教師を志す人へ

教師を目指すなら、小学校?中学校?それとも高校?悩みスッキリ!①(小学校編)♪「be-ALIVE」山根康広









「教育学部の学生です。教育学部なので小中高それぞれの免許を取得予定ですが、みんな魅力があり、どの校種で受験したらいいのやら迷っています。」

それぞれに魅力的なところ、たいへんなところがあり、正直な話、当然答えはないでしょう。そんなときは、自分の「内なる主人」、「こころの声」に忠実に従ったほうがよいのです。6歳から18までの年齢の幅は実に広すぎます。

自分は教師として何をやりたいのか、何を誰に伝えたいのか?もう一度振り返ってみましょう!こどもたちのつぶらな瞳があなたを待っているんですから!

小学生、眼差(まなざ)しがキラキラ!

私は高校教師以外では、塾講師、家庭教師、学童保育、放課後デイ、ボランティアなどでこれまで小中学生とかかわってきましたが、小学生を相手にしたときの感想を一言で言えば、「面白い」 これに尽きます。とにかく一日一日、一瞬一瞬何が起きるか分からないので、ハラハラドキドキ!!「大人」になってしまった私たちが思いもつかないような発想、考えには哲学的な深みがあるのです。

一方、教師と言えども人間に変わりはありません。当然好き嫌いだったり合う合わない~といったことも当然あるでしょう。そういった、人間として当然湧き出て来る自分の感情に、彼らと接触する時間が長い分、気付かされる機会も多いかもしれません。

当然、今のご時勢スレているおしゃまなちびっこもいますが、あくまでもこどもはこども。大人の余裕を見せられない、こどもの一挙手一投足が鼻につくような神経質な人は絶対不向きです。

私は宇宙人には会ったことがないので分かりませんが、たとえば「宇宙人」といえばピッタリかも。とにかく大人の常識では測り知れない想定外の考え、アクションで息つく暇もないほどです。当然退屈なんてしないです。

まだまだこどもはピュアでいつもエネルギッシュ!夏の真昼の運動時間に真っ先に外へ飛び出し、夢中になって遊ぶんだり、道端に咲く名も無き花の健気さに気付かされてくれたり・・・

この頃のこども時代にしか見せてはくれない彼らの表情です。鉛筆が転がっただけで笑い転げられるなんて、なんともうらやましい!小学生の3年生くらいまでだったら自然と手をつないでくるし、肩にもよじのぼってきたりなんかしちゃいます。人生を一番楽しんでいるのが、実は小学生だったりして。そんなこどもたちとずっと付き合っていける小学校教師はほんとうに幸せな職業!

彼らと付き合っていく中で、様々なことに気付かされたり教えられたり、時に深く考えさせられたりもするのです。彼らを通して、自分自身の在り方について考えさせられたことも一度や二度ではありません。


変化を見せる小学校時代

小学生と係(かかわ)ったことのある方ならご存知でしょうが、彼らはおおよそ小学3~4年生ころから、ある変化を見せ始めます。それは「自意識」の目覚め、「性差」の認識だったりします。今までずっと手をつないでいたこどもが、ある日を境に手を繋がなくなったり、かわいい男の子が自分のことを「ボク」から「オレ」などと呼び方を変えたりしてみせるのもこの頃です。

また、それまでは他者の目を気にするということはなく、ほぼ無防備状態であったこどもも、自意識が目覚め、自分が人の目にどう映るかということを意識し始めるのです。こういった変化についての理解と優しさも小学校教師に求められるのです。

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ずう~っと一緒はトラブル時がたいへん

小学校教師はご存知のように、ほとんどの教員が担任を務めます。当然ですが小学校全科であるので、ほとんどの授業を担任が担います。(一部の教科の専科を除いて)~ということは一日彼らにビッタリと貼りつくことになるのですね。とにもかくにもこどもが大好きでないとまず務まらないです。

そして、児童とのトラブル、学級崩壊時(実は学級崩壊が一番多いのは小学校)などは冷却期間を置くこともままならないのでツライことでしょう。

また、中学高校と異なり、日案/週案などの提出書類が多い、父兄参加の学校行事が目白押し、など小学校ならではの苦労も多いのです。とにかく女性教員の数が多い小学校ですので、行事の有る時には男性教員の負担がズッシリであると聞きます。私の友人の小学校教師は10年勤めあげた後、身体を壊し辞めてしまいました。

さらに、父兄がとにかく全面的に出てきて、父兄との付き合いも深いものとなるのが小学校なのです。これがこじれるとこれまた大変!小学生時代は「だれだれちゃんがなぐった」とか「いじわるされた!」とか、低学年のうちは毎日のように父兄からの連絡があるそうです。

私の妹も小学校教員の経験がありますが、父兄と父兄との仲裁役が一番シンドイとこぼしていました。このように、中高以上に「大人」との付き合いのウェイトが高いのも小学校教員の特徴なのです。

しつけの役割も担う小学校教師 

高等学校でさえ、父兄が当たり前の顔をして、「しつけも学校でお願いします!」と来るご時世です。特に小学校教師はこの一番たいへんではありますが、その実、なんとも面白い「躾」の役割を担わなくてはいけないのです。

家庭で一度も手を上げられたり、叱られた経験のない子どももいて、こういった子どもと相対するときはそれなりの忍耐と根気強い地道な指導が必要になってきます。一方、極端に愛情に飢えていて、四六時中教師にベッタリ張り付こうとする子どももいたり~ととにかく、いろいろありすぎで変化自在/臨機応変な対応がより求められるのも小学校教師ならではです。

小学校低学年では、未だに「おもらし」などする児童も当然いるので、母性父性両面からアプローチできるあたたかみのあるあなたに教師となってもらいたいです。「あたたかさ」だけではなく、「厳しさ」を見せなくてはならない時もあるのです。「ダメ」を「ダメ」と言えない人はまったく教師に向きません。


部活動負担の少ない小学校

この差は本当に大きいです。友人の小学校教師は土日、そして長期の休みは比較的タップリと休暇を遠慮なしに取れています。

中学校、高等学校・・・運動部顧問となればまず、土日、長期休暇は部活で潰れると思ってもらって間違いはないです。ただ、部活動でしか決して見せない、キラリとした表情が忘れられなくて部活動顧問は病み付きになる教師がいることも付け加えておきます。

私がそのクチで、お陰様でいろんなスポーツに親しむことができました。私は学生時代、部活で陸上しか経験してきませんでしたが、テニスに卓球、そしてバスケと任せてもらえたおかげで今現在も「テニス」は楽しんでいますよ。およそ、部活顧問しなければ、テニスとは一生無縁だったかもしれません。とても感謝しているのです。

ある意味、仕事の延長でスポーツにも親しめる教師ってすごくないですか?「ものは何でもとらえよう」とむかし祖母が言ってました。ウ~ム名言!

特定の教科専門を深めたかったり、
哲学的な話は難しいかも・・・

これは私が言うまでもないことだとは思いますが、小学校教師に特定の教科についての高度専門的知見などは求められていないでしょう。それはあったにこしたことはないでしょうが、それでなくとも数多くの教科を教授していかなくてはならない小学校教師、そこまでは求められておりません。

それよりももしろ、それぞれの教科で好き嫌いをつくらない教科教授法・指導方法であったり、クラス全体に生き渡るあたたかな眼差しなどが望まれるのではないでしょうか?

また将来について語り合ったり、大人同士の会話に近い話が可能なのも高校生あたりくらいからでしょう。私自身、現在でも卒業生との付き合いがありますが、大人になった彼らと飲むお酒の味はまた格別なものがあります。

教師をしながら自己の専門を極めていきたい~と願って実践している人は高等学校では確実におります。こういった何かに特化していたり、自己の確固たる専門分野を持つ人は小学校教師をしながらでは何かと困難が付きまとうのではないでしょうか。

以上、おおまかに小学校教師の特性、やりがいについて見てきましたが、学校といっても7歳から20歳近くまで本当にその幅は広すぎます。それぞれの年齢層、校種ごとにやりがいがある一方、課題や困難も付いてきます。

自分はほんとうは何がしたいのか、やりたいのか?

学校で何を実現したいのか?

自分は学校、子どもたちに対して何ができるのか?

こういったあなたの内なる主人の声を、目を閉じ、耳を澄ませこころを静かにして聞いてみるのもいいかもしれません。

※校種/教科選択は慎重に慎重を重ねないと後々ほんとうに後悔することになります。

そんな時、迷いそうなときは「教師を目指すシリーズ」をどうぞ!

関 連 情 報・記 事

※「教員採用試験!小学校教師になるということ~もう一つの大事な視点からのアプローチ~

そして、結論!

小学校教師はとにかく「こどもが大好き!」な人がなるべき!

こどものためなら、苦労を苦労とも思わないあなたを待っているこどもがいる!

ただ、小学校ならではの特性と職場環境があるので慎重に選ぶべき!

校種・教科替えは何かと大変!

自分の中の心の声に耳を傾けるべき!

「be-ALIVE」詞曲歌  山根康広











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