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初担任!いまスグやるべきこと②「決意と覚悟」~初任で担任を降りようとした先生~

投稿日:2018年3月8日 更新日:

前回、初担任する先生へのメッセージとして「初担任&授業開き~いまスグやるべきこと!準備と心構え~」で具体的に何から始めたらよいのか、準備とこころがまえについて詳しく話しました。このこと以上にとても大切な「決意と覚悟」について話すのを忘れていました。ごめんなさいね。

今回のメッセージは、過去の私の反省も含まれています。それは、とにかく急ぎすぎて結果ばかり求めたことです。子どもを信じて待つことができなかったんですね。いま、あなたが立っているスタートラインはとても重要な場所です。最初の「決意と覚悟」がこれからの教師人生に大きな影響を与えるのは間違いありません。

どうか自信と謙虚な気持ちをもって、あなたを待つ子どもたちのもとに飛び込んでいってください!

いちばん大事な「覚悟!」、それは決してあきらめないというあなたのこころ!

いろいろな理想を夢見るのは楽しいですね。でも現実は厳しいもの。これまでの副担任という立場で生徒と接してきたような感じにはいかないかもしれません。なにせ、背負うものも立場も、そして責任もまるで違うのですから。

最初にキツイことを言うようですが、最初からすべてうまくいくはずなんてありません。別にあなただけではなく、私も含めてみんなそうだったんですから。もちろん全力は尽くさなければいけませんが変に気負いすぎないことです。完璧、100パーセントは決して求めないことです。一つつまずいたからって全部ダメだ!なんて思わないで!

自分で勝手にそう思っているだけで、本当はそのうまくいっていないことは全体の一部分だけだったりすることはよくあることなんですね。私もいまだからそう思えるのですが、若い、真面目な人ほど自分を責めて追い込んでしまうものです。私が学年主任をやっていた時の初任者もそのような真面目な人でした。2年次に持ち上がりの時に、「まったく自信がないので、下してください」と来たのです。

考えてもみてください。高い倍率の関門を潜り抜けて、教採合格!晴れて教師になったんじゃありませんか?言わばあなたは選ばれた人なんです。「あなたなら大丈夫!この人になら子どもたちを任せられる!」とのお墨付きをもらったのですから、しんどい時ほど自信をもって欲しいのです。

その2年目の教師は「自分は向いてないということがよく分かりました」とのたまいました。正直言いますと「向いているかどうかなんて関係ない」でしょう。明らかな資質欠格者なら仕方ありませんが、強い熱い思いを持っていて、ひたむきに努力を続けられる人であれば「向くようにそれなりになっていく」ものです。

学校での仕事を通して「向き」になっていくのです。みんなそうやってきたんです。最初からいきなり教師になれる訳などなく、一生かけて教師になっていくのです。そこをみなさん勘違いしているようです。教職課程でも学んだはずです。不断の努力が求められる仕事に就いてしまったんですから、ハラを括りましょう。

私はその自信喪失の教師に言いました。「降りるというのであれば、教師を辞めるということですか?」

「そこまでの覚悟はないです。」

「覚悟を持つべきです。やるか、辞めるかのどちらかしかありません。」

私のやり方は酷いものでしたか?私は今でも後悔はしていません。一度や二度の失敗で諦められたら、学校、まわりは大変ですよ。まわりだけでなく、その本人がいちばん大変です。一生、逃げた!という負い目と弱い自分を抱え込むことになるのですから。

結局彼は無事、初めての卒業生を送り出していまも教師を続けています。ああまで言った自分がスパッと辞めて、彼が学校に残っていることを想うと、人生って不思議で面白いな~とつくづく思うのです。

教師の仕事はもちろん個人プレーによるべきところもたくさんありますが、基本チームプレーです。児童生徒にかかわることも、教職員同士によることも含めてすべて。道に迷った時、弱ったときは「助けて~」「教えて~!」ともっとほかを頼ってもいいと思うのです。私の現役時も、こうできていれば、一人で背負いこむこともなく、もっと楽になれたと思うのです。

大丈夫です。あなたのその熱い思いとひたむきな姿勢があれば、何かあったとしてもまわりがほっておくはずなんかありませんから。

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初担任!五か条!

①信念一つ

これは私にも分かりません。人それぞれなんですから。教師となったからには、あなたをこのステージにまで突き動かした、あなたの「内なる主人」の声がきっとあるはずです。このあなたの柱となるべき信念は挫けた時の支えとなる非常に大事なものとなります。もう一度、いまのうちに再確認してほしいのです。

②最後まで「寄り添う」覚悟

担任の極意はこの、付かず離れずの距離で寄り添う気持ちです。この距離の保ち方と、強弱、アクセントが非常に難しくもあり面白くもあるのです。この意味は、卒業生を出す3年後にはきっと分かってもらえることでしょう。

「寄り添う」ということは、最後までこどもたちを見捨てない、諦めない、支えていく~ということをも意味します。カタチだけの担任で終わるのか、もっと相手の懐まで入って付き合っていくのか、すべてあなた次第です。「担任」~自由裁量分が大きい、なんてステキで責任のある仕事なんでしょう!

③自己開示

これは説明は不要でしょう。担任がまず心開かずして、こどもたちが心を開いてくるはずはありません。自己をさらけだしていい場所、それがクラスだと思うのです。適度な距離と節度さえあれば。

④嫌われる勇気と覚悟

これは何も積極的に嫌われよう!などということではありません。子どもたちのこれからを想えばこそ、心を鬼にしなければならない時がきっと来るでしょう。その時、あなたはどうしますか?きちっと指導、援助しようとしますか?嫌われるのが怖くて子供たちに迎合しますか?

こどもを叱れない(怒るとは当然違います)教員が増えてきたと聞きます。こどもを指導できない教員は教師失格です。なぜかというと子供たちが道を誤ったとき、道しるべとなるべき存在が教師だからなのです。

指導すべきときに指導できないうすっぺらな教員をこどもはしっかりと見ています。「叱る=嫌われる」という図式がなぜ、成り立つのか私には摩訶不思議に思えます。こどものことを思えばこそです。

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⑤「待てる」大人の余裕・・・

いちばん最初にも話しましたが、初任時の私にはこの「余裕」が全くなかったのです。こどもの変化という結果ばかりを急ぎ、要求しこどもたちを追い詰めていたのでした。「なぜ、自分はこんなにがんばっているのに、こんなに思っているのに・・・」と「のに」ばかりで見返りを求めていたのかもしれません。

見返りを求めない思いが本当の教育愛なのはいうまでもありません。

最後に大事なことをひとつだけ話します。

それは決して「あきらめない」ということです。これは自分自身を見限らないということだけでなく、こどもを見限らないということをも意味します。教師も児童生徒も成長し続けていく存在です。諦めて、あきらめられてたまるか?!ということです。

諦めた時点ですべてが終わります。教師というしごとは惰性で続けていっていい仕事ですか?違いますよね。あなたが選んだ「教師」という仕事はそんなチープなものではないはずです。さあ、輝けるあなたの教師人生は、ここからがいわば第2のスタートです。子どもたちのつぶらな瞳があなたを待っています。

先生!ファイト!


 

 

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