建前「みんな平等、みんな大好き!」ホンネ「違うんだよなぁ」 教師だって人間!好き嫌いはあって当たり前。
でもそれをいっちゃぁおしまい。生徒の方がむしろ、教師の好き嫌いがハッキリしていますね。
実は「合う合わない」はすんなりと解決できてしまうケースと、そうでない場合があるのです。生徒、教師お互いが幸せな学校生活を送るための心がかる~くなるとっておきの方法を紹介します。
生徒視点で考えてみる
「他の生徒とはうまくいくんだけど、どうしてもこの子とだけはウマが合わない!」どんな教師であってもたくさんの生徒と係る仕事である以上、そういった子どもが一人や二人はいると思います。土台、生徒全員に好かれようとすること自体、無理な話ですよね。
「それでもやっぱり分かりあいたい!」この気持ち、とっても分かりますよ~私自身もまた悩んできましたから。
いったん「教師の立場・視点」で考えたり、解決しよう~とすることは置いておいて、難しいかもしれませんが生徒の立場に立ってみましょう。生徒にとってのなんらかの理由、問題がある場合は大抵解決できるのです!(なんとなく合わない~が一番むずかしいですね~)
①「不公平、ひいきをする」
②「自分を誤解している、理解してくれない」
③「教師の授業がつまらない、わからない、よって嫌い」
④「言動、指導が意味分かんない」
⑤「何となく嫌い、合わない」
だいたいこんな感じが実際多いですね。
これらの分かりあえない、合わない原因の共通点は「伝わっていない!」ということなんですね!
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教師の思い・考えが生徒に正確に届かず、違ったものとして生徒が受け取ってしまっているのです。悪気があってそうしている訳ではないことは分かります。それでも、知らず知らずに生徒を傷つけてしまっているのは紛れもない事実。
誤解であったにせよ、生徒はそう受け取っているのです。まず、この現実に向き合わなくてはなりません。辛いけどがんばってください。
そして、 「好き、きらい」「合う合わない」にこだわる前に、自分は教師としてやるべきことをやっているか~と俯瞰(ふかん)してみることです。
特定の生徒との会話に偏りがち
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「教師が特定の子どもを味方につけることの意味と功罪~やっぱりにんげんだもの、生徒一人に救われることもある~」
感情に任せての指導
何気ない会話から生徒を傷つけた
などなど思い当たる節はないでしょうか?一本ピシッと筋が通った教師はたとえ厳格であろうとそうそう嫌われることはないはずないんです。
それでも思い当たる原因が探れない場合、他人の視点から客観的に自分を振り返らなければならないのです。他人からどう思われているかなんて、知りたくないです。誰しも、怖いから、傷つきたくないから・・・
私は定期的に自分の授業についてのアンケートを取ったり、ビデオに録画したりして自己を振り返っていました。正直、自分が思い描いている自己とは、そこには違う自分がいて新たな気付きがあり、とても勉強になりました。同僚・先輩教師に相談するのもよいかもしれませんね。
そして、最後の手立ては直接本人と話し合ってみることなのです。これは必ず一対一でなければいけません。こちらが優位に立てるような土俵は望ましくないのです。場所と時と、そして相手の都合も尊重したいですね。
それでも合わない!
人間だれしも生きていれば、何となく虫が好かないとか波長が合わないといった、どうしても好きになれない合わない相手に出くわすものです。生理的に顔をみただけイヤ!というのもあるかもしれません。当然教師側も生徒の好き嫌いあるはずです。
しかし、その気持ちを前面に出すことは決してできません。しかし、生徒はその気持ちをストレートに表してきます。ここから教師の抱える悩み、葛藤ストレスが生まれるのです。
こんなときどうすればよいのでしょう?
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答えは簡単明瞭!「諦める!」
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生徒、同僚、管理職、父兄とにかくすべての人に好かれるはずなんてないのでです。また、その必要もないんです!そんな事考える自体ナンセンスであり、土台無理!このラーメンを「おいしい」という人がいれば、必ず「まずい!」という人もいるのです。
ここで、とても大切な事があるので強調しておきます。こういった考えに陥りやすい教師は完璧主義の人で、生来真面目な人が多い傾向があります。一生懸命であるが故に、あっちに転びこっちに転びと心が揺れ、自分を見失ってしまうのです!
教師が自分を見失い、自己制御できずして生徒と相対することなどできるはずもありませんね。
間違ったことをしていなくて、改善すべきところをなおすべく努力したのなら、後は胸を張って教壇に立てばいいんです!
あなたは「大人」なのです。そして教師です!こどもの前では余裕をもった大人でいてほしいと思います。
一見複雑な問題も、実はシンプルであったりすることがよくありますよね。
あなたはあなたなのだから!
あなたはあなたでしかない!
そして、結論!
全員に好かれるなんて無理!
しかし、分かりあえるための努力はする!
それでもやっぱり「にんげんっていいな」
「にんげんっていいな」