教師を志す人へ 教育・教師

いつだって人生やり直しは可能!途中からでもなれる教師という仕事!~遅咲き、まわり道こそ人生の醍醐味~





人間、ある程度歳を重ねて自分の人生をふりかえったとき、「果たしてこれでよかったのだろうか?」「自分には何か別の人生があったのでは?」と思うのかもしれませんね。「永遠の自分探し」をし続けていて、ずっと大人になりきれないでいるのもちょっと考えものですが、本当に自分がやりたかったことに出会え、途中から思い切った進路変更、人生設計の見直しをする人たちがいます。

松本清張さんは40歳を過ぎてから作家へと転身し、掃除機の「ダイソン」で有名なダイソンさんは39歳から、あのゴミ袋のない当時としては画期的であった掃除機で会社を興しています。人生いつだって、自分の気持ち一つでどうにも転ばせることが可能なのですね。

今回は会社員から会社員への転職の話ではなく、途中から思い切った舵切りをして「教師になりたい!」と考えているあなたへのメッセージです。



教師になるには教育職員免許状が絶対必要

今回紹介するケースは、40歳にして教師を目指すことに決めた男性(高校卒業資格のみ)の事例。小学校の教員である奥さんの、大変そうながらも生き生きと毎日を送っている姿に刺激を受け、自分も教壇に立ってみたくなったそうです。

小学校教員になるためには、大学を卒業した上、教職課程を履修しなくてはいけないこと、更に現在では介護実習、そして教育実習なども経なければならない事実を話しても彼の決意は揺るぎません。

大卒で教員免許がない場合は、「通信制大学」を利用することにより、免許状のみ取得することができるのです。また高卒の場合であっても、大学卒業資格取得の履修をしながらこれまた通信で「教員免許状」の取得が可能です。

私自身、普通に大学は卒業しましたが教職課程は履修せず、社会人になってから教師を目指し、日本大学の通信教育部商業学科で商業の専門科目と、教職課程を履修しました。私が卒業したのは、「文学部英米文学科」であったので、商業の専門科目は履修しなおしだったのです。要領が悪いの極みで、大学を2回卒業したようなものです。合計「260単位くらい」取得しました。

この世の中には途中からなるには難しい、たいへんな仕事がありますが、このように教職は比較的さまざまな年齢層の人たちにその門戸が開かれています。教壇に立つことを夢見る人だけではなく、「その気」にさえなれば途中からだって、極端な話、会社を定年退職してからだって就けてしまう仕事でもあるのです。

実際、各自治体の実施する教員採用試験などは定年制がありますので、60歳を越えてからは正教諭として教壇に立つことはできないかもしれませんが、常勤講師、非常勤講師としてであれば比較的容易にその望みが叶えられるでしょう。

校種、教科にもよりますが、昨今ではどこの自治体、私立学校も慢性的な人材不足に頭を悩ましており、求人欄に「経験不問」「年齢不問」としてあるところがほとんどです。

当然教員免許を取得していることが前提であり、その上、相当の覚悟と相応の努力が求められることは言うまでもありません。




教師になるにも途中からの転職はそれなりに大変

私の場合は、一番はじめに就職した会社(事務)を2年で辞め、次の仕事を探すための「つなぎ」として就職した「集団授業の塾」で授業の面白さ、こどもの魅力に取りつかれ真剣に教師を目指し始めたのです。

英語での教員免許取得は、はなから眼中にありませんでした。そもそも自分が英文にすすんだのは、中学時代にはまった「ポーの短編、詩」をもっと詳しく研究してみたい!~というピュアな気持ちからだけで、私の中では英語は「手段」であって、英語を学問として、学ぶことにはまったく興味がなかったからなのです。

そしたらどうしてまた「商業」なのか? ってなりますよね。実は最初は小学校の教師になりたくて明星大学の通信教育をはじめたのですが、あまりにもすごい量の教材と科目数の多さ、提出しなくてはいけない課題の多さに恥ずかしながら挫折してしまったのです。

それでもあきらめられず、もともと文学歴史に興味があったので、それじゃ「国語」か「社会」でいくか? と安直にも行こうかと思いましたが、受験雑誌「教員養成セミナー」「教職課程」等の各県別の合格率、倍率をみて一気に気持ちがしぼんでしまいました。

当時は地理歴史、公民~といった採用区分ではなく、高校社会の「日本史」とか「政治経済」といった科目ごとの採用だったのですが、「日本史」においては80人くらい受験して合格者がたったの「1~2人」の合格といった司法試験真っ青の倍率でした。これじゃだめだダメだとそれでもあきらめきれない私は、愚かにも「じゃ倍率の低いところだな」と、とにかく当時倍率の低いトコロを探したのでした。
「高校商業」受験者70人、合格者(候補者名簿登録数)28人!!もうこれしかない!と道は決まりました!





私は普通高校卒業でしたが、幸いにも最初に勤めた会社で仕事上必要であったため独学で「日商簿記2級」は取得してました。しかし、それ以外の科目はチンプンカンプンでちょっとというか、かなり苦労しました。それでも、あたらしいことをどんどん学んでいくのは本当に楽しかったですね。

仕事を終えてからの通信教育の学習・・・編入でしたので最短ならば2年で終えるところを何と3年以上かかったのです。現実は厳しいもので、私が免許を取得して受け始めた年から急に倍率が高くなっていったのです。それでも、なんだかんだで3回目の受験で何とか合格できたのは、本当に幸運でした。

このように、たとえば、「教師」になるにしてもは途中からは少したいへんです。

大学在学中に免許を取得済みであれば、教員採用試験の受験勉強のみで済むのでしょうが、正規の仕事をもちながらでは、きっとたいへんどころでは済まないでしょう。常勤講師をしながら教員採用試験にチャレンジ!!と多くの先生方もがんばってることと思いますが、私の経験から言わせてもらうと、これもまたあぶはち取らずになりかねないと思うのです。

それは、どちらも片手間にできるものではないからなのです。

やっぱり、教師になるにしても、高校時代から「教師一本」「教師への道まっしぐら!」が寄り道もなく、いちばんなのかもしれません。

しかし、教師の職に限って言えば、挫折を経験することなくストレートで教職に就いた人よりも、挫折を繰り返し辛酸を舐めつくし、苦労して教師になった社会人経験ありの教師の方が、生徒の傷みに寄り添えるような気が私はします。

教師という仕事には、ぜひぜひ社会人経験豊かな人になってもらいたいと思うのです。学校現場の労働環境の熾烈さは、周知の事実ですが、少々のことではへこたれないたくましさと、自分というものをしっかり持っている「大人」な人が求められているのですから。

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途中からなるには、かなり難しい、無理な仕事

だいぶ教師という仕事をプッシュしてはなしをしてきましたが、この仕事は比較的、各自治体の年齢制限が緩く、まったく年齢制限(59歳まで)なし~というところもあるくらいなのです。繰り返しになりますが、正教諭、専任教諭にこだわらず(常勤講師、非常勤講師など)、資格さえ一度取得してしまえばこの職に就くのはむずかしいことではありません。

比較的若い人はまだいいです。やり直しがいくらでもききますから。しかし一方、ある程度社会人を経験してきた人たちにとって、途中からなるには難しい仕事が世の中にはたくさんあります。ちょっと寄り道して、たとえばどのような仕事があるのか見ていきましょう。

①医師

こちらは絶望的、社会人を経験して医学部に編入~といった道もありますが、それでも編入試験の合格者の平均年齢は30歳以下。何より編入試験が恐ろしく難しいうえ、倍率も半端なく、受験者が有名大学卒業者ばかり。編入でなくとも、新卒医学部受験であっても2浪くらい?までが限度のようです。

医学教育にはとてつもないお金が投じられているので、年寄りを入学させるよりもい若年層に少しでも長くお医者をやってもらいたい~ということなのでしょうね。

②公務員

教育公務員を除いた地方自治体の公務員、国家公務員には厳格な年齢制限があります。

たとえば、自衛官の年齢制限が最近、26歳までから32歳までに引き上げられましたが、それでも33歳のまだまだ若いこれからの人であっても受験さえできないのです。警察官にしたって30~35歳で線引きしている自治体がほとんどです。

③AD等の芸能界就職

私の知人で38独身男が上京して芸能界入り(AD、劇団、養成所)を試みましたが、すべてバツで、養成所でお金だけ払って3年で帰ってきました。その間、フリーターをしていたそうです。彼の話によると、この業界に入ってくるのはそのほとんどが新卒か、もしくは20代の若い人がほとんどな上、下積みもほんとうに長く、入れ替わりも激しいとのことです。

④年齢制限があり、身体的要件がある仕事
そのうえ、養成所、大学校に入らなくてはいけない仕事(パイロット、競馬騎手、競艇選手等)

例えば中央競馬会の競馬学校に入るためには、年齢20歳以下、裸眼(コンタクトはダメ)で「0.8以上」等々制限があります。

競艇選手(ボートレーサー)は国家資格ですが、現状では国家資格突破の唯一の養成機関である「ボートレーサー養成所」(2017年に「やまと学校」から改名)に入学する道しか残されていません。そして応募時の身体的要件として以下のように厳格に定められています。

①15歳以上30歳未満、中学を卒業資格
②体重:男子 47.0kg以上57.0kg以下
女子 42.0kg以上50.0kg以下
③視力:裸眼で両眼とも0.8以上(メガネ、コンタクトは不可)
④慎重:175cm以下

その他、力士、ボクサーなども厳格な基準が設けられています。こういった仕事に就く気が最初からあるならともかく、途中からウェイト調整はまだしも、視力などはなかなか難しいのではないでしょうか?

いかがでしょうか?これらの仕事から比べたらほんとうに「教師」という仕事は、広くその門戸が開かれていて、「その気」になって行動が伴えさえすればなれてしまう仕事に思えてきませんか?





その他教育関係でやりなおせる、なれる仕事の数々
保育士、学童指導員、学習塾講師などなど実にたくさん

「その気にさえなれば」と話しましたが、実はこの「その気」になることがいちばんたいへんなことなのかもしれません。ましてや今の職場で重要なポジションにいたり責任のある仕事を任されていたりして、それなりに満足していたりするといつの間にか、わざわざ大変な道を選ぶという選択肢は消えていってしまうものなのかもしれません。

今の職場に残る、い続けるというのもそれはそれで立派な事。でも、新たに何か始める、起こすということはもっともっとのパワーと勇気が必要です。やりたいことが明確になっていて、道筋、未来予想図がキチッと描けていて、あなたのその自信が過信ではなく確信であるならば、思い切ったチャレンジもまた価値のあるものとなるでしょう。

でも、「やっぱり教員免許このトシからの再チャレンジは、ハードルが高いなあ~」と嘆く方もいることでしょう。

教壇、学校という「カタチ」と、お金その他諸々の「待遇」にさえこだわらなければ、子どもたちと同じ時間、空間を共にし、お互いに成長していける~というステージは意外と多いものです。そんな仕事をかけあしで紹介してみます。

①保育士、学童指導員

小学校教員を長らく努めていた私の知人がおりました。彼女は、なかなか子どもたちと触れ合う時間が確保できないこと、仕事量の膨大さ、父兄対応などに悩み、身体を壊し学童保育指導員へと転じたのです。最初は保育士への転身を考えて保育士試験を2回の受験し、なんとか資格を取得したのですが、勤め始めて学校時代と変わらぬ激務にこれまた健康を損ね、資格不問の学童指導員へ最終的に転職したのでした。

学童保育は最近民間企業がこの業界に進出してきてから、競争が激化し、さまざまなサービスを提供する場となり、父兄の要求水準も高くなってきています。おのずから学童指導員に求められる力量も高いものとなり、専門性、独自性が望まれています。

しかし、地方の小学校併設のようなこじんまりとした学童では、このようにまだまだ放課後の見守り役、第二の家庭的な役割がもとめられている所が多い現状です。

小学校教員時代と違い、正規の授業をすることはできなくなってしまったけれど、毎日子どもたちと触れ合えるしあわせをかみしめているようです。加えて学校時代のような授業の準備や各種行事などの仕事はほとんどなく、仕事量も学校時代と比べてぐっと減り、ほぼ定時で帰っているとのことです。彼女は現在も学童指導員としてイキイキと毎日を送っています。

いくら、無資格で勤められるところが多い学童保育であっても、当然有資格者が優遇されるのは言うまでもありません。対象年齢がほぼ小学校1~3年生(一部は高学年も受け入れている)ということもあり、幼稚園教諭、保育士、小学校教諭、児童指導員任用資格などの有資格者がやはり多いですね。

保育士資格は普通、養成所、大学短大、専門学校等で必要単位を履修し、保育実習を経てはじめて取得できるようになっていますが、保育士試験に合格すればこれらの学校等を経ずとも資格取得が可能なのです。

保育士試験の受験資格は、大学2年以上在学62単位以上取得、もしくは大学卒業だけでなく、専修学校、場合によっては高等学校卒業でも認められることがありますので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

保育士試験受験資格(受験資格の確認)



しかし、学童ではなく「保育士」への転身を考えた時、その仕事の実態、実情を十分に考慮した上での舵切りでないと後々後悔することになるかもしれません。と、言いますのも、いくら途中からなれると言っても保育士の仕事は激務です。

私が勤めたことがある学童保育は保育園併設の学童だったため、保育士さんの仕事の一部を手伝うことも多々あったのですが、小中高生を相手にするのとはまた違ったたいへんさがあります。

小学校低学年ではまだ、たまにおもらしが治らない児童がいたりしますが、「0歳児」預かりの保育所などほんとうに「赤ちゃん」のおとうさん、あかあさんにならないといけないのですから。当然、ことばは通じませんよね。

「指導・教授」ではなく「保育」「育児」に該当する年齢の「幼児」もいるのですから当然といえばそうなのですが、専門的な知識やスキル、経験が要求されるスペシャルな仕事なのです。

でもこれまた、この時期の子どもにしか出せない味、よさというものに触れられるのは保育士さんならではのしあわせなのかもしれません。保育士さんの全国平均年齢が39歳(公立保育所は当然公務員なので自ずから平均年齢は高くなります。辞める人、あまりいないですからね。)といったことを考えても、「かわいい」「やりがいがある」「たのしい」だけで済まされる仕事ではないのです。ある意味体力、精神力勝負の仕事と言えるでしょう。

※「学童保育転(天)職?学童ならではの魅力とたいへんさ~メリットとデメリット~

②学習塾講師

これに関しては、かなり詳しく私の塾講師時代の経験を「なるならどっちだ?学校教師or塾講師?自分のこころにきいてみる・・・」で話しました。一概に学校教師と塾講師を比べることなどできませんが、ある意味、学校教師よりたいへんです。

何がたいへんか?と言うと、それは背負うものがあるという「責任」と「プレッシャー」です。この2つは学校教師でももちろんあります。しかし、責任、重圧の性質がまるで違うのです。ましてや、よくあるフランチャイズ塾の「教室長」として入職した日にはたいへんです。

教育公務員は自分が教科担任として教授した子どもの成績が下降の一途をたどろうと、自分のクラスの生徒が何人辞めようと、減給、免職等の懲戒処分を下されることなどありません。しかし、どうです。塾講師教室長はすべてにおいてその責任をどこまでも追及されるのです。

生徒一人辞めたなら、私の勤めたフランチャイズ塾では、指導の経過となぜ退塾に至ったか、そしてそうならないためにはどうすべきだったかの始末書を所定のフォームに沿って延々と10ページ分も書かされた上、その人数に応じて減給処分でした。

こう話すと、塾講師のたいへんさ、イヤさ加減がこれでもか!と言わんばかりに強調されてしまいますが、教室長などのマネジメントを預かる職ではなく、純粋な塾講師業務だけに専念できる環境であれば、「教えることが何よりも好き!」という人にはこたえられない職場となることでしょう。

しかし、教授業、授業専門の講師であったとしても、その講師の生徒の定着度、実力などはすべて数値化され査定されることになりますので、授業のプロになれること請け合いです。最近では個別指導専門塾が大半を占めていますが、やはり授業でのあのライブ感は集団授業に軍配が上がるでしょう。

いずれにしても、塾講師の「教える技術」「成績を上げるワザ」は学校教師を凌ぐものがあるのです。すべてがそうだとはもちろん言えませんが。学校教師と比べて準備にかける時間が違い、背負ってるものが違うのですから当然と言えば当然かもしれません。

因みに学習塾講師になるには、何も資格などいりません。事業所によっては大卒以上などとしているところもありますが、極端な話、学歴、資格、年齢、経験よりも実力の世界です。教員免許はあったほうがそれはいいのでしょうが、「あ、そう」で済まされるレベルです。




※「なるならどっちだ?!学校教師or塾講師?自分のこころにきいてみる・・・

③その他いろいろたくさん

そのほかにも、わたしのまわりには教育業界でがんばっているひとたちがたくさんいます。

※ スイミングスクールの水泳コーチ(正職員)

※ 児童相談所の一時保護児童の夜間付き添い(アルバイト)無資格主婦

※ 放課後デイサービス(正職員)児童指導員の資格なし入職しましたが、勤務時間を振り替えにいま、その資格が取れそうだということです。

※ プロ家庭教師(業務委託契約)でかなりの額を稼ぐお父さん

※ フリースクールを起ち上げた元専業主婦

駆け足でざ~っと資格なしでなれてしまう教育関係の仕事を見てきました。いくら、資格なしと言っても、そこはやっぱりそれぞれのプロなのです。たとえ一日で「なった」としても、とてつもない時間と努力を重ねていって少しづつプロに「なっていく」しごとなのではないでしょうか?

やはり、最短でなりたいものになるには、できるだけ早い時期からの職業教育、キャリア教育を受ける必要がある~ということになりますが、現在の学校教育にそれを期待できるでしょうか?そもそも、そんなに早く、「なりたい!」「大好き!」なものなんて誰でもカンタンに見つけられるものと違いますよね。

そうなのです。結局は自分自身で動くしかないのです。自分のために有益な情報を収集し、それらを活用、判断処理、そして決定していくための能力は、自分で磨いていくしかないのです。それは、児童生徒学生であっても大人であっても同じことなのですね。

未来を変えるため、昨日と違う自分に出会うためには、まず、「いま」この時の行動を変えなくてはなりません。この行動無くしては、あしたも何も変わらない朝がくるだけなのです。

あなたのあしたのために、できること何でもいいと思います。今日から、いまから始めてみませんか!











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