教師を志す人へ

教師とストレス!! うつに殺されないために!! 教師の自殺が激増! ♪「僕の先生はフィーバー」





ストレスが教師を殺す!

「教師の自殺」と聞くと、私は2006年に起きてしまった東京都の新任小学校教師2人の自殺がまっさきに思い浮かびます。それほどこの痛ましい事件は印象に残っているのです。きっと、彼女らもはじめは、初任地でのこれから出会うこどもたちとの出会いに胸ときめかせていたことでしょう。初任・新人であっても、建前は一人前の教師としてふるまうことが要求され、甘えが許されないのが教師の世界。彼女たちの苦しさ、無念さに思いをめぐらす時、涙を禁じえません。

父兄対応と超過勤務による心身の疲弊が原因とききますが、「辞めれば良かったのに~」という意見だけは勘弁してください。

私は民間会社、団体職員等、一般企業も経験してきました。どのような仕事でも、たいへんであり、それなりのストレスはあるものです。しかし、教師、学校ならではの特殊なストレスが確かにあるのです。

心身がストレスを受け、激務に耐え睡眠時間が削られるだけなら、まだいいのですが、睡眠障害になってまともに寝られず、ズタボロの状態でも学校に行かなくては~と思い詰め、果ては鬱状態になってしまっては、まともな判断などできないのです。

そこには、「辞めよう!」という選択肢はなく、ただただ「辛い現実から逃げたい、消えてしまいたい!」だけの思いしか浮かばないのでしょう。私もその寸前までいきましたから、彼女たちの苦しみは少しは分かります。

人によって受けるストレスの種類、軽重はさまざまだと思いますが、過度のストレスは間違いなく心身を蝕(むしば)み、人間をボロボロにするのです。私もそうでした。

大好きな学校だったから、こどもたちが好きだったから、教職に誇りをもって仕事をしていたから

できれば辞めたくはなかった。しかし、私の身体がついていかなかったのです。

辞めたことについては、とてつもなく長くなるのでまた別の機会にゆずりますが、今回は「教師とストレス」について考えてみたいと思います。

早速ですが、実際私の在職中に受けたさまざまなストレスを以下に挙げてみました。

あくまで私が受けたストレスですが、だいたい教師のストレスはこのようなものだと思ってもらって大丈夫かもしれません。これからみなさんが入職奉職しようと思っている世界は現状では正直過酷と言わざるを得ません。

そこで必要とされるものは、ズバリ・体力と気力です。高邁な理想や情熱ももちろん大切でしょうが、とりあえずゼッタイに必要とされているのは少々のことではへこたれない強靭な精神と肉体です。これが現実です。



これまで数多くの学校で奉職してきましたが、初任の段階で、せっかく教壇に立てるようになったというのに辞めていった若い教員をこれまで3人ほど見送りました。それも一年持たず、すべて年度途中での退職です。条件付き採用と言う身分ではありますが、彼らはすべて「教諭」でした。彼らが夢に描いていた学校と現実があまりにもかけ離れていたからでしょうか?

初任の時にはご存知のように初任者研修があり、校内外で手広く時間をかけて研修が行われるうえ、持ち授業時間もかなり考慮されますので比較的、一般教員と比べるとラクと言えば楽なのですが、耐えることをよしとしなかったのでしょう。

どのような仕事も最低の最低一年はやってみないと、良しも悪しも分からないと私は思うのですが、考え方が古いでしょうか?

耐えて忍ばなくてはらならい、これからあなたを襲う?7つの教師ストレス!

過酷な労働時間ストレス

これは、「超過勤務」 といった簡単な言葉で片づけることはできないほど複雑で深刻な問題です。現在でこそ、すこしずつ学校の抱えるブラックなさまざまな面が、浮き彫りにされておりますが、当時などは勤務時間の規定などはあってないのも同然の扱いだったのです。

教師には、やろうとすればするほど、一生懸命になろうとすればその分だけ、あまりにも過重な仕事量、時間が教師にのしかかるのです。。

ただし、それはとても真面目(まじめ)に教師の仕事を務めた場合に限ってのことです。

朝の打ち合わせギリギリに学校に来て、夕方就業時間を過ぎていないのにいつの間にかいなくなっている「教員」。

授業の合間に人目もはばからず鼾(いびき)をかいていつも熟睡する教員。

授業はいつも15分以上遅れてクラスに入るくせ、早めに切り上げたりチャイムが鳴っているのに決して終えようとせず生徒の休み時間を奪うヘンな教員。

高校の場合、特に教科によっては「職員分室」なるものが存在するので余計にこういった教員が多いように感じます。

極端な話、新聞沙汰になるような問題を起こさない限り、教師の身分は保証されているので最低限の校務のみ処理して、後は適当に御茶を濁すことはできるのです。

つまり、教師の仕事は際限はなく、よりよい教育活動を展開していこうと思ったらそれこそ1日24時間フルに活用したとしても足りないわけなのです。自分で自分の仕事の「線引き」をしなくてはいけない職業であるとも言えます。

その結果、自己の職務にたいして真摯(しんし)な教師は真面目であるがゆえ、自分の仕事をさらに更に増やしていくことになります。おまけに誠実であり、仕事もできちゃったりするのでこれでもかという位に仕事を押し付けられる傾向にある~という負のスパイラルに陥ってしまうのです。

みんなが家族のだんらんを楽しんでいる時にも、学校で仕事を処理しきれず、自宅で「持ち帰り残業」をしているけなげな教師が今日もたくさんいることでしょう。彼らだって早く帰って疲れも取りたいし、家族との時間を持ちたいはずです。

このような過重労働は本人に精神的肉体的ストレス、ダメージを与えるだけでなく家族との時間をも容赦なく奪っていきます。過酷な勤務ゆえ、家庭を省みれずに離婚ししてしまったり、家族関係がうまくいっていない~という例は実際いくらでもあるのです。まさに自己犠牲の極致です。

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授業、クラス経営、部活動に専念できないストレス

次の授業に向かう廊下でこれからの授業のプラン、シナリオを練る~こんなあり得ない恥ずかしい経験を実はこれまで何度かしてしまったことがあります。

「授業」が教師の教育活動の要(かなめ)であるのに、これに割ける時間がないことほど、辛くかなしくもどかしいことはないです。

仕事には当然、優先順位をつけて教師は日々の校務をこなしているのでしょうが、あまりにも時間がなさすぎる、というより勤務時間の中でやらなければいけないことがありすぎるのです。そして、教職員が足りなすぎるのです。提出しなくてはいけない報告書の類が多すぎるし、意味のない形だけのものが実はたくさんあったりするのです。もっと、いまこそ、学校はスリム化が求められているのではないでしょうか?

これは校務分掌(こうむぶんしょう)(教員全体の仕事をそれぞれ、適正、経験実績などを考慮して割り振ること)を適正、公平に割り振らない管理職にも問題があるのかもしれません。

クレーマー&トラブルメーカー父兄ストレス

これは、過重労働より教師を確実に蝕(むしば)みます。

一筋縄ではいかない人間相手の上、時にまわりをあおり巻き込んでおおごとにしたがったりもするから、余計にたいへんです。

きちんと筋が通った忠告、意見ならありがたいのですが、明らかにおかしい、クレームを付けることに無上の喜びを感じるような父兄も少なからず確実にいます。こういった人たちともつきあっていかなくてはいけないのが学校なのです。特に担任、部活動の顧問になった場合、その確率が急上昇します。

私が受けたクレームでちょっと変わったものを挙げてみましょう。

☆授業中、携帯電話を使用した生徒が授業の教師に取り上げられ、担任が出張であったため、生徒指導副部長の立場にあった私が預かっていた事例☆

約束で携帯の電池を抜き、ロックをかけたまではよかったのです。父兄が生徒といっしょに引き取りにこない限りは渡せない決まりなのですが、仕事が忙しい~とのことで再三の催促、連絡にもかかわらず、1ヶ月近く来校がありませんでした。そして、1ヶ月も過ぎようとしたころ、「1ヶ月間こっちは全く使ってない上、学校のせいでこうなったのだから1ヶ月間の使用料は学校が負担せよ!」これが父兄の主張。

☆生徒が問題行動等での謹慎(きんしん)が明けて解除となる時は、父兄といっしょに学校長よりその解除を申し受けることになっているのですが、その時のマナーの事例☆

そこには、担任と生徒指導部長も同席することになっているのです。指導部長が出張で学校を離れていたので副部長であった私も同席することとなりました。父親は来校時よりガムを噛んでいたので、解除申し渡しの時にはガムはやめてもらいたい旨を話しました。「何でガムを噛んじゃいけないか、その理由を誰にもわかるようにちゃんと説明してほしい。たかがガムくらいで細かすぎる」

様々なかたちで学校に問題を投げかけ、かかわろうとする父兄、家庭がいる一方でその陰で、「教師とはこんなもの、たいして期待もしていない、積極的にはかかわりたくない~」という父兄も実際、あるのでしょう。

この視点を教師は忘れてはならないと私は思います。その声をすくいあげ、行動していくこともまた教師の仕事であると思うからです。

とても狭~い人間関係、閉鎖的窒息ストレス

忙しすぎて教員同士のつきあいもままならず、たまの飲み会は当然同僚教員のみ。

おおむね教師の人間関係はとても狭く、限られているのです。さらに横並びの職階制でもあります。現在でこそ、主幹教諭等学校によりそうでもなくなっては来てはいますが、基本管理職以外は一般教員です。そこでは、なにか問題、悩みがあったとしても相談できるような雰囲気はないかもしれません。これは教師文化とでもいうべき歴史と深い関係があります。

新任といえども「先生」と呼ばれ一人前に仕事をやり遂げることが要求され、人様(ひとさま)の領域には首を突っ込んではいけないような変な雰囲気があるのです。クラス、授業は「聖域」と呼ばれていることからしてもその特殊性がうかがえるでしょう。

結婚にしても、ご存知のように教員同士が非常に多いのです。家に帰ってまで学校関係者がいると考えただけで私は息が詰まって和めない感じがしますが、昔の同僚は大変さを共感し合えるから有難い~と話していたことを思い出しました。

それでは、なぜ、狭い人間関係がストレスになるのでしょうか?

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それは狭いがゆえにいったんトラブルが起きたり、こじれたりすると「逃げ場」がなくなるからです。

この教職員間ストレスが実はカラダにココロに一番きます。確実に・・・

公立の学校であれば、「異動」も可能ですが、私立学校の場合、基本異動なしで系列校でまわされるのみなのです。公立、私立学校の選択でちょっと迷っていたり悩んでいるみなさんには「公立vs私立教師「なるならどっちだ?」違いと特性からの選択」がちょっとは参考になるでしょう。

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教師にプライベートまるでなしストレス

職務上必要であるので、担任を持ったり部活動の顧問になれば自分の住所、電話番号は教えなければいけません。職員同士も当たり前のこと。昔の「教職員録」には出身大学、所持免許すべての記載があったりしたのだから今ではビックリ!

そして教えただけで当然済むはずもなく、場合によっては早朝だろうが深夜であろうが容赦なく電話がかかってきたり、アポなし直接訪問なんてもあったりするのです。真剣になればばるほど、プライバシーは丸裸にされ、プライベートな時間は削り取られていくのです。

本当にたまの休みに街へ出かけて買い物したりしてあいさつをするこどもがいるうちはまだかわいいのですが、こちらが知らずしてあちらだけが知っているというパターンはちょっと苦手。次の日には買った商品名までばらされていては、オチオチ買い物もできないないですよね。

また、これは超過勤務とも関係してくるのですが、土日のすべてをなげうって活動している顧問の負担、心理的ストレスはとてつもないです。いくら好きで仮にやっていたとしても、土日勤務で1週間が繋がり、2週間3週間とそれが連続し、そして1ヶ月間連続勤務となったときのあの倦怠感だけはいまでも、これだけは絶対に味わいたくはないです。途切れることのないストレスにさらし続けられたとき、そのストレスはさらに更に倍増して、宿主に襲い掛かってきます。

教師もまた人間です。人間が人間らしくあるためには、自分を見つめなおしたり、まわりを見渡したりする時間・余裕が必要なはずです。こういったことが教師に潤いを与え、教師の教育活動にも良い影響を与えると思うのです。

こうしている間にも自分の時間のすべてを投げうって生徒のため学校のためにささげている教師にはほんとうに頭が下がります。

どうか、つぶれないでください。冗談ぬきで死なないでください。

ストレスは人を教師を殺すから!

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校務分掌不公平ストレス

これはこれまでも機会あるごとに話してきてきますので、耳にタコかもしれませんが、入職したら否が応でも現実と向きあわされることでしょう。

「えっ、こんな感じでいいの?」

「えっ、こんなに仕事あっていいの?」

この両極端があまりにもかけ離れているのですから、仕事をこれでもか~というくらい押し付けられた教師はたまったものではありません。まさにここに不公平感極まれり!!って感じです。

仕事のできる教員、文句を言わずやってしまう教師に仕事の集中砲火を浴びせる悪しき風習・・・いまこそ辞めるべきです。一人の教員の命を守るためにも・・・

学年主任、生徒指導副部長、運動部正顧問、教科科長、おまけに渉外部と進路指導部まであてがわれて身体を壊して辞めざるを得なかったのは私です・・・

経験を経るに従い、要職に就かされる機会もみなさんもこれからあることでしょう。自らが望んでのことなら口出しはしませんが、学校に管理職にいいように使われるコマだけにはなって欲しくありません。確実につぶされることになるから・・・

教員が「コマ」と聞くと普通は授業の「コマ」のことととっさに思うのでしょうが、管理職は彼らが布陣を敷いて、自らの思い通りに動かす歩兵駒(コマ)のことをきっと思い浮かべることでしょう。歩兵は王将を最後まで生かすタメの、あくまでも捨て駒でしかないのです。ステゴマになんかなっちゃゼッタイだめです。

⑦職員室いじめストレス

「職員室いじめ」という言葉をはじめて聞いた人もいるかもしれません。私も教諭であった時にはこのような経験は全くと言っていいほどありませんでしたが、退職後、非常勤講師、常勤講師扱いで入職したとたんこれらを経験しました。貴重な経験でした。

教師と言う仕事に就いている人間が、他人を痛めつけ傷つけて平気な顔して教壇に立っている世界でしたが強烈でした。

これらのちょっと詳しいはなしは、「職員室いじめ~教員同士のいじめの実態と対策~私の経験から~」にまとめてありますのでよかったらどうぞ。

以上ちょっと長めに、これから予想される教師ストレスを見てきましたが、もちろん人によって職場環境から受けるストレスの種類や、その軽重の度合いもさまざまでしょう。ある人にとってストレスに感じることであっても、他の人にとってはまったく何のストレスでもない・・・なんてことはよくあることです。

しかし、こういったさまざまな職場ストレスの中でも、人間関係によるものはそのダメージ度は計り知れないものがあるという事実だけは知っておいてください。カラダ的にいくらきつくても学校が職場が子どもたちが好きであれば、なんとか乗り切れるものです。

しかし、仕事をする学校の人間関係でたくさんのストレスを受け、精神的ダメージを負ってしまっては明日から学校に行きたくもなくなって当然です。これからの教師は自分を家庭を、そして子どもたちのためにも自身の精神的ストレスを軽減する方法を見つけていかなければなりません。

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教師の働き方改革の前に、自らの意識改革を!

私自身のキャパシティのなさも手伝ったのでしょうが、辞めてしまった今、現場が妙に懐かしく感じるときがあります。そんな私が「辞めたいまならゼッタイこう働く!!」という思いは

教員に過重労働を強要するモンペはブラックすぎるのか?~これから教師の時間外勤務はどうあるべきか?~」で詳しく話していますので、ここでの深入りは避けます。実際の働き方を変えていくこともまた大事ではありますが、それよりももっともっと大切なことがあります。

それは、自分を振り返る時間を持つことなのです。

日々の激務に没頭していくうち、自分が今、どの立ち位置にいて、これからどこに行こうとして何をやろうとしているのかが見えなくなってしまうのです。実はこの事が一番、怖いことなのです。

この「没頭恐怖」は、仕事、学校、家庭、子どもたちに悪い影響を与えることになるだけでなく、自らの心身を確実に蝕みます。この没頭病にやられたクチの私が言うのですから、ちょっとは真剣に聞いてください。確実に蝕まれます・・・・

気付いたときはもう手遅れです。

そうならないため、何が必要かは言うまでもありません。

自分自身を取り戻す時間を、忙しい時であってもあえて確保するのです。

それとも、心身のことなど顧みず定年まで突っ走りますか?途中で壊れても誰も褒めてなんかくれやしませんし、いなくなったらいなくなったで正直な話、半年もしたら「そんな人いた?」という新陳代謝の激しいドライな世界でもあります。学校というトコロは・・・

代わりはやりたい人はいくらでもいます。(もちろん、本人の代わりなどいるはずもありませんが、ネクストバッターズサークルに控えている人はいるという事実を言っているのです)

がんばっている自分に酔う、ランナーズハイのような気持ちを持ってしまうことが自分の経験上、いちばん危ないです。これはほんとうにマズいです。

先ほどの「教師の時間外勤務はどうあるべきか?」でも話しましたが、あえてやらないことを決める決断も時には必要です。その分、いままでできなかったことにあてるのです。




自信の専門を高める時間を持つ

自然、街に繰り出してみる

地域の行事に参加してみる

旧来の友人との親交を温める

アタマを空っぽにして深夜のドライブ

家族との時間を積極的に持つ

やってみたかった新しいことにチャレンジ

あえて休日を取り、気の向くままドライブ

忙しいのにあえて動物を飼ってみる

校内でこれまで」ほとんど接触のなかった人に話しかけてみる

・・・思いつくままに綴りましたが何でもいいじゃないですか?学校をこれまでとは違ったスタンス、角度から見てみることもまた、長い教師生活を続けていくうえであながち無駄な事でもないかもしれません。

人間、集中没頭ももちろん大切ですが、余裕を持つこともまた必要です。子どもの前では余裕を持った大人の面もまた必要とされるのですから・・・

そして、結論!

死んだらすべて終わり!

去る者日々疎し!

あなたがいなくても学校は日々まわり続ける!

それでも、あなたが死んだら必ず泣く人がいる!

我が身は我が身で守るしかない!

「~僕の先生はフィーバー~」










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