続けていると、こういった方々と接する機会は多いですね。対応ひとつを誤るとあとあとたいへんです。それでなくとも多忙を極める日々の生活、たくさんの時間と労力を取られた挙句、精神的にヘロヘロになったのではたまったものではありません。いちばん困ることに、こどもたちに影響が出てきてしまうことです。親御さんの要求が実際、何であるのかの見極めから普通は始めるのでしょうが、それでは遅いのです。そうならないようにするのが実は一番大切なのです!

モンスターペアレント急増?の背景

何もこの類の問題はいまに始まったことではありません。むかしから、学校に無理難題を自分を棚に上げて突きつけてくる家庭はありました。統計的に見ても実は微増程度らしいのです。さまざまなメディアで取り上げられ、向山洋一さんが「モンスターペアレント」という言葉を使うようになってきた辺りからこれまで水面下にあったさまざまな問題が浮かび上がってきたわけなのです。

モンスターペアレント問題が表面化してきた一番の要因は、教師の業務量の増加&パンクに伴い、学校不信が根付いてしまったことでしょう。さらに、教師の不祥事、学校の隠ぺい体質などがさまざまなメディアで取り上げられ、自分のこどもを学校だけには任せてはおけない~と考える保護者が増えてきたこともあります。

更に追い打ちをかけるかのように、ネット社会の発達により誰もが声を上げやすい環境が整ってきました。保護者の権利意識が強まり、果てには学校に消費者意識まで持ち込むような御時世です。

モンスターペアレントとは?いったい何?

この問いに答える前に、私のこれまでの経験から、いわゆる「モンスターペアレント」に近い人たちに共通する特徴を考えてみます。

①自分とこどもが絶対、絶対、常に正しいと信じて疑わない

②自分は主張し、要求を突き付けてくるのに対し、こちらの話、提案を聞こうともしない。または、聞くにしてもハナから疑ってかかる態度を崩さない

③溺愛状態もしくは保護放棄状態・・・つまりこどもとの適当な距離が保てず、良好な親子関係が結べていない(自分では良好だと思っている)

④自分を中心に世界が回っている感覚で、自己の客観視ができない

⑤おおむね人づきあいが苦手で、学校、教師が唯一のストレスのはけ口になっている


無理難題出発点のすべては我が子かわいさゆえからくるものなのでしょうが、学校、教職員は全体の奉仕者であることを忘れてはいけません。一人の生徒、一家庭だけに振り回されて全体を見失うようなことがあっては決していけません。一番こわいのが教育の機会損失なのですから。

以上のような共通事項から見えてくるのは、「常識を超えるような要求、無理難題を、自己中心的な考え方に基づき自己中心的な方法により学校、教師に対して与える圧力」と言えます。ここで気を付けなくてはいけないのは、常識の範囲内であるような、理にかなった要求、クレーム、相談は学校、教師への戒めとして有難く受けなくてはいけないということです。繰り返しこちらのサイトでも話していますが、自らを振り返る余裕、謙虚さをなくしたら教師ではなくなってしまいます。他人から見た自分というものをいかに受けとめ、どう実践していくか~これも大切な教師の課題のひとつのはずです。自分にとって都合の悪い意見はみんな「クレーマー」「モンペ」だ!~なんて言ってたらそこで教師、人としての成長は止まり、逆に退化が始まるような気がします。

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私の「モンペ」体験談!誰が悪いのでしょうか?!

お医者さんにかかることのないように普段からの生活に気を付けることが大事なように、この問題においても、家庭との「不断接触」の努力が何より実は大切なのです。高校と言うと、入学式、卒業式そして学期ごとの面談以外はあまり父兄のみなさんと会う機会はないことかと思います。そこで、あえて接触機会を担任として増やすように努力すればいいだけの話なのです。入学前に直接電話で全家庭への電話挨拶、ことあるなしにかかわらず電話相談、場合によっては家庭訪問、そしてクラス通信で担任の考えを広く知ってもらい、家庭の意見も聞かせてもらう。人間、接触機会が増えるとお互い相手のことがだんだんと分かってくるものなんです。これだけのこと(ちょっとたいへんでしたが)を行動に移すだけでグッとそういった類のクレームは減っていくことでしょう!このワザはもちろん、顧問の部活動生徒に対しても使えます。もちろん、場合によっては担任との横の連携も疎かにしてはいけません。


実際、こうした実践により、これまで担任してきた生徒家庭からの理不尽な要求はほんのわずかでした。(おそらく私に対する不満はたくさんあったでしょうに、みなさんガマンしてくださったのかもしれません)そんな中、どうしても学校、私その他の教師を敵対視し、最後までその姿勢を崩さなかった家庭がありました。

中学校時代の素行の悪さ、指導、補導歴から受け入れ困難と判断され入学合否判定会でももめにもめた生徒だったのですが、とにかく親がたいへんでした。こどもではなく、「親」がです。生徒自身は友人も多く、彼女なりに学校生活を楽しんでいるように見えましたが、学校、教師の意向がまるで違ったものとして家庭にこどもを通して伝わり、深夜早朝かかわらず電話がかかってくるのです。挙句の果ては授業中の他の教師の担当クラスまで直接のりこむような人でした。

私が受けたクレームです。教科担当が授業中に携帯をいじくっていた彼女の携帯を取り上げ、規則に従い担任預りとなり、保護者召喚、生徒同席指導の上、返すむね伝えると

「学校には忙しくていけない、学校がこっちに来い」

「こどもも忙しくて学校にいっしょにはいけない、別々にしろ!」

学校にこれないまま携帯は二週間預ったままです。もちろん、プライバシー防犯上のこともありますので、生徒自身にロックをかけさせたうえ、電源を切って担任の私の机に鍵をかけて厳重保管です。さらに時間は過ぎ、父兄同伴で指導の場に現れたのはなんと一ヶ月以上経ってからのことでした。

「一ヶ月間、学校のせいで携帯使えなかったのだから、一か月分の料金払え」

「携帯使えなくなってこの子、いろいろたいへんだったのでその分の慰謝料も払え!」

これです。こういった理不尽で明らかにおかしい要求はもはや要求とは言えません。最初は講師の副担任にも入ってもらって「2対2」の面談指導だったのですが(こちらも複数で応対するというのは大切です)かなりきついことを言わなくてはいけないと判断し、この親子に恥をかかせたくないと思い、副担の先生には席をはずしてもらいました。決して激昂することなく、これまでの経緯をはじめから淡々と説明し、

「なぜこうなってしまったのか」

「生徒に問題はなかったのか?」

「学校、教科担当、担任の指導、応対のどこに問題があったのか?」

「親であるあなたの子供への指導、学校との対応に問題はなかったのか?」

これらについて、ゆっくりと時間をかけて問いかけていきました。理解されたのかどうかは分かりませんが、それからあれだけ元気だった母親が言葉少なになって面談指導を終えました。この面談が実現する前に伏線が実はありまして、アポなしで生徒の兄(こちらも高校生)を「父兄」として学校によこしたのです。これにはビックリでした。こういった家庭と付き合っていくことも教師生活の一面です。あくまで、彼女の家庭も「全体」の一部ですから。


私が経験した例はまだかわいい例のようです。「運動会にビデオ判定を導入しろ!」「運動会で順位決定はよくない!全員を一番に!」「通知票を書き直せ!」「出産した教師に謝罪文要求!生徒全員に実際に謝罪文配布」まったく笑えずおそろしいですね。こういった人間としての常識を疑うような行動、要求に対して学校、教職員は毅然とした態度で臨まなくてはなりません。

生徒、家庭と学校、教職員は「敵」ではないはずです。お互い信頼関係のもと、手を携えて生徒のこれからのために進んでいく存在であるはずです。これらの関係がこうもこじれるのはお互いによくありません。それでもこういった家庭がこれから全くなくなるとは思えません。学校、教職員はリスクヘッジのためにも、こういった人たちとの対応を普段から考えておいてほしいのです。

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そして、結論まとめ!

学校、教師と生徒、家庭は理解しあえる!

何が足りないか?(理解不足、接触、話し合いのチャンスが足りない)

危機管理とそうならないよう予防がいちばん!

深入りは厳禁!

学校、教職員は全体の奉仕者!

ケースによっては毅然とした態度で!

「一番偉い人へ」詞 秋元康 曲 後藤次利 歌 とんねるず



 

 

 

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