教育・教師 生徒指導/教育技術

授業中寝ている生徒の指導はどうあるべきか?教師であるならば!

投稿日:2017年10月14日 更新日:

あれだけ準備を重ねて臨んだ授業・・・それでも爆睡の生徒がでてきてしまう悲しい現実。誰に迷惑をかけるではなし、知らんぷり無視を決め込み授業を続ける教員、一方、何度睡魔に襲われようと起こし続ける教師・・・教師であるならば取るべき方法は一つと言えるでしょう。授業を聴くか、放棄するかは生徒の自由ではありません。参加する義務があるのです。しかし、児童生徒の言い分にも耳を傾けなければなりません。そこには必ず理由があるからです。

今回は、この問題に対して教師としてどうあるべきか?についてその方策を考えていきます。

まずは、生徒の環境、理由を知ることから・・・

児童生徒に限らず、教師もまた学生時代に授業中、爆睡した経験があることでしょう。眠たいから寝るのであり、立派な生理現象です。生徒を眠りに陥らせる教師の側の原因はひとまずここでは置いておいて、生徒にもいろいろな事情があり、さまざまな環境にあることをあらためて知るべきです。

家庭の事情で、深夜(時間を越えての労働は許されてはいませんが)までアルバイトをかけもちしている、学校以外のさまざまな人間との付き合いなど、いわゆる怠学だけではない様々な原因があることが多いはずです。こういった理由があるからといって授業中に、当該生徒だけを相手取り、その原因について授業中に指導するなどということは当然できはずもありません。

授業中は、あくまでも眠っていることについての注意喚起の指導にとどめておくべきです。他の生徒にも「この教師は居眠りは許さないスタイルなのだな~」と思わせるくらいで止めておくのが得策です。問題は授業後です。忙しい授業と授業の合間の休み時間ですが、そのままは絶対にいけません。このフォローがあとあととても大切になってきます。ここでフォローを入れるかそのままにしておくかで、その後の授業態度(気持ちも含めて)はまるで別のものとなることでしょう。

「眠くてたいへんだったな、何かあったのか?○○に聴かせようと思って結構準備してきたんだけど、寝られちゃって残念、つまんなかった?」などと、居眠りを放置、見て見ぬ振りは決してしない態度を貫き通すのです。そしてそこから何かを引き出すことが例えできなくとも、この教師の諦めない態度は効きます。そして当然、担任教師との連絡を密にして指導にあたることもお忘れなく。

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ゼッタイ許してならないのは「授業放棄!」

モノには何でも程度というものがあります。昼食後の5限目でたまにのコクリコクリとの居眠りなどは、人間ですもの仕方ありませんよね。しかし、程度、頻度も度を越すものについては然るべきキチッとした指導が必要になります。それは「授業放棄」です。これは絶対に許してなりません。「授業」が「授業」として体(てい)を成さなくなります。授業を受けないまるで無視(内職も含む)という大問題は該当生徒と教師間だけの問題では終わらないのです。授業をしたことのある人なら当然分かるかと思いますが、授業にはその時、その授業にしか存在しない唯一無二の雰囲気というものが存在します。熟睡している生徒がひとりいるだけで、もうその時点で全員参加の授業ではなくなり、授業の雰囲気も眠っている生徒のやる気なしの雰囲気が他の生徒に確実に伝播します。

私はこのような授業放棄ともいうべき、一時限まるまる寝られた経験はありません。しかし、幾度となく注意喚起を試みたにもかかわらずそのようになりかけた時は、「この場で寝ることは許さない、廊下でアタマを冷やせ、立って寝ろ!」と外へ出しました。この生徒の場合には、起きよう、眠気を振り払おうとすることは一度もせず、そしてこの日だけでなく、これまでも同じようなことを繰り返してきていたのです。生徒には授業を受ける権利がある。それを教師自ら奪うのか~などという声が聞こえてきそうですが、それは最低限の義務を果たし、努力をしている生徒にのみ与えられる権利なのです。どちらが理不尽な事を言っているのかは自明の理でしょう。

この「授業放棄」は「評価」とも関連してきます。教科担任は、生徒のために評価の義務と権利が付きまといますが、授業放棄のような態度で臨む生徒に関しては冷静に毅然とした姿勢で臨み、評価にも反映させるべきです。1回居眠りしたから、1点減点などという細かいことは私はまったくやっておりませんでしたが、授業放棄に関しては態度が改まらない限り、単位認定しない積りでおりました。また、教科担任の評価の方法もきちんと年度初めに、文書にして生徒に配布していたのです。このほうが教科担任の一存で、評価のすべてが決まってしまうブラックボックス方式よりよほどフェアだと私は思います。

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そして自らを振り返る・・・教員教師の責任

これまた日々教壇に立たれている先生方ですから、お分かりと思いますが、授業中生徒の瞳がキラッと輝くあの瞬間、そして授業が盛り上がってるな!というあの雰囲気はやみつきになりますよね。そして一方、忙しいはいいわけにはなりませんが、満足に準備もできず経験頼りだけで臨んだ授業は、自分でも「つまんない授業やってるよな~ほんとうにゴメン・・・」って感じになってしまいますよね。

そうなのです。授業に手間と暇をかけた授業は生徒の食いつきが違うのです。生徒が寝る→生徒にも色々な事情があるにせよ、まず、教師がつまらない授業をしている~という事実に目を向けるべきなのです。


まずはここからスタートしなければなりません。魅力的でワクワクし、みんなが参加するような授業であればだれも寝たりなんかしないですよね。私は自分が授業を受けていた時のことをよく思いだすのです。一方通行的で単調な説明のみに終始する授業、生徒のレベルにまるで合っていない独りよがりなつまんない授業(理解できない側面もあります)、やっつけ的なただ義務的にやっているのがこっちにも分かってしまうようなレベルの授業・・・

教壇に立つと本当に生徒ひとりひとりの顔が見えますね。生徒の表情からも授業のワクワク感が読み取れるのではないでしょうか?絶えず受け身でよく、参加しなくともよい授業の形態になってたりしてませんか?一時限に緩急をつけていますか?話し方口調が単調になってたり、声のボリューム調整を無視したりしていませんか?前にも話しましたが、私は自分の授業をある一定期間ビデオ録画し続け、自己反省改善の一助としていた経験があります。自分の授業を振り返るだけでなく、他人に見て貰う、他の教師の授業を見せて貰うなどなど、やれること、やるべきことはたくさんあるはずです。こういった努力を怠っていて、「寝るのが悪い」「寝たいだけ寝てろ」などと言ってお茶を濁すのは大人として教師としてどうでしょうか?

そして何より大切なのは、教師もまた授業に対して真摯な態度で臨み、生徒に伝えよう!一緒に参加していこう!という意気込み、オーラなのです。教師の本気度を生徒は見ています。いまこそ、教師の本気度が問われているのです。つまらない授業を量産し、生徒に見下されるのもまた自由なのです。誰も咎めなどしないですから。しかし、一番の被害者は生徒であることを忘れないでほしいのです。どのような生徒であっても、楽しい授業を受けたい!分かりたい!というピュアなこころを持っているのですから。その期待に応えるために今、あなたが教壇に立っているのです。教壇には誰でもが立てるわけではないのです。

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そしてまとめ、結論

①授業中爆睡は大いに迷惑&影響大!

②時授業放棄の睡眠を許しているのは、教員の指導放棄

③自らの授業実践をまずは振り返る

④そして授業改善努力

⑤生徒にはワケ、理由が必ずある

⑥フォロー&諦めない態度の貫徹が大切!

⑦教師の本気度を今こそ!


 

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