教育公務員は、婚活市場ではそれなりに人気の職業ですね。にもかかわらず、婚期を逃してしまう職業の上位に常に位置づけられているのです。原因は、小学校は女性中心、中高は男性中心の職場という現実だけではありません。
閉鎖的な学校と言う社会に居続けるとまわりを見渡せなくなり、ある程度の収入もあるので「結婚」という現実から目を背けがちになってしまうのです。これから教師を目指すあなたは、生涯一人身で通すか、もしくは結婚が非常に遅くなる可能性が高い職業であるという事実も知っておいたほうがよいかもしれません。
教員同士の結婚が多い現実のワケ
私が現職時代に呼ばれた結婚式のほとんどが、教員同士、それもある程度の年齢になった決して若くはないカップルの結婚式でした。婚期を過ぎ、焦り出した二人が、まわりを見渡せば近くに手ごろな人が~というパターンなのです。失礼な言い方かもしれませんが、本当にそうなのです。
本当に教員は、婚期を逃し、そして近くで手ごろな相手を探さなければならないくらい忙しいのでしょうか?正直言いますと、人によりけりです。
教師の仕事は、当然ここまででよい~などという線引きはなく、最低限の仕事以外は自己の裁量で線引きをしています。本気で向き合ったら時間がいくらあっても足りないくらいです。
生徒児童、学校のため、身を粉にして奉職する教師は婚期を逃しやすいのです。一方で、学校そっちのけで自らのアフター5を謳歌(おうか)する教員もいます。こういった人達は、自分の婚活市場での価値を十分に踏まえた上で、上手に婚活に勤(いそ)しんでいるのです。
どちらのスタイルを取るかによってその後の人生が大きく変わってくるのは言うまでもありません。
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教員同士婚のメリット
①お互いにたいへんな実情を知っている
まず挙げられるのが、教員の仕事のたいへんさをお互いに知っているということです。これは大きいですよ。私の知人で教員同士ではなく、教員と専業主婦とのカップルがありましたが、朝早く出掛け帰ってくるのは深夜、そして休日はほとんど出勤と言うスタイルを新婚当初から彼が続けた結果、結局別れてしまったのです。
彼女がもし、学校で一度でも働いたことがある人であったならこうはならなかったかもしれません。私の場合、家に帰ってまで学校を知っている人間がいるというのは落ち着けなくていやですが、お互いの大変さを分かりあえるということは大切なことだと思うのです。
②高収入×2
家など、地方で普通の家なら簡単に建ってしまいます。公務員という信用でローン審査などするまでもなく通り、旦那の収入すべてを返済に充て、5年で完済~なんて話をよくききます。私の場合、退職時の年収がおおよそ750万でしたが、2人であれば世帯年収1,500万円ですよ。これも退職間際ともなれば2人併せて2,000万と更さらにに増えていくのです。おまけに老後は手厚い年金に守られ、ほぼ生涯安泰です。
③どちらかが辞めたとしても何とかなる。
例え旦那が専業主夫になったとしても、奥さんの教員給与で夫だけでなく、子供まで十分に扶養はしていけます。ただし、贅沢はできないでしょうが。保険をかける意味でもこのメリットは実に大きいです。
④価値の共有
教員同士婚のケースでは、その後別れた~というのをあまり聞いたことがありませんので、それなりにうまくいくものなのかもしれません。やはりお互い価値を共有できるメリットというものはあるでしょう。
⑤どちらかのシャカリキを支える存在になれる
これはよくあるパターンですよね。
教員同士婚であっても、どちらかがシャカリキになって仕事に没頭し、相方がアフターファイブは家めがけてスタートダッシュ!最近では、内助の功は何も女性に限らないようです。
卒業生との結婚もアリ!?
学校で、数から言えば一番顔を突き合わせるのは当たり前ですが、生徒です。確率から言ったら至極真っ当なのかも知れませんが、私は絶対いやですね。
土台、生徒を異性という対象で見てしまうと、仕事にならないし、正常な判断が下しにくくなるではないですか。こういった感覚は私にはまったく理解できません。生徒を異性と見た結果、教師の不祥事が毎日のようの新聞を賑わしているではないですか?自分を律することができて当たり前なのが、教師です。
※ 「教員の性犯罪/スクールセクハラが多いワケ~子供が好きな特殊性癖者は教員に絶対なるな!~教師に向いてない人とは?③」
私見になってしまいましたが、実は卒業生との結婚は私のまわりにもいますし、実際多いと聞きます。在学中から愛を育んでそして、卒業後は結婚!なんてのはごめんですが、卒業後に、ずっと思いを寄せていた生徒が告白して結婚!なんてのはピュアな部分は素敵かもしれませんね!
※「先生を好きになってしまったあなたへ伝えたいこと~想いの伝え方とこころの処方箋~」
生涯結婚しないという選択もアリ!
これは、私の伝え聞きです。知人の知り合いの教師は自己の職務を全うするために、自己の全精力を教師という仕事に注力したいがために、生涯一人身を貫き通したといいます。今時、仙人みたいな人ですが、実際こういう人もいるのですね。
違った見方をすれば、そのくらい教師という仕事は、厳しく、やりがいのある仕事なのです。彼は、結婚をすれば相手、家庭のことを省みることになり、自分の「力」が分散されることを恐れたのでしょう。学校、家庭どちらも中途半端になることを嫌ったのです。
私の同僚でも、それまでは自称熱血教師であったのが、結婚したとたんマイホームパパになってしまい、アフター5は一切御断り~となってしまった教員がいました。要はバランスの問題なのかもしれませんが、どっちもうまく立ち回れるほど教師の仕事は甘くありません。時間は限られていて、からだは一つなのですから。結婚後は次のどちらかのスタンスを取ることになるでしょう。
最近はワークライフバランスなどという言葉をやたらと聞きますね。教師になってみるとすぐにわかることですが、この「バランス」(仕事、家庭、付き合い、趣味、仕事以外の自己研鑽などなどとの兼ね合い)をうまくとることがいかに難しいかがわかることでしょう。
この教師と結婚については、別の切り口でも話していますので、もしよかったら覗いてみてください。
「女性から見た「教員」という仕事の魅力~教員採用の前に女の生きる道を~」
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①それまでと変わらずの学校第一主義
②マイホームパパ&ママのリーマン教員
③どっちつかずの中途半端
④どちらも精一杯の燃え尽き寸前教師
どれを選ぶかはあなた次第、誰も咎めはしません。しかし、④は危ないです。命をなくします。早死にします。守るべき家庭ができたらあなたの命はあなただけのものではないはずです。
市場価値の高いうちの婚活のすすめ
はじめにハッキリ言っておきますが、「いつかはやるから大丈夫!」「自分はゼッタイ結婚できるので心配ご無用!」なんて考えを持っている人がいちばん婚期を逃しやすいです。「いつか」&「ゼッタイ」は絶対「無い!」と肝に銘じておいたほうが良いです。
若い時はほんとうにあっという間に過ぎ去ってくれるものです。それでなくとも、いったん学校という「ハコ」に収まってしまうと、忙しすぎて時計の針は3倍速以上で動いているかと錯覚する目まぐるしさ。当然、時だけでなく、月日、一年がすぎるとあっという間・・・これでは年を取るのも早いワケです。
学校に居座り続けていると確かに時間の流れを感じる感覚は鈍くなりますが、でも、日々確実に、シワが増え年老いているのは間違いありません。がむしゃらに駆け抜けてきて、ふと気づいて鏡見たら、そこには知らない老婆がいた・・・なんて怖すぎです。
余計な話はこれくらいにして、結婚すると決めたなら、スタートダッシュは早い方がいいのは教員の結婚にかかわらず、結婚を目指す人すべてに当てはまります。
特に教員の婚活市場での価値は比較的高いので、若いうちであればさらに人気です。
学校教員同士のコンパに限らず、一般業者主催の婚活パーティーなどに積極的に顔を出し、自分の市場価値を知るのも面白いかもしれません。そして、学校外の人間を知るのもいい刺激になります。
要は、早いうちに自分の「軸」を決めたうえで自分の未来予想図を描き、あとは予想図を完成させるべく行動あるのみ~ということです。
いまの時代、教員もこうあるべきだ!とかこうあらねばならない!などという前時代的な考えを押し付けられることはないでしょう。最低のラインを踏み外さない限り。それであるならば、実態のあってないような世間体とか見栄とかに縛られるのではなく、おのれの行きたいように生きるのがいちばんなのではないでしょうか?
教師が余裕を無くしたり、生き生きしていない状態ではモロに児童生徒に影響を及ぼしてしまいますよね。
それでは、ぜひ是非早めのスタートを!と言いたいところですが、「早め」ではなく、今から「即」はじめるのです。
あなたと本来、赤い糸で結ばれているはずの「誰か」が、あなたがスタートダッシュに遅れたために、ほかの「誰か」に持っていかれてしまうのはちょっともったいないはなしではないですか・・・
そして、結論!
自分のスタンスを早いうちに決める!
結婚するのかしないのか!
女性男性共々、女性の出産を視野に入れる!
結婚するなら、学校第一主義か家庭第一か?
スタートは早ければ早いほど有利!
虻蜂取らずだけはやめてね!
作詞作曲 実川俊晴 歌 木村拓哉
作詞作曲 実川俊晴 歌 木村拓哉 実川俊晴