~自分と向き合うことの大切さ~
自分は今、どこにいて、そしてこれから
どこに行こうとしているのか?!
私が高校生になることは・・・これから先、多分もうない。これまでの人生、それなりに充実してきたけれど、あまりにもいろいろありすぎて、ツラいこともまた多すぎてあの頃に戻りたい~なんてゼッタイに思わない。
これまでの自分がその時その時、選んできた選択肢の集まり、そしてその結果がいまの自分だからしかたない。自己責任というヤツ。
あたりまえだけれども、もう昔には戻れない。前だけ向いて、私に残された時間の中でシャカリキになってやるしかない!でも、高校時代・・・今ははるか遠いあの頃にもう一度戻れるのなら、あの時と同じような高校生活はゼッタイに送らない。
人によっては、友だちもっともっといっぱいつくっておけばよかった、ステキな恋愛がしたかった、部活やめなければよかった・・・みんないろいろだと思う。私もそう思う。でも私が本当にやっておけばよかったと思うのは、そのようなことではない。
それは、もっと自分と真剣に向き合っておけばよかった~ということ。当時の私は自分に自信がなく、本当の自分を真正面から見ることから逃げていたのかもしれない。
何をやっても自由、何にでもなれるような気がする高校時代だからこそ「自分とは何であるのか?」そして、「自分はどこへ行こうとしているのか?」について深く考えておくべきだった~と今では痛感している。
あなたたちは残された時間がたくさんたくさん有りすぎるから余計に、人生においてやりたいこと、やるべきことを見つけるのはたいへんなのかもしれない。みんなそう、私もそうだった。
自分の人生における使命を天命のように悟って道まっしぐら~なんてしあわせな人はほんの一握り。みんなみんなそれなりに悩んでいるのだと思う。
ただ、大人になってしまったいまの私が、みんなそして高校時代の私に対して言えることはたったひとつ。「ただなんとなく、むなしく毎日をボケーとして送ってしまうのは、本当にもったいない!」ただこれだけ。
若い時は、自分が年老いていくこと、死ぬことなんて考えられないだろうし、何より大切な「時間」というものまで、さも永遠であるかのように思ってしまいがち。若さってなんてもろく、はかないものなんだろう。
しかし、現実に時間は限りがあり、なにかを成すには人生という時間はあまりにも短すぎる。大人になってしまえばみんなそう思うのだ。
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「時間が有限なのはわかった。でも、来る日も来る日もあふれんばかりの時間の中で、やりたいことがわからないのにどうすればいいんんだ?」ときっと思うだろう。
そんな時はどうすればいいかって~そんな時はいつもピ~ンと張ってあるアンテナの興味関心のおもむくまま、いろいろなことにチャレンジしてみればいいのさ。難しいこと考えるより、自分の直感、気持ちに素直になっていろんなことに挑戦してみればいいと思う。
考えるのもいいけれど、まずは動いてみること!思っているだけでは、何も始まらないし何も変わらない。つまらない(と思っている)日常を変えていくためには、まずはアクションを起こし、自分自身を変えていくしかない。そう、昔の私に言ってあげたい。
そして大切なことがもう一つ。本を読むこと!!
高校時代の私は、本をほとんど読まなかった・・・これは本当に痛かった。いま、この歳になってこころから後悔している。
いまでこそ、本の虫で、無い時間をみつけては読書に励んでいるが、同じ本を昔読むのと、いま読むのでは、その吸収、そして受けるであろう影響、果てはアウトプットまでの質がまるで違う~という事実にいまさら気付いて愕然としている私がいる。
やはり、若いころに読んでおくべき本、読まなければいけない本~というのはあるのだと思う。あのころに、もっともっといろいろな本と出会っていれば~と本当ほんとうに悔やまれる。
何をするのも自由で、なんにでもなれる可能性のあるこの時期に先人たちが残してきた様々な価値に触れ、考え、そして自分とディープに向き合うことは、これから先の長い人生の道しるべとなるはずである。読書によって、自分の進むべき道が見えてくるのだ。読書の持つパワー恐るべし。
高校生にして、人生に虚しさを感じていたり、やるべきことがわからず道に迷ったときこそ、本をたくさ読んで欲しい。昔、読まなかった私が言うのもなんだが、読んでこなかったからこそ言えることもある。読書はあなた自身の血となり肉となり、人生をゆたかにしてくれるのだ。
日本の現在の教育制度では、いったん社会に出てしまってから学びなおすのは、さまざまな困難が伴うのはみんなも知っての通り。よほどの覚悟とさまざまな犠牲が必要となってしまう。
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まわり道の人生もまた、味があっていいのかもしれないが、それでなくとも短い人生・・・なすべきことを早いうちに見つけられるにこしたことはない。
いま、この時は、いくら失敗したって、どんなに悩んだってなんでも許される、特別でなんとも貴重な時・・・このたいせつな時をどうか無駄にしないで欲しい。
いまを生きる大人が、あのころに戻りたい~といくら強く願っても、誰も決して戻ることなんかできやしないのだ。高校時代は本当に人生のタカラモノのような時代・・・
みんながこれから輝き続けるために、いま、できること、きっとたくさんあるはず。それは実は、いまこの時期にしかできないことだったりする。
まずは、「いま」この時から、何か始めてみよう!それが、なにかにつながらなくとも、つながっても、「行動に移す」このこと自体がとても大切なことなのだから。
※「本当に「学校の勉強は意味なく、社会で役に立たないのか?」~勉強自体がトレーニングである理由~」
※「高校やめたい!中退って将来困るの?「学校つまらない」は理由になる?後悔だけはしないために!」
『道標ない旅』詞曲歌 永井龍雲
https://youtu.be/SfO0BdIA-ls