教育時事・問題

子どもの自殺原因~もう一つの理由~  ♪「Goodbye Yesterday」今井美樹

投稿日:2017年5月9日 更新日:

こどもの自殺は「ある期間」に突出しています。なぜこの期間なのでしょうか?そして今回は、いじめ人間関係以外の原因として見逃されがちな「成績不振」「進路問題」に目を向けることの重要性について考えてみました。また、「こどものため」が「こどもをだめ」にしている現状の危険性も一緒に考えてみましょう。こども時代はこどもの時にしかできないこと、発達課題がたくさん。我々大人は、もっとこどもの自主性を尊重し、彼らの自ら学ぶ意欲を見守ろうではありませんか。

 

児童生徒自殺、突出期間

①8月下旬~9月上旬

②4月上旬前後

③5月GW期間終了前後

上の3つの期間に共通していることは、それは子供の長期休暇が終わる「前後」の期間であるということです。逆に一番、子供(18歳以下)の自殺が少ない期間は年末年始なのです。

学校から解放され、こどもたちを縛るものがなかった長い休みが終わりを告げ始まると、子供の「死にたい」気持ち、不安がますます膨れ上がっていきます。残りの休みのカウントダウンが始まり、その辛さ、危機感、不安から自殺を選択してしまう子供が必ずいることをまわりの人間はもっと認識すべきなのです。「その日」は何のサインもなく、突然やってくるのですから。

淡い期待を描いて、なんとか、ヘロヘロになって学校に行ったものの「やっぱりダメだ」となりますので、「前後」なのです。この期間は特にまわりの人間が気を張ってあたたかく見守る必要があるのです。

 

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学校に行くと、何がある?

学校に行けば、ともだちがいて教員もいる。そしてその間、ずっと拘束され、学校にいることを強いられます。座り続け、学校にずっといなくてはいけないのです。子供の自殺のもう一つの大きな原因が、実は「学業不振、進路不安」なのですが、人間関係、いじめ等の原因に隠れてしまっている現実にもっと注目してほしいのです。

したくもない小中学受験、行きたくもない学校を目指すことの強制、なかなか上がらない成績、極めつけは家庭での過度のプレッシャー攻撃。これでは子どもが壊れてしまうではないですか。勉強をこどもに強制的にやらせるのは児童虐待に値するほど、こどもにとっては酷い仕打ちなのです。「こどものため」が「こどもをだめ」にしていることもあるのです。本来学習とは、こどもが自主的に取り組んでこそ「学び」となるのであって、強制的にやらせる行為はまさしく「勉強」にしかすぎません。本来こどもは「学び」に対するとてつもない意欲を持っていて、その成長力は自ら積極的に取り組んだ時に力が最大限発揮されるのです。

こどもはこども時代にやらなければならないことが、勉強のほかにもっともっとあるのですが、なぜそれに気付いてあげないのでしょう?自己の興味のままにやりたいことに没頭したり、日が暮れるまで遊び尽くしたり、様々な年齢層の社会の人達と交わったりすること。こういった経験は、その後のこどもの人格、将来決定において重要な意味をなすことは、みな知っているはずです。最近では、これまでの知育一辺倒の反省から、バカロレア教育、オルタナティブスクール等も徐々にその認知度も高まってきてはいますが、まだまだ日本の学力至上主義信仰には根強いものがあります。

 

 

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こどもとクスリ

こういった昨今の事情を反映してか精神科、心療内科を受診するこどもの低年齢化が進んでいます。自殺とクスリの関係性の危険が叫ばれて久しいですが、小学生が多くの向精神薬を服用しなければならないこの国の現状は異常です。

勉強がいや程度で、成績が上がらないくらいで~どうして「死」を選択してしまうのか分からない人は、こどもに対する「共感力」のなさと自分の勉強不足を自覚しなければならないでしょう。こどもにとって、学校、勉強は大切なものであり、大切なものだからこそ、与え続けられたプレッシャーに耐え、結果を出そうともがき続けるのです。その結果が期待に応えられなかったときのダメージは計り知れないものがあります。

なぜなら、「耐性」、プレッシャーに対する耐性がないからなのです。大事な時期に勉強一辺倒であったこどもは極端にプレッシャーに弱い。すべてはなるべくしてなったのです。

また、自殺を考えているこどもには、「逃げる」「やめる」という選択肢はなく、「いつどうやって自殺するか」これのみが頭の中を独占しているのです。

こども時代にはクスリではなく、摂らなければならないからだ、こころの栄養がたくさんあります。また、頭に与える栄養は、「勉強」だけから与えられるべきではなくもっと雑多な経験知識が必要なはずです。そのことは、気付いているはずなのです。

まずは、毎日のこどもとの会話からはじめましょう!

 

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そして、結論

こどもは、一人で伸びていく、意欲をもった存在!

その意欲をアシスト、そして見守るのが我々の役目

強制は絶対ダメ!

見守り、寄り添う大人の余裕を今こそ!

「待つ」ことも愛情!

「Goodbye Yesterday」 詞曲 布袋寅泰 歌 今井美樹



 

 

 

 

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