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教師と生徒の適切な距離って?異性児童生徒への身体的接触があるパターン~セクハラで泣かないための自衛手段~

永遠の「20cm」とはよく言ったもので、スペシャルな関係にある二人以外、決して超えてはいけない「間合(まあ)い」というものが人間社会、当然学校にもありますよね。この適度な距離が保たれているうちはまだいいのですが、これを超えて近づきすぎたり触ったりなんてことになると、時と場合によってはかなり面倒なことになったりも・・・

前に、「生徒との距離のつかみ方保ち方~ちょうどいい距離感~」や「「近いよ!」女子生徒との距離の取り方~指導も超えてはダメな距離がある~」で「距離」や「距離感」についてちょっと話しましたが今日は人間関係に基づく「距離感」ではなく、具体的な児童生徒との「身体接触」について振り返ってみたいと思うのです。

と言いますのも、当サイトユメザスは「記事リクエスト」も受け付けていますが、今回教員志望の学生さんから依頼があったためなのです。彼のリクエスト内容をカンタンにまとめると、

➀ 実際の現場で子どもとの身体的接触があるケースというものにはどういったものがあるのか?

② 距離の取り方が分からないで悩んでいるので、具体的に教えてほしい(彼は現在学業のかたわら、塾と学童でバイト中とのこと)

③ 学校で異性の子どもに接するとき注意しなくてはならないことは?

④ 接触、接近などでこれまで珍しい体験、トラブルなどがあったら教えてほしい

主にこういったことをまとめて記事にしてほしい~というリクエストでした。要は具体的にちょっと突っ込んで教えてね~ということなのだと勝手に解釈して話していきますよ。

ただ、話し始める前にひとつ断っておくことがありますね。それは、こういった間合いとか距離といったものは、人間の感性によるものなので、杓子定規的にここからここはダメ、これやったらバツ~というものではないということです。もう一つ付け加えると、こういったテーマは頭で考え、知識として知っておくだけではぜんぜん不十分で、その場その時の雰囲気であなた自身の感性で培っていくべきものであるということです。

それでは、私なりの経験(主な経験校種/高等学校)から話していきますね。(はじめての方のために、詳しいプロフィールを用意してます。要は幼児乳児以外はほとんど相対してきました~ってことでOKです.





学校現場での身体的接触のあるケース

➀ 生徒指導で相手が実力行使に及んだとき

まさかこちら教師サイドから子どもたちに殴りかかったりする特殊なケースを除いて、教育困難校などでは男子女子にかかわらず、突っかかってくることはよくあること。私は男性であるが、女子が挑んできた場合でも当然抑え込まなくてはいけません。当然相手の身体にも触れることになります。

② 緊急時、緊急搬送時

集会中、授業中ひっくり返った、過呼吸でもだえ苦しんでいる、部活中骨折してしまった・・・などなどいずれも実際に遭ったケース。時と場合に応じて男子女子生徒の助けを借りて、教師みずから子どもを一刻も早く病院に運ばなくてはならないときが出てきます。

③ 部活動指導時

運動部文化部かかわらずこれは結構あるでしょう。学生時代競技歴のあった陸上、硬式テニスだけを例にとってもストローク一連の流れを実際に腕をつかんで運んで行ったり、初心者にはグリップの仕方を手をつかんで指導したり、試合形式のゲームでのハイタッチなどなど~と例を挙げたらキリがありません。また、アップ、ダウンの時にやる二人一組の柔軟なども一人だけになってしまったものの相手をしたり~とこれなどかなりそれなりの密接度となります。

しかし、初対面同士でこれを異性にやられたらほとんどの生徒は違和感だったり不快感嫌悪感を抱くのではないでしょうか?当たり前すぎるはなしにはなりますが、ある程度以上の信頼関係ができている状態でないと厳しいですね。

また陸上競技の場合、各種大会の運営は各校の教員が行うのですが、競技前のゼッケンの確認も当然持ち回りの教員がやることになります。これがまたやっかいで、あの独特の露出度の高いユニのうえ、きわどいゾーンについているわけですので一歩やり方を間違えるととんでもないことになりかねません。このように結構気を遣うことありすぎなのです。

現代では各自治体、教育委員会の懲戒規定もかなりきめ細か且つ厳格に身体的接触についてガイドライン、線引きを示していますが、これにひっかかるかどうかの要諦は児童生徒自身が嫌悪感不快感をいだくかどうかで決まるようです。また実際の裁判でも、子どもの抱く感情を優先し適法か不適法であるかの判断を示しています。

実際の部活動中の身体接触も、それが指導の中でほんとうに必要なものであり、流れとして自然なものであればなにも問題はないでしょう。しかし繰り返しなりますが、当然、そこには人間的な信頼関係が築かれていることが前提となります。

④ 日常の生徒指導(服装検査など)

頭髪指導スカート検査などなど教育困難校ばかりで奉職した私の場合、これらの検査でがんじがらめの日常でした。子どもも大人も、これらの是非は別のテーマで詳しく既にはなしていますので深入りはしませんが、これまたほんとうに近い指導で気分が重かった記憶があります。

頭髪指導では学校によっては、とてつもなく手間がかかるうえお互いの嫌悪感半端ないキテレツな頭髪検査があったのでした。これは、実際に生徒の髪の色、染色状態を調べ上げるために、実際に手で触って表面だけでなく髪全体をくまなく調べる~という珍妙な検査でした。信頼をおいている教員にだってこんなのやられたら気持ち悪いのに、自分の嫌いな教員にこれやられた日には髪の毛洗いまくりだろうな~と思ってしまうのです。

~と主なあるあるパタ~ンを見てきましたがこれは、➀をのぞけばあくまでも「教師サイド→生徒」のケースですが、当然この逆の場合、つまり子どもたちから接触してくるケースだってあるのです。私は専門が高校商業でしたのでどうしても女子生徒が多い学校を中心に経験してきましたが、このくらいの年齢のこどもたち~とひとくくりにすることなんてできません。

大人になりつつある自分を自覚して、将来に向けての準備を着々とすすめているようなオトナな生徒から、あなたは本当に高校生なの?と思ってしまうくらいお子様なお嬢まで幅がありすぎでした。いくらこっちが線引きしようとしても、かまってちゃんよろしくベタベタまとわりついてくるのですから困ったものです。

当然しかるべく指導はして、指導後はおとなしくなりましたが、最初のクラス開きの時なんか、教卓の椅子に座って放課後仕事していた自分のひざに腰掛けようとするのですから困ったものです。このようにひとえに中学生、高校生と言ってもさまざまであり、自分、他人の「性」を意識した行動をとれない未だ幼い子供も存在するのがこれまた現実なのです。

これら以外にも各教科での授業中の接近、接触はそれなりにあるでしょう。特に体育科、家庭科などの座学ではない教科に多いようですね。

(例)教職員の主な非行に対する標準的な処分量定(東京都教育委員会)



子どもとの適正な距離のつかみ方、取り方

ここで取り上げているのはいわゆる「距離感」のことではなく、「物理的距離」のことです。カンタンに言ってしまえば、時と場合、そして相手によりけりということです。

子供たちをとりまく現代もまた非常に複雑な社会です。自己の性の自認が生物学的なものと一致していない子どもだっているわけです。子どもの年齢、性差、シュチエーション、成育環境などさまざまなことがらを考えに入れて適切な間合いや態度を取っていかなくてはなりません。それができるまでの間は、軽率な行動は慎んだ方が無難です。

また、子どもと一口に言っても幅がありすぎです。小学校低学年のころの子どもは、相手の性差によって態度を変えることなどあまりなく、一度親近感をおぼえた大人は大人として遠慮なく肩にも上ってくるし手もべたべたつなぎたがるものです。これを「20cm以内」の接近は厳禁だ!などと言ってはねつけることなんてまったく野暮もいいとこですよね。

かと言って、小学校低学年の児童がすべてそうだなんて決して言えないところがこれまたむずかしいところ。大人をしっかりと自分と異なった性の「男性」「女性」とみなしている子どもだっているのです。

教師であるならば、その子供の年齢に応じた発達段階の特徴を踏まえたうえで、おのおのに応じた行動が求められるのは当然です。しかし、これだけで終わらないところがこれまた難しいところ。子どもがいくらOK!であっても、保護者が「距離感」「身体的接触」に過敏すぎるケースもままあるのです。前にも話しました。学童で同僚指導員が膝上に児童を乗せていたのを目撃した母親が、児童館に乗り込んできて長時間クレームをつけ、その後も幾度となく監視体制を続けた結果、同僚は辞めざるを得なくなった~という事例がありました。このように今や親の意向を無視することなどできません。親御さんとのふだんからの意思疎通もまた大事なものとなってくるでしょう。

いずれにしても、こればかりは頭でああだこうだ考えて答えがきちっとかちっと出てくるものでも全然ないので、場数を踏み、実践の中で肌感覚でつかみ取っていくしかないものなのです。




異性の児童生徒と接するときの注意点!

➀ 自己中心的主観的な思い込み、勘違いに注意!

先にも話したように、一人ひとりの子どもはみなそれぞれに違って個々の人格を持ち合わせた一人の人間です。みなそれぞれに物事のとらえ方考え方も違います。先生あなたが「これくらいだいじょうぶだろう」「信頼は得ているよな・「指導上これは必要な間合いだ」などと考え勝手に思い込むのは、それはそれでご自分の頭の中でのことであればぜんぜんOK!です。

しかし、それをいったん言葉にしたり、行動に移したりしてしまってからは、その言葉、行動は取り返しがつきません。あなたの本位とはまったく関係なしにひとり歩きをするでしょう。それを児童生徒がどう思うかはまた別の問題なのです。

ですから、先述の様にさまざまな子どもがいるという前提で人間関係が構築される前は言うに及ばず、ある程度以上の信頼関係ができあがってからも慎重に慎重に行動しなくてはならないのです。

② 制服も身体もボディータッチは一切合切ダメ!

昔は「ヨッ!なにたそがれてんだ!元気出せよ!」なんてちょっとクサイセリフとともに、肩をポン!なんてやったものでしたが、このような光景も遠い昔話になりそうです。先述の緊急時、切迫したシーン以外は厳禁と心得ておいたほうが身のためです。

先の東京都教育委員会、懲戒処分の標準的な処分量定では、児童、生徒に対し、

「指導上必要のない、直接又は着衣の上から身体に接れる行為(マッサージ、薬品の塗布、テーピング等を行う際の行為も含む。)を行った場合」

免職又は停職処分になることを定めています。性的な意図があったかどうかは問わず、この処分です。もちろん自治体により懲戒規定は異なりますが、この規定から見てわかることは教員の意思意図云々や性的な部分の接触の有無などはまったく関係なしに「一切合切厳禁」という強いメッセージ性が見て取れるということです。

これほどまでに厳格に定めておかないといけない状況にまで追い込まれているのもまた事実です。「先生なんだからそんなことはしないはずだ」という性善説に立ってではないのです。これほどまでに厳しい懲戒規定を強いているにもかかわらず教職員の非行は増える一方なのですから、たいへんなことですね。



③ 2人きりになる空間は要警戒!

学校では普通、児童生徒を教職員の自家用車に同乗させるときには、事前に「同乗許可」を求め認められなければ子どもを乗せることはできないようになってはおります。しかし、同乗のすべてが許可をもってそうしているかと言えばそうではないでしょう。

わたしも若い時分には、女子生徒を深くも考えず乗せてしまったイタイ経験がありますがあとあとイタイ目に遭うかもしれません。その子どもが自慢げに他の生徒に触れまくり、職員間にも知れ渡りあらぬ関係を疑われたことがありました。特に2人きりになる空間だけは避けなければなりません。

前にも、密室で女子生徒と二人で面談した挙句、まんまとハメられて辞めてしまった教師の話をしました。生徒が被害を訴えて、なかったという何の証拠もないあなたはどうやって自己の身の潔白を証明するのですか? どうしても二人きりになる面談などでは、クラスや部屋のドアを開放にしておき、事前に管理職や他の同僚などにも告げておいたほうがいいでしょう。

④ 異性同性かかわらず、子ども一人で家へあげるのもまた厳禁!

緊急時をのぞいて、子どもと一対一で同一空間に居続けることは極力避けなければなりません。人の好みはさまざまです。人さまにどうとらえられるかは、自分ではまったく制御不可能なのですから。現役時代、男子グループ、女子グループ、男女まぜこぜで度々我が家を子どもたちが訪れたものですが、かならず複数人であったし、親御さんの確認も怠りませんでした。現代ではなおさらです。

⑤ 身体的接触はなくとも「物理的距離」「視線」にも注意!

直接的な身体へのタッチはまったくないから大丈夫~と一筋縄ではいかないところがこれまた面倒くさいことこのうえなし。小学校低学年の子どもならまだしも、お年頃の児童生徒は彼らの年齢なりの感性を考えたうえでの距離の取り方を考えなくてはなりません。子どもによって受け取り方も当然さまざまであり、別に「20cm」どころか1mも離れているのに「近い」と感じる子どもだって当然います。気に病みすぎてノイローゼになってしまっては元も子もありませんが、子どもとの関係の高低によってパーソナルディスタンスも近くなったり遠くなったりするということです。

この「物理的距離」の測り方を間違えると、即「イタイ」「キモイ」対象となり、いったんこうなってしまってからは信頼関係を再構築するのはけっこうしんどくなってしまうのです。

接近接触注意!私のちょっと珍しい体験集

長いこと教師稼業をやっていると実にさまざまなシーンに遭遇することになります。これでもか!というくらいキツイ刺激的な毎日を送れるレアな職業のひとつ。私もご多分に漏れず、ほんとうにいろいろなことがありすぎでした。そんな中からちょっと記憶に残っているものを思い起こしてみました。

➀ ぜんそく生徒の添い寝

軟式テニス部の顧問をしていたときのことです。合宿中喘息の持病を持った生徒があいにく発作を起こしてしまったのです。深夜でもあり、もちろん家庭にも連絡を入れましたが、なんと行くことが出来ないとのこと。救急車を呼ぶことも考え、一応管理職の携帯にも連絡をしたうえで本人の希望もあり、呼ばずに吸入器で様子を見ることに・・・横になっているとツラいということで一晩中、座いすに座っているような姿勢で彼女のそばに一緒にいて背中をさすっていました。もちろん一対一ではなく、副顧問の教諭も同席してもらいました。部長やその他の生徒も起き始めたのでしたが翌日の他校との練習試合のことも考え、寝せました。

授業中集会中倒れた~でなくとも、このように持病を抱えた生徒がクラス部活にいたりするとこのような介助をしなくてはならないときがいつかはくるでしょう。このような時も、先の先を考えての行動が求められるのは言うまでもありません。

② 遠足バス内嘔吐アクシデント

このような時は担任は普通、全体を見渡せる最後部席に座るのでしょうが、酔いやすいという家庭からの申し出が事前にあったため、その子どもと私は最前列に通路を挟んで座りました。なんとか往路は持ちこたえたのですが、問題は帰りの車内で起きました。発車してしばらくして催してきた彼女は立ち上がってヨロヨロとよろめき、なんと私のひざ上にモロに吐き出してしまったのでした。私はともかく彼女のブラウスまで吐しゃ物まみれになってしまい、女子生徒の誰もが替えのシャツなどないということで(日帰りなので当たり前か)、私のワイシャツを彼女に着替えさせ、私はTシャツ半袖の上にスーツをはおるという情けない格好に・・・着替えのあいだ、男子生徒と女子生徒を半分づつに車内で分けたり~と女子のクラス委員がテキパキと動いてくれてだいぶ助かりましたが、私のスラックスは何とも言えない感触と異臭につつまれ、学校に戻るまでがとにかく長いことなしの得難い経験をさせてもらった出来事でした。

この後の彼女の心理的ケアもけっこう長いことかかったのでしたが、場合によっては生徒の胃の内容物まで浴びなければならないこれまた「近すぎる」レアな仕事と言えるでしょう。



③ 修学旅行パンツ事件

修学旅行宿泊先の風呂は普通、それぞれ男女別々でしょうが、私たちの泊まったその宿泊先は一般客も入れていたため、生徒たちは男女入れ替えで入ることになっていました。女子を先に入れ、その後の見回りを終えたはずの女性教員がいつまで経っても現れません。時間は押しています。仕方なく、風呂からあがったばかりの女子生徒を呼び、全員あがったことを確認させたうえで男子を入れようとしました。「待てよ」と、「女子の忘れ物とかあったらまずいな」との考えにおよび、もう一度その生徒に脱衣所等すべてを確認させたところ、置き去りにされ、主(あるじ)をなくして途方に暮れているパンツを生徒が介抱したのでした。まさか私が預かるわけにも、全体に「おーい!パンツ忘れたヤツいるか?」など投げかけるわけにもいかず、その生徒に内々に女子全体に聞いてみてくれと私から頼んだのでしたが、持ち主はついに現れずそのかわいそうなパンツは捨てられてしまったのでした。

このように、たかがパンツひとつの扱いにも気をもまなくてはならないので、教師サイドは早く修学旅行終わってくれ~とこころでみな密かに祈っているものなのです。やっぱり旅行はプライベートでいくのがいちばん!

④ 修学旅行着替え偽装事件

修学旅行中、就寝時間をだいぶ過ぎてもう深夜という時間になったころ、ある女子生徒が隣の部屋がうるさくて眠れない~と教員部屋に訴えてきました。問題の部屋の前に来て、「開けるぞ!」と一声かけてドアを開けようとしたその時、「着替え中!もうちょっと待って!」と叫ぶ声が聞こえるではありませんか。明らかに声がうわずって何かおかしい。「何かある!」とふんだ私は再び「開けるぞ!」との掛け声とともに思いっきりドアを開けると、果たして部屋の中はすでに電気が消され真っ暗のありさま・・・・スグに電気を付けさせると何人かがたしかに着替え中の始末。あわてて一瞬部屋を出ようとするも、モクの臭いがすごいことこの上なしに気付き、「着替え中のもの、外に出ろ!」と部屋の外に出して部屋の中をあらためることにしたのでした。

しかしその後、着替え中で外に出した子どもが再び入ってきて「着替えてからにしてください。ちょっと待ってください!」と懇願するも、時間稼ぎの悪あがきはもはや明らか。再び検分すると缶ジュースに押し込まれた吸い殻などなどが発見されるに至ったのでした。

結局、他の部屋の子どもともからんでいたことが事情聴取のなかで分かり、生徒十人以上、教員も総出で個別聴取にあたり早朝まで子どもらと夜を明かしたのでした。

これらは修学旅行あるあるの一例かもしれませんが、この事例の様に時と場合によっては着替え中であろうとなんだろうと強硬手段に訴えなければならないときだってあるわけなのです。クラスの子どもではなくとも、学年所属教員総出で学年全体の子どもたちを見ていかなくてはならないのが修学旅行です。

御多分に漏れず、修学旅行中の問題行動は学校に持ち帰っての指導ではなく、生徒教員もろとも、ホテル缶詰めとなり謹慎と相成るわけです。

~と例をいくつか挙げてみましたが、キリがないのでこのくらいにしておきますが、最後に女子校について軽く触れておきましょう。ここは公立退職後に常勤講師として縁があったのですが、見たくもないものを見せられてしまうことがそれなりにあるのが女子校です。

生徒は当然女子のみ、男子生徒は当然いません、一人も。異性の眼がないとこうまで恥じらいとか慎み深さがなくなるものなのか~と考えさせられましたね。教室のカーテン閉めないで堂々の着替え、立膝ついてパンツ丸出し、夏なんかスカートまくって下敷きであおぎまくり・・・もちろん全部がぜんぶそうではないのですが、あえて男性教員の前でだけ大胆な行動に出る生徒が多い感じですね。わかってて反応おもしろがる輩もいて、こういったお嬢にもその都度、女性としてのたしなみを指導しなくてはならないのですから女子高の先生方、ほんとうにお疲れ様です。

今回はちょっと長めにリクエストのあったテーマで話してみましたが、大事なことは

➀ 日ごろからの有事に備える臨戦態勢

② 先の先を読む想像力を常に働かせること(これやったらこうなる)

そして、そうならないように

③ 普段からの保護者を含めた生徒との良好な人間関係の構築

これに尽きます。自分の身は自分で守るしかないのです。あなたが退職の瀬戸際まで追い込まれたとして誰が助けてくれるでしょうか?みなわが身がかわいいのです。最後の最後に頼れるのは自分自身、そして身内親族家族だけでしょう。










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