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なるならどっちだ?!学校教師or塾講師?自分のこころにきいてみる・・・   

投稿日:2017年7月8日 更新日:

結論から言ってしまいますと、「どちらでもお好きな方をどうぞ!」です。といいますのも、それぞれにたくさんの魅力とたいへんなところを抱えているからなのです。

あなたが目指すものが何なのか?によって自ずから答えは出てくるでしょう。それほどに、この2者間には似て非なるものが存在するのです。

まずは、自分の「内なる主人」の「こころの声」に耳を傾けてみましょう!

塾だけじゃない!学校だってブラック、ブラックまっ黒け!

最近になってようやく「塾業界」のブラックな面が次々と浮き彫りになってきましたね。社員はすべて役員待遇という肩書だけ与えて、何百時間残業しようが「手当ゼロ」とか。

しかし、こういった不当な待遇は、この塾に限らず前々から慣習的に行われてきて、当たり前とされてきたことなのです。いつの時代も、公務員以外は、事業主に雇われ人は「搾取」され続ける存在なのですからある意味仕方にないことかもしれません。

なぜって、それは少しでも人件費を浮かしたいがためですよ。それがイヤなら、自分で塾、スクールを始めて搾取するほうにまわるか、学校教師になるしかありません。

塾教師の勤務形態は過酷です。私が塾に勤めていたころは「午前」9時出勤、時計の針がぐる~っとまわって「午前様」という日がほとんどでした。なぜって、こうまでしないと、仕事をこなせないからなんです。

勤務時間だけではありません。小さな塾、スクールでは社員講師は「教室長」としてあてがわれるところが多く、すべてを任されやらされます。売上計数管理、児童生徒募集、宣伝広告打ち、アルバイト講師管理、クレーム・トラブル対応、入塾対応などなど、挙げたらキリないです。

フランチャイズチェーンの塾によってはもっとたいへんです。近隣塾との多すぎる研修会、勉強会の嵐!年に何度かの全校舎をあげての大会など更にさらに時間が削られていくこと必死です。アルバイト講師さんはそのほとんどが大学生なので、ドタキャンは言うに及ばず長期休暇中は遊びに帰省にととにかく忙しい大学生ですので、新たな求人をかけなくてはいけません。

それでも埋め合わせができなかった場合は、そうです。社員講師がその穴を埋めるのです。そして極めつけが、学校周辺でのビラ配り声かけ!です。とにかく、すべてを任されると考えておいた方がいいです。

 

「塾業界はやっぱりブラックだから、学校にしよう!」ときても、学校だって同じことです。ただし、学校の場合は「働き方」によって、ブラックにもなるし、ホワイトになることも、そしてグレイにすることだって可能なのです。

もうおわかりかとは思いますが、一度「教諭」として採用されたら相応の不祥事を犯さない限り、個人の裁量にによる「働き方」程度の問題くらいでは簡単にクビにはできないのです。それほど、特に公立学校教職員の身分は保障されているのです。

本気で学校教師の仕事をやろうと思ったらそれこそキリがないです。24時間365日不眠不休でもこなせないでしょう。つまり、公務分掌であてがわれた自分の仕事を最低限こなしていれば、あとの線引き(ここまでやってあとは切り捨てよう!)は個人それぞれに委ねられているわけなのです。

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すべてはあなた次第!何がいちばん大事なのか自分の胸に手を当ててみて!

塾講師にせよ学校教師にせよ、あなたは「何が何でもお金持ちになりたい!お金が一番大切!」という方ではおそらくないはずです。なぜなら、両者とも、生涯に得られる金額というものがだいたい決まっていて、とてつもないお金持ちにはなれないことは分かっているからです。

ということは、「何らかのかたちで未来のこの国を担うこどもたちの役に立ちたい!」「教えるのが好き!子供が好き!」というピュアな気持ちがあなたを突き動かしていると思うのです。その「ピュア」な部分をぜひ大切にしてください!それが、どちらを選んだとしても長続きする秘訣です。

☆教科指導に専念したい!生徒の力を伸ばしたい!

どちらも「専念」するのは、かなり難しいですが、どちらかと言えば「塾講師」かもしません。塾は児童生徒の成績を伸ばしていき、合格実績を積み重ねていけば評価されるところです。果ては生徒を多く獲得すればするほど、その人の評価となります。

「将来、自分の塾を持ちたい!そのための修業だ!」なんて人も塾講師向きですね。ただ、公立学校であっても、学習指導要領に則っていさえすれば教科授業展開はかなり自由ですし、授業が学校教育活動の要であることに何ら変わりはないはずです。進学校で特に教科指導のスキルが求められますので、様々な校種を経験したのち、進学校専従なんて方もいますよ。

☆児童生徒と人間的なふれあいがしたい!全人格的な教育活動がしたい!

これは、まよわず「学校教師」でしょう!塾講師にはこれはまったくとまではいいませんが、求められてはいません。雇い主も父兄も(本人も)そんなものは求めてはいません。成績を上げる、合格させるという「消費者欲求」を満足させることに専念すべきです。塾講師に付随するその他たくさんの雑務もすべては、この主目的のためなのです。


☆その塾、学校の教育方針に心服した!是非ここに勤めたい!

当然公立学校であれば、勤務年数等による「異動」がついてまわります。おなじ学校に十年以上勤めるなどは一部の例外を除いてはありません。(特殊な競技の顧問、農水産高校などなど)各学校に校是あれども、年数を経れば異動しなくてはいけないのです。さまざまな校種を経験したのち、帰ってくるという選択肢はありますが、必ず絶対はあり得ません。

つまり、1つの学校、塾に勤めあげたいのであれば、自ずから「私立高校」もしくは「塾」ということになるのです。ただ、私立であっても系列校、中高間での異動、そして塾であっても系列塾での異動は当然覚悟しなければなりません。

逆に異動がないということは、たとえば人間関係でこじれたとき、転居したいときなどはかえって障害になるでしょう。そういったすべてをふまえて選択したほうが無難です。

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☆ラクがしたい!

これは論外なので答える必要はないと思いますが、どちらを選んでも「ラク」ではありません。土台、「ラク」をしたいのであれば、どちらにも勤めるべきではりません。学校、塾以外であってもいまどき、楽な仕事などないでしょう。ただ、先述のように「働き方」の裁量が個人にある程度委ねられているのが学校教師になります。

いまどき教師個人の到達度も評価される時代ではありますが、ラクをしようと思えばできるのが学校教師です。ただ、それをあなたの良心自尊心が許しますか?こういった考えの「教員」がいていちばんの被害者であり実損を被るのが児童生徒なのです。

塾業界も慢性的な人財不足ですが、学校教師以上にシビアなのがこの世界です。とにかく「評価」がついてまわります。生徒獲得数が多ければ多いほど、退塾率が聞くければ低いほど、経費を浮かせれば浮かすほど、合格実績を上げれば上げるほど、評価され給与に反映される仕組みになっているところがほとんどです。

☆安定とやっぱりお金!

これは「学校教師」でしょう。一部の成績優秀な塾講師は相当な収入でしょうが、やっぱり安定度は学校教師に軍配が上がりますし、50歳前後で平均年収が800万円以上となれば、ほとんどの塾講師は学校教師の軍門に下ることになります。

学校と塾だけじゃない!いろいろな働き場所!

保育所、保育園、幼稚園、大学、大学院、資格予備校、予備校、カルチャースクールなどなど、働き場所はいろいろです。特に予備校、大学などは教授、研究に専念でき、研究実績、合格実績がモノをいうだけに自分の専門分野をもった人には向きでしょう。そして、個人の能力次第では本を著したり、各メディアに露出したり~と働き方も自由で、自ずから収入も限界はないでしょう。教育公務員は兼業が法律で禁止されていますので、様々な分野で活躍したい!せまい「ワク」にはおさまりたくない!という人はもってこいのフィールドですね。

そして、結論!

どちらを選んでも相応の覚悟と不断の努力が必要!

どちらを選ぶかはあなた次第!

なすときゅうりを比べるなんてナンセンス!

さいごは自分のこころにきいてみるのが一番!

 

 

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