生徒指導/教育技術

生徒は「呼び捨て」か、「君、さん」付け?話し方を教えるのも教師のつとめ ♪「朝靄」藤岡正明

投稿日:2017年4月2日 更新日:

はじめて教壇に立つ時、児童生徒をどう呼ぶか?誰しも一度は迷うことでしょう。途中から呼び方を変えるのは、お互いしっくりこないですよね。そこで、今回は呼び方の決め手になるポイントをまとめてみました。また、話し方について、指導するのも教師の大切な務めです。日常でどう「話し方」について指導していけばいいのか、その大切な点についてもまとめてみました。

「名前」で呼ぶ

私の場合、最初から「呼び捨て」それも下の名前で行く!と決めていました。理由は単純。自分がそう学生時代、呼ばれたかったから。苗字、姓で呼び捨てで呼ばれるのは何か、囚人みたいというか、よそよそしくていやですよね。何よりもアンダーネーム、名には、名付け親の願いが込められていて、本人の証である~といった個人的な思いこみで、そう呼ぶことに決めたのです。

このスタイルでずっと教師時代を通しましたたが、必ず一発目の「クラス開き」、「授業開き」で生徒に確認を取ることを忘れませんでした。「名前で呼ぶけど、抵抗ある生徒は後からでいいので言って欲しい!」と。

最近の生徒は呼び捨てにされることに慣れていない者も多く、抵抗がある生徒もいるから意思の確認は必要ですね。

実際、この呼び方についてアンケートも毎回実施していましたが、この「名前」で呼ぶ方法は概ね歓迎されていました。

統一感のない呼び方は絶対NG!

しかし、時、場所、児童生徒によって、「呼び方」をいろいろ変えることは、絶対にいけません!教師にそのつもりがなくとも、生徒によっては「差別」と捉えるからです。教師が考えている以上に、生徒にとって「呼び方」というものは重要なものであり、「呼び方」の違いに敏感に反応するものであるということは、忘れてはいけません。

「差別」と「区別」は違うのです。教師が「区別」して使い分けているつもりであっても、こどもらは「差別」として受け取ってしまうかもしれないのです。

些細なことかも知れませんが、実はとても大切なことなのです。

「ひいき」や「差別」から起きる様々な問題が起きぬよう、教師には細心の心配り、心遣いが求められるのです。

あだ名で呼ぶのは、最悪!

教師として、絶対にやってはいけないことは、児童生徒を「あだ名」で呼ぶことです。あだ名が元となっていじめになった場合、教師がいじめに積極的に加担したことになってしまいます。こどもに一生の傷を負わせてしまうことは絶対にあってはなりません。

たとえその「あだ名」が生徒が気にいっていて、周りの生徒すべてがそう呼んでいたとしても、教師が生徒を呼ぶ時に「あだ名」でよんではいけないのです。

繰り返しになりますが、統一感のない呼び方は一切ダメ!例外を一つ認めると、あとはなし崩しです。

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生徒は教師をどう呼べばいいのか?

これは簡単な事ですね。強制するものでもないし、できるものでもありません。しかし、裏で「呼び捨て」で呼ばれているのは仕方ないにしても、「公」の場で、目上の者に対する「呼び方」を指導するのも、教師の大切な役割でしょう。

「さん付け」でも「~先生」でも構わない。しかし、自分のことを「~先生」と呼べというのは教員のおごり以外の何物でもないと思います。呼び捨てを指導するならともかく、自分を「先生」と呼べ~などと畏れ多くて私にはできません。

「名前をつけてやる」の画像検索結果

教師は自分をどう呼ぶべきか?

これは断言してもいいでしょう。ズバリ!「」です。「オレ」「名前」論外!「先生」勘違いも甚だしい!自分で自分のことを「先生」などと呼んでいる人は、私は「教師」とは認めたくはないです。「教員」になり下がったただの人でしょう。言いすぎですって?そうかもしれませんが、教師たるもの常に謙虚な姿勢でありたい。それは、生徒の前でも同じことなんですね。

普通の会話でどう話す?

児童生徒と親しんでくると、その関係、言葉づかいがなあなあ慣れ合いになっているのを良く見かけますね。これは一見、ほほえましい関係にみえますが、児童生徒と教師は「友人」でしょうか?どんな時も一線を越えてはいけない。それを教えるのも教師の仕事。教師の言葉遣いを、生徒は粒さに観察していますよ。

私はスラング、汚い言葉遣い、誤った言葉遣いをしないよう極力気を付けました。それでも誤ってしまうのが人間で、私のダメなところ。生徒に「私の言葉遣いでNGなところがあった場合、その場で教えてほしい」と「クラス開き」「授業開き」で話していたので、たまに生徒から指摘されるのはありがたいことでした。

時と場所、相手に応じた話し方をするのは、「差別」ではなく、「マナー」です。これから、この社会で生きていく彼らのためにできることは何でもしようではありませんか。


そして、結論!

「差別」を感じさせる統一感のなさはNG!

「あだな」で呼ぶなど、論外!

自分を「先生」、恥ずかしい!

親しき仲にも礼儀あり!

詞曲歌 藤岡正明- 「朝靄」

-生徒指導/教育技術

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