教師を志す人へ 教育・教師

教育実習、心の準備と注意点(絶対にやってはいけないこと)~最高の実習にするための7つの視点~

投稿日:2019年5月27日 更新日:



いま、実習を控えている「未来の教師」であるあなたはドキドキとワクワクが入り混じった不思議な心持ちでいることでしょう。

教師ならば、誰もが通るこの道・・・これを教員免許取得のための「通らなければいけない」義務・強制と取るか、「学校に行くことができる!」権利・自発的なものと受けとめるかで、これから始まる実習期間はまるで違ったものになるでしょう。

それだけ実習開始前の心構えはとても大切なものであり、実はもうすでに実習は始まっているとさえ言えるのです。

今回は、これからの実習期間、あなたが最高のパフォーマンスと成果を得るためにはどういった心構え、姿勢で臨むべきか、そして絶対にやってはいけないこと・・・これらについてちょっと詳しく話していきます。

実際に実習を終えた学生さんの話・考えももちろんリアルで貴重なものですが、実習を受け入れる側、指導教諭の立場で切り込んで話していきます。

実習を終えたあなたが「しんどかったけど、行ってよかった!」って思えるようになるには、「いま」にかかっているのです。

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教育実習の目的(適正なんて短い実習期間なんかではわからない?)

「そもそも教育実習ってなんでやるの?憂鬱だな・・・」って思っている人もいるかもしれません。「免許取得のため必要単位の一部だから仕方ないや・・・」

そうですね。実習生のすべてが熱烈な教員志望者でないことはみんな分かっています。中には民間との掛け持ちや、果てはほんとうは一般企業に就職するつもりなのに「取っておいて損はないかな」感覚で学校に来てしまう「お客様学生」もいたりします。

現職の教員、誰しも一度は経験してきているこの実習なのですが、ご存知のように現場ではかなりの負担と我慢が要求される実にイタくもツラい期間なのです。(もちろん実習生のみなさんから教えられること、気付かされることなどもたくさんあるのですが・・・)

言わば学校の厚意(「そんなに教師になりたいのなら、一つ胸を貸そうじゃないか」)で成り立っているものであり、学校が無理に実習生にお願いして来てもらっているものでもなんでもありません。ですから学生の「依頼」に対して、学校は「受け入れ」という言葉を使っているわけなのです。

そうだとしたら、たとえ「ついで」「なんとなく」であっても実習期間だけは、本気のつもりで一心不乱に努力すべきではないでしょうか?現場はただでさえおそろしく忙しく、疲弊しています。学生の「ついで」や「なんとなく」に付き合っている暇などありやしないのです。





前置きが長くなりましたが、必要単位充足のためが教育実習第一の目的、そして第二が現場の雰囲気に触れ、自己の教職適正を知るためです。

教育実習に行くあなたに一つだけ分かってほしいことがあります。それは、実習の結果・感想がどのようなものであれ、あなたが行って体験する学校の空間は、あくまでもあなたが過ごすものであり(あなたがどう感じようが同じように他の人間もそう思っているとは限らないということ)、それは本当に短い間の切り取られた部分でしかない~ということなのです。

あなたが実習に行く前にも学校はやっており、実習を終えた後も当然のことながら学校は学校が無くなるまでずっと続いていくわけなのです。どういうことかと言いますと、これからの実習期間だけで、学校のすべてを判断して欲しくない~ということなのです。

たまたま運命のように巡り合った、児童生徒、、クラス、クラス担任、指導教諭、管理職・・・当然別の学校に行けば違った人々がそこで活動しています。実習期間で「つらかったけど充実した3週間だった」もいいでしょう。「いっぱいいっぱい失敗しちゃった」「指導教諭と合わなかった、いじめられた」という人もいるかもしれません。

しかし、それがなんなのですか?それも確かに学校の一部です。しかしそれがすべてじゃないのです。誰もが一度は通る道、みんなみんないろいろあって、たくさんたくさん失敗してそれなりに教師らしくなっていくわけなのです。

授業で失敗した・・・とあなたが思っているだけであって(たしかにそういう場合もあるでしょうが)、実際そんなに気にする程度のものではなかったのかもしれません。子どもたちだってそう打てば響くような反応をするものばかりではないのです。あなたが努力に努力を重ねたうえで授業をしたり、真摯に子どもたちと向き合えば、きっと彼らの心に何かしら響くものがあるのではないでしょうか?

子どもといって侮れません。彼らのホンモノを見抜くチカラは実にすごいです。彼らにかかったら見せかけとかその場しのぎなどは何の意味も持たないのですから。

それでも、わずかな期間であってもMAXパワーで乗り切ったあなたは、その雰囲気に触れることで何か得るものがあるでしょう。向いている、向いていない・・・たしかに「適正」というものはあるでしょう。

教師にもそれはあります。どうしても「教員」向きにもなれない要素というものはあります。ここではテーマから逸れますのであえて深入りはしませんが、そうではない場合、学校にはいろいろな人間がいてもいいのではないでしょうか? オールマイティー、スーパーな人たちの集団だったら子どもたちもなごめないじゃないですか?子どもたちも色々なように、教職員もまた雑多な人間が集まっていたほうが楽しいですよ。

そもそも「適正」など、誰が判断するのでしょうか?

向いてないと思っても、やりたいのであれば、「向き」になるよう努力していけばいいだけの話じゃないですか。私はそう思います。私だってまさかこの自分が教師になるなんて思ってもみなかったくらいなのですから。

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視点その① 基本中の基本~心構えの基本~

みなさんももう既に目にしていることとは思いますが、以下をもう一度確認してみましょう。これはある学校の教育実習生受け入れの条件です。

①原則として本校の卒業生であること

②人物、学業に優れ心身共に健康であり社会人として責任のある行動が取れること

③将来教職に就く強固な意志を持ち、必ず教員採用試験を受験すること

④教育実習期間は実習のみに専念すること

先述のように実習は「依頼」があってはじめて「受け入れ」となるわけであり、希望すればだれでも叶うわけではないのです。現在では実習申込書だけでなく、プラス「実習にあたっての抱負」「自己アピール文」などの課題の提出を課し、じゅうぶんに精査して受け入れを決めているところが多いはずです。

私の場合、教科商業でしたが普通科卒業であったため母校で実習が受けられず、近隣の商業高校に2年連続ジカ電&学校訪問で断られ続け、3年目にしてやっと本気度が認められ?晴れて実習可能となったのでした。

このように現場は、本気中の本気であり、実習期間中は実習に邁進できる社会人しか受け入れたくはない~ということなのです。

上の「社会人」という文字に注目してください。現在の身分は「学生」なのかもしれませんが、社会人としての自覚と行動が伴っているものを現場は望んでいるということが見て取れますね。実習生であれ、学校では「先生」と呼ばれ(未だ教師ではありませんが)、仮に何か学生が問題を起こした場合は本人もとより学校サイドが責任を取らなくてはいけなくなるのですから受け入れには慎重にならざるを得ません。

このことを踏まえた上で、以下の姿勢が実習生には求められるのではないでしょうか?

①すべての人、すべてのものから学ぼうとする貪欲かつ謙虚、そして真摯な姿勢

②相対する人(子どもたちも含めて)に対して誠実であること

誠実であるということは、偽りの自分を見せるのではなく、「素」の自分を出していくということも当然含まれます。現場で学生を受け入れた経験からすると、ここを誤っている実習生が実に多いです。適度な緊張や謙虚な姿勢であればいいでしょう。しかし、それも度を過ぎるとどうでしょうか。

はじめての足を踏み入れる「教師」としての学校・・・コチコチになってしまうのも分からなくもありませんが、これでは実習が有意義なものになるとは到底思えません。

どんどん自己開示して、いろいろな人たちに近づいていってください。実習生同士で固まってばっかりいないでこの期間でしかできないものをどんどん見聞きし吸収してみてください。

「いいな」「スゴいな」と思ったことは素直に言葉に出していいましょう。悩みや疑問があったなら、遠慮せず臆することなく指導教諭に相談すればいいのです。教育実習に限っては、この「遠慮」とか「緊張」とかは何のクスリにもなりません。

専心することはただ一つ。この実習期間に最大の学びを得るため、自分がいまできることのすべてをやり尽くす・・・これだけです。

視点その② 実習生であれ、やっぱり授業がメイン!

私が実習生の時のはなしになりますが、同期に保健体育科の実習生がおりました。彼は国体出場クラスの競技歴の持ち主であり、部活動にも本当に一生懸命に関わっていたのです。その彼が座学の研究授業をやることになり、彼の授業を参観した時にアクシデントは起こったのでした。

授業の進行がたどたどしく、傍目から見ても焦りまくっているのが分かります。それだけでなく何を伝えたいのかどころか、なにを言っているのかさえ分からなくなってきました。そしてついに彼は言ってしまったのでした。

「部活で忙しかったから、今日は準備できなかった。次はがんばるから・・・」生徒たちの唖然とした雰囲気が伝わってきて、なんともいえない気まずい空気が漂い、実習生以外の教員は席を立ち始める有様です。

研究授業の反省会で彼はうなだれっぱなしで目もうつろです。指導教諭がデキた人で、彼を責めるような具体的な発言は何もなくただ一言、「すべて私の責任です。」これだけでした。もちろん二人だけの時に指導があったのでしょうが、指導教諭がやけに寂しそうで、今でもあの光景が脳裏から離れることはありません。反省会も何も、早々に切り上げらてしまったのでした。彼のその後を付け加えますと、教採は受験せず一般企業へ就職したと聞きました。



ご存知のように授業に「次」はありません。その日、その時限はその時かぎりのものであり、二度と帰ってくることはない取り戻せないものなのです。そのことを教師であるならば肝に銘じるべきです。彼が反省会で述べた、「優先順位をうまく付けられなかった。」がすべてをあらわしているような気がします。

特に、競技歴のや馴染みのある部活動が実習校にある場合は要注意です。部活動にも携わりたい気持ちは分かりますが、十二分に指導教諭と事前に打ち合わせをするべきです。何をやって何を捨てるか・・・これも大切な決断です。

視点その② 実習生ならではの強みが実はアル!!

実習生の「強み」って何だと思います?そうなのです。失敗が許され、何にでも果敢に挑戦することができることなのです。先ほどの例ではないですが、なんの準備もなしの失敗はあり得ないけれど、精一杯の努力があっての失敗は失敗とは言えないでしょう。

不器用ではあるけれど、なりふり構わずガムシャラに頑張っている実習生の姿勢は、生徒たち、そして教職員のこころにもきっと何か訴えかけるものがあるのではないでしょうか?

あなたには失敗など恐れず、何ら臆すること遠慮することなしに、すべてのものに対してアグレッシブに取り組んでもらいたいです。たかだか最大でも小学校の1ヶ月ではありませんか?余力を残してゴルテープを切るのと、MAXフルパワーでゴールになだれ込むのとでは充実感も得られるものもまた違ったものになると思うのです。

私たち学校サイドとしては実習生を評価する視点としては、熱意、謙虚、誠実、勤勉、積極性、ポリシー、独自性(自分の味を出し切っているか)・・・などいろいろありますが、そのようなことを気にするよりも、自分らしくあり続け、今できることを精一杯やっていくだけ・・・これだけを考えていけばいいのではないでしょうか。

視点その③ 子どもと教師(実習生)との距離の保ち方

実習生と生徒との関係とはいったいなんなのでしょうか? 実習生であっても生徒から見れば大人であり、教師です。これをまずおさえておくことが大事です。友だち・恋人でもないし、先輩後輩の間柄でもなく、当然親子・兄弟姉妹の関係でもありません。

「そんなの当たり前だろう」~という声が聞こえてきそうですが、この当たり前のことを理解していない(できない)実習生が少なからずいるのもまた事実なのです。担任を持っていたころ、同じ学年の女子生徒の行方が分からなくなってしまいました。学校も1週間以上休んでいます。

この彼女が何処にいたかというと、教育実習を終えた実習生と旅行に出かけていたというのですから実習生の厚顔無恥ここに極まれり~って感じです。教師生徒間の距離の保ち方(精神的・物理的)は前に「生徒との距離のつかみ方保ち方~ちょうどいい距離感~」や「近いよ!女子生徒との距離の取り方~指導も超えてはダメな距離がある~」で詳しく話したのでここでの深入りは避けますが、社会人、大人として考えてみれば(考えなくとも)わかるはずです。教師を目指しているのであれば。

何か問題が起こったとき、結局泥水を被り最後まで付き合わされるのは、実習生の実習校であった学校なのです。何があっても実習校に迷惑が掛かることだけは避けなければなりません。

「素」で行く、自己を開示していく~ということがそのまま、プライベートなことまでお互いに立ち入るということにつながるとは勘違いしないでください。現在では生徒教師間でのSNSでのやり取りはおろか、メール交換でさえ禁止している自治体、学校が多いです。あとあと問題が起きぬようより慎重な姿勢が実習生には求められています。

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視点その④ 自分から行く!!率先垂範

これは先の視点②にも相通じるものがあります。この実習期間で最大の果実を得るためにも、実習生なりの誠意を示すためにも、常にアグレッシブに「打って出る!」ということです。

これをやるのとやならいとでは終わったあとの充実感はまるで違ったものになること請け合いです。

①実習生の授業だけでなく、できるだけ多くの教師の授業を参観させてもらう

②研究授業も含めてできるだけ多くの授業をさせてもらう

③明日の授業の準備など学校でせず(私は帰宅後やっていました)、そんな時間があるのなら部活に行くなり教師生徒との時間を持つ

④生徒、教師がこちらに来るのを待つのではなく自ら行く!話しかける!

⑤清掃監督などは見てるだけ、監督するだけは意味なし、実習生自ら雑巾ほうきを手に取るべし

⑥実習生であっても遠慮は禁物(謙虚さは必要)疑問に思ったこと、判断に迷うところはどんどん聞くべし

~とどんどん出てきます。あなたオリジナルでこの実習期間にいろいろなものを吸収していき、そしてアウトプットしていきましょう!

視点その⑤ 「怒る」と「叱る」の違いを知る

ほんの短い実習期間では、生徒指導に関わるようなシーンに遭遇することはあまりないかもしれません。実際、指導対象となる案件の職会および指導部会などへの実習生の参加は許されていないはずです。あくまでもスグにいなくなってしまう実習生なので(トータルで指導していくことが当然できない)、生徒・家庭のプライバシーに関わることについてはタッチさせないのです。

しかし、実習中の授業、その他さまざまなシーンで「これはダメだな!」「ここまでやったらアウトだろう!?」と実習生の判断でも疑問符がつく場合があるかもしれません。このような時はどうしたらよいのでしょうか?

当然、実習生であれど「教師」として「指導」しなければなりません。TPOに合わせた指導というものが当然ありますが、教師としてははじめてであっても、年下の弟・妹に対してたしなめるくうらいの感覚でいくといいかもしれません。

なぜなら、「叱る」という行為には愛情があり、指導の意味合いが含まれているからなのです。「叱る」と決して混同していけない行為に「怒る」があります。こちらは自分の感情を発散・爆発させたいだけのものであり、相手のためを思ってのものではありません。むしろ相手を攻撃の対象としている非常に利己的な行為です。

教師の本気を見せるために、あえて怒っている「フリ」をすることはあっても、我を忘れて本気で「怒る」など教師であればまずありえません。

はじめてのことで難しいかもしれませんが、人間対人間として真摯に向き合えばいいだけのことなのです。むずかしく考える必要はありません。子どもたちはダメなものはダメと言えない人間、大人を基本信用しないのはあなたも経験済みなのではないでしょうか?たったひとつの小さなことを見逃したことが、後々たいへんなことにつながるのはよくあることです。

あなたの立ち居振る舞いは、生徒からつぶさに観察されています。あなたがこれまで積み上げてきたあなたという人間の真価がいま問われるのです。あなたオリジナルの歴史であるのですから、なんら臆することなく自分らしくいきましょう。間違っても「嫌われたらどうしよう?」などとは思わないことです。

そして、実習生という自分の立ち位置ももう一度再確認しておくことももちろん大切です。実習生が受け持つのはほんの短い間のそれもほんの一部分。最終的に責任を持つのは学校であり、教科担任、担任です。実習生が自分一人でなんとかすると意気込んで問題をさらに大きくしてしまっては、後に残された人たちがたいへんです。

自分が遭遇し疑問に思ったこと、知らせなければいけないことなどは逐一指導教諭に報告すべきです。

視点その⑥ 「教えた・伝えた」と「伝わった」はまったくの別モノ!!の衝撃!!

こういう話を聞くのはツラいことでしょうが事実ですので仕方ありません。聞いたことももちろんあるかもしれませんが、実習生の授業は基本すべてやり直すのです。誰がっていいますと、本当の教科担任がです。小学校ではなかなかそうもいかないでしょうが、私が経験してきた数校ではすべてやり直し、またはフォロー、再確認という形で補っていました。

再確認をするというのは、どこまで実習生の教授内容が生徒に伝わったかをはかるためなのです。

つまり、実習生の先生の授業のすべてが子どもたちにそのまま伝達されたとは思っていないのです。これは、現職の教員であっても同じことです。程度の差こそあれ精度の問題です。雑多な子どもたちの集団相手に授業して、そのすべてに対して授業内容のすべてが正しく伝わっているなどとは誰しも思っていません。しかし現役の教員でも「だいたいは分かってるんだろうな~」くらいに安直に考えてしまいがちです。



私がいま身を置いているビジネスの世界もただ闇雲に「トライ&エラー」を繰り返すだけでは生き残っていけやしません。計画立案・実行・検証~というフローがあってはじめて自分のビジネスを正しく捉えることができるのです。

教師であっても同じことです。自己の授業の実態(どのように子どもの目に映り、どこまで理解し自分のものとしたか、意識付けはどうだったか・・・などなど)を正しく捉えるべきなのです。そのため私は初任の頃から悩みぬき2年目からは自分の授業にビデオカメラを導入し、反省検証材料として活用してきました。このテーマでは詳しく「教師とスピーチ!「伝えた」「伝わった」の関係~♪「男のららばい」山川豊」で話していますのでここでの深入りは避けます。

実習生のみなさんはここまでやるのは現実的でないかもしれません。しかし、決して「伝わった」つもりになってほしくないのです。「教えた=伝わった」の図式が必ずしも成り立つ訳ではないのです。

自己を振り返る数多くのチャンスを作りだすためにも、数多くの授業を参観し、できるだけ多くの授業をさせてもらい、たくさんの参観者から意見を求めるべきなのです。

最後にひとつだけ付け加えます。どうしても初めはみんな「教えなければ」と思ってしまいがちでしょう。でも、これだと肩ひじ張ってしまいがちでアレモコレモ~となってしまいます。

もちろん教えなくてはなくてはならないのですが、「コレだけは伝えたい!!」といった内容・テーマに絞って展開していったほうがいいかもしれません。アクセントを付けるという技もありますが、こちらはそれなりの経験とスキルが要求されます。

教える~というとなんか大層なものに思えてきますが、あなたという人間を魅せる~くらいに構えていってみてはどうでしょうか?

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視点その⑦ 自分が思っているように相手も思っているとは限らない

これに関しては、このタイトル通り受け取ってもらっても深読みしてもらっても構いません。

案外、人は他人のことなど大して気に掛けてなどいないものなのかもしれません。自意識過剰ということばがありますが、「自」と「他」を異常に意識するのも考えものです。たしかに「見られる」仕事ではありますが、そんなことに気を取られるよりも「魅せていく」ことに専心注力したほうがいいのです。決して「見せていく」だけでは人心はついて来やしません。

よくも悪くもこの言葉は捉えることができます。その分解釈に幅があり、むずかしいです。

①自分が思っている(認識している)自分

②他人から見た自分

③ほんとうの自分(ってあるのならばの場合)

私はこの3つのどれも「自分」なのだと思います。

要はおのれ一人で自己と向き合う時は時は、どのように自分を捉えようと構いませんが、公の場では客観的に自己を捉えなくてはいけなくなるということなのではないでしょうか?

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自分の「フツー」が「普通」じゃない時もある。実習生が気を付けたい、15の注意点

教師を志しているくらいだから、社会人としてのマナー、モラル、常識などの最低限は身についているとは私たちも思いたいです。が、最近ではなかなかそう簡単には思わせてくれないようです。

厳しい言い方になりますが、こういった社会人としての最低限のことができない人は実習に行くべきではありません。ただでさえ現場は疲弊しているのに、実習プラス実習生の常識教育までやらされるのではたまったものではありません。(こういった人たちは自己認識もできてはいないと思いますが)

私が以前、指導教諭を担当した時、このようなできごとがありました。初日から「だよね~」「~してるん?」「いいかな?」などの連発が続いたので私なりに指導したつもりでしたが、まったく意に介さないどころか、他の人間にも馴れ馴れしく接する始末。言葉遣いのみならず、自分がするであろうはずの授業の準備も何もせずにぶっつけ本番で教壇に立とうとする始末・・・

実習に専念しないできない意思が確認できたところで管理職と相談し、所属の大学に報告し指導を依頼。結局、本人から実習辞退の電話が一本あっただけでした。これを極端な例として笑って済ませるだけに終わるか、自分のところに引き寄せて考えられるか~この両者の違いは実に大きいです。

あなたが指導教諭として実習生と関わるようになった時、自分だったらどう対処していきたいか~と考えることは、指導教諭の立場に立ってものを考えてみるということであり、その時点で他の実習生より一歩も二歩も抜きん出ていることになります。土台実習生は自分のこと、目の前のことだけで精いっぱいで他の人・モノに対して心を寄せられる余裕などまったくない人がほとんどなのですから。

そうなのです、自分の今の立ち位置をわきまえたうえで、相手の立場に立って見渡せばおのずからどのように振る舞っていけばいいかなどスグにわかることなのです。時間、言葉遣い、服装などで悩むことなどなくなるでしょう。

そういっては身も蓋もありませんので、ちょっと気になる注意点、気を付けたい点を簡単に以下にまとめておきました。

①まさか、もしもの緊急時の心構え、準備は万全か?

★生徒が授業中、急に倒れてしまった

★実習校に向かう途中で体調不良で倒れ救急車で運ばれてしまった

★実習期間中、交通事故で入院してしまった

★実習校の教員にしつこく食事に誘われて困っている

★生徒の生徒指導対象となる秘密を知ってしまった

・・・と挙げ始めるとキリがないのでここらでやめておきますが、このようなシーンにあなたが遭遇した時、適切な行動が迅速に取れるでしょうか?もちろん、あなたのこれまで積み上げてきた歴史でその時その時、最善だと思われるアクションを起こすのでしょうが、事前にシュミレーションして自己の取るべき姿を想定しておくに越したことはありません。

実習中の困ったこと、判断に迷う事、疑問に思うことその他すべての「?」は指導教諭の判断を仰ぐことです。「すべき」ではなくて「しなくてはいけない」なのです。報告の義務があるのです。

②注意を要する子ども(生徒指導上、心身の健康上)の申し送りを受ける

③実習生同士でつるむ

もちろん実習生同士ならではの必要な話などがたくさんあるでしょう。しかし、四六時中ベッタリ張り付いていて、場所も弁えず大声で話すというのはいかがなものでしょう。実習生同士でのクルマ同乗、飲酒飲食などについても慎重であるべきです。

何でも物事には許される程度、越えてはいけない一線というものがあると思うのですが、自分の置かれた状況を客観的に見れない人間は社会人としてもどうでしょうか?場の雰囲気を読めない人間は、どこへ行っても歓迎されることはなく、まさしくただ一人でやる仕事が向いているでしょう。

④自分の所在を常に明らかにしておく

⑤特定の人間とだけ付き合う(あいさつも)はNG!

⑥携帯使用はあり得ない

携帯・スマホ持ち込みは許されているかもしれませんが、緊急時の連絡のみに使用すべきです。通常は電源OFFです。(私が現役時代もたいていみなそうでした。)まわりの雰囲気を読まず(読めず)、一人ポツンと携帯に夢中になっている姿は見苦しいを通り越して哀れです。

⑦通勤時間もすでに教師モード

地域、子どもたちに見られているあなたがいます。まさかこんな時、こんなトコで・・・なんて思ってはダメです。

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⑧実習生にも当然守秘義務がある

教師には、職務上知り得たことの秘密を守らなければならない「守秘義務(しゅひぎむ)」というのがありますが、これは実習生にも当てはまります。厳密には家族だってそうなのでしょうが、そこは自己責任、大人の判断でどうぞ。

⑨実習中のアクシデントには要注意!!

ありそうでない~ではありません。なさそうである~のがコレなのです。あり得ないが現実になる世の中です。アクシデント、トラブルがあると実習そのものがパーになります。

交通事故、各種トラブル(隣人関係、交友関係でトラブルになったりすると時間が取られるだけでなく精神的にもまいります。ましてや警察沙汰になってしまうともっともっとやっかいです)この意味でも通勤はたとえ許されていたとしてもバイク、クルマ、自転車での通勤は避けた方が無難です。今やフツーに歩っていてもクルマが飛び込んでくる時代です。あり得ない~ではなく、常に危険と隣り合わせであることを念頭により慎重な言動でいくしかないのです。自身の健康にも最大の注意を払ってください。

⑩睡眠時間

実習期間さえ何とか乗り切れば・・・と安易に考え、普段たっぷり寝ていた体ではなかなか難しいです。ギリギリまで頑張れるのは若いからでしょうが、睡眠不足で逆に身体を壊してしまっては元も子もありません。必要最低限の睡眠時間は自分が一番分かるはずです。

⑪勤務時間

には余裕を持たせて臨みましょう。朝早く、機械警備の鍵を預かって6:00くらいから勤務していたこともありましたが、実習生があまりにも早いこの時間帯に来るのは考えられません。30分から60分くらい早めに学校に着くようにするのがよいのではないでしょうか?この位の時間があればたいていのことには対処できるでしょうし、何もなかったとしても余裕を持てますものね。

退勤時間もいくら仕事がたくさん残っているからといって余りにも遅くなるのは避けなければなりません。指導教諭の問題もありますが、他の教員たちに却って気を遣わせることにもなります。どうしても学校でなければできないことにおさめ、後は家に持ち帰り、少し身も体も休めましょう。明日に備えるためにも。

⑫実習期間中の遵守事項は必ず守る

当たり前と言えば当たり前ですが、必ずです。実習前に誓ったことがらだけでなく、社会人としてのモラル・マナー・常識に反するような行為は慎まなければなりません。例えば指導教諭と約束した提出物・課題の締め切りを守るなど、当たり前と言えば当たり前です。

⑬必ずしも、「失敗=失敗」ではない!

これは「教育実習の目的」や「視点その⑦」で話したこととも少し被りますが、自分なり精一杯の努力をしたうえでのことならどうしようもないことなのです。失敗した~と悔やむよりも、むしろ「努力の証」「成長・向上の一過程」ととらえて何ら恥じることなく前を向いていきましょう。そして、反省材料として次に活かすことも忘れてはなりません。誰もが通る道です。

⑭リラックス

適度な緊張感は人にプラスに作用するときもありますが、これも度を越すといいことまるでなしです。あなたらしく振る舞えるとき、あなたらしさがもっとも輝くのではないでしょうか?変な言い方になりますが、自分で思っているほど、人は他人のことなど大して気にも掛けていないものなのです。ましてや学校ですから、それほど暇な人はほとんどいやしません。

リラックスして実習に臨めるよう、あなたオリジナルのリラックス方法を見つけておいたり、ONとOFFのメリハリを付けたり~といろいろ考えておいてもいいかもしれませんね。

⑮職務に専念する義務

これは遵守事項の中にも入っているでしょうが、現職の教員も服しなければならない義務になっています。簡単に言ってしまうと、アレもコレはダメ、職務を全力で全うしなさいよ~ということなのです。

ましてや学校ははじめての実習生、他の事なんてやる暇はないとは思います。最長でも小学校のたかだか1ヶ月。バイト、遊び、スマホにテレビ・・・我慢できますよね。全力疾走のこの努力はあとあときっといい思い出になることでしょう。

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絶対、ゼッタイにやってはならないこと!!

①児童生徒の心身に傷を負わせること

いまや学校のセキュリティ・危機管理は私が勤務していたころとは比べ物にならないくらい厳格になってきています。それでも「付属池田小事件」のように、いつなんどき部外者が学校に立ち入り、凶行に及ぶかもまったく誰にもわかりません。

あなたがもし、付属池田小事件に居合わせた教師だったとしたら、このアクシデントにどのように対処するでしょうか?普通の人間であったなら、アイスピック、包丁を持った人間が児童を次々に刺しまくっている惨状を前にしたら何もできないのではないでしょうか?私も自信はありません。

ネット上では、児童の安全確保そっちのけで真っ先に逃げた教員が血祭りに上げられましたが、ああいった類の発言はそのような現場に居合わせたことのない人間だから言えるのです。実際、私は自分が授業をしている隣の教室で生徒が机、ロッカーをなぎ倒して大暴れしている最中に乱入して行き、体当たりして止めたことがありましたが、一瞬足がすくみました。そしてこれもほんの一瞬でしたが、「椅子投げられたの当たったらアタマ割れるだろうな~」となぜか思ったのを今でもハッキリと覚えています。

そうなのです。実習生であっても、児童生徒の身に危険が差し迫ったのなら、全力でその危険回避に当たらなければいけないのは言うまでもありません。まさかここまでの惨事が起きるとは思えませんが、可能性はゼロではないでしょう。教師にはリスクヘッジのための相応の危機管理能力が求められているのです。

前置きが長くなりましたが、教師自身が生徒の心身を自ら傷つけてしまうことが一番やってはいけないことです。暴力・体罰は言うに及ばず、やってしまいがちなのが「言葉の暴力」です。

言った本人は自分の暴言など露知らず、言われた被害者は一生の傷となるのです。どうか、言葉遣い、選びには慎重になってください。軽いジョークのつもりが冗談では済まされなくなってからでは遅いのです。これだけは慎重に慎重を重ねたほうがいいです。言ってしまったことは取り消すことなんかできやしないのです。

②秘密を持つ

実習生が知り得た担任も掴んでいない重要な秘密・・・ケースバイケースでしょうが、生徒指導案件に値する問題行動などはすべて報告義務があります。

「先生、見逃してお願い!!」

生徒は必ずと言っていいほどこう来ます。ここであなたの真価が問われます。短い実習期間でこういった案件に遭遇することはあまりないかもしれませんが、仮にも教師なのですからまずは、そういったシーンに居合わせたなら自らが指導、正すべきです。そのあと報告するのです。情けは無用!且つ生徒のためにならないどころか、毒にも薬にも一銭にもなりませぬ。

生徒の人に知られたくないプライベートなことがら、身体的特徴に関することなどの秘密は守られて当然でしょうが、その他の教育上必要になると思われることに関して秘密を持つということはあり得ません。教育活動というものは、もちろん個々の教師の営みによるものも大きいものではありますが、基本は全教職員共通理解のもとで推し進められていく性格のものなのです。

③実習を投げる

まさかここまでやる実習生もあまりいないとは思いますが、実際皆無ではないのです。実習が始まる前の辞退であれば、学校側のダメージも最小では済みますがそれもまったくの無傷というわけにはいかないのです。実習生を受け入れるために、指導教諭を割り振ったり、その負担軽減のために時間割をいじくったり~といろいろと受け入れる側も相応の準備をしているのですから。

ましてや実習が始まってからの「やめた~」はお互い実にイタい!ことこの上無し。自分の大学にも迷惑を掛けることにもなるのですから。教員になるorならないはどうでもいいですが、始まってしまった以上、最後まで全力で全うすべきです。最後まで走り続ける自信がない人は初めから諦めてください。

そして、もう一つだけあります。実習そのものを辞めるというわけではなく、途中からどうでもいいや~という態度で投げてかかるのだけはヤメにしてください。

受け入れ側からの最後の一言

今回はちょっとリキが入って長くなってしまいました。15,000文字オーバーでなんと4時間以上もキーボードをあれこれ思い出しながら打ち続けました。自分が実習生だったあの時、指導教諭を仰せつかったあの時代を懐かしみながら・・・

肩、首筋が張り、目もショボショボになってきました。やっぱりみなさんの少しでも役に立てたら・・・という思いからなんですね。私の初任時はWindows95がこの世でやっと産声を上げた時代だったのでインターネットなどはまだまだ一般的ではなく、学術的な研究とかほんとうにごく一部の人たちのものでした。今みたいにつなぎ放題ではなく、ダイアルアップ方式でおまけに従量制。使った分だけ課金されるので月々の支払が5~6万円という時もザラというそんな時代でした。

しかし、私の実習、初任時にこういったネット上の情報はほぼゼロでした。なにしろネット黎明期であり、大きな会社でさえ自社のホームページを持っているところが珍しいくらいでしたから、ましてや個人でHPなどおよそ考えられない時代だったのです。それだけに大学の先輩などからの体験談は本当に貴重でした。でも、受け入れる側である学校サイドの考えはどうしても聞くことができませんでした。そのような訳ですので今回は、実習生の立場を考えつつ学校視点で教育実習について考えてみました。

いろいろ話してきましたが、ほんの少しでもみんさんの役に立つことができたならうれしいです。私の時代は自分なりに手探りで行くしかありませんでした。その後、紆余曲折経て晴れて教壇に立ち、それから実習生と接する立場になってみて感じたことがあります。

それは、実習生のみなさんからも教えられること、気付かされることがたくさんあるということなのです。やはり教師はあの頃の初心に帰るべきなのです。日々の忙しさや慣れというものにかまけ、大事なものを忘れかけてしまっているのです。この意味でも教育実習というものは現場の教職員にとっても大いに意義がある大切なものであると言えます。

これから始まる実習・・・健康だけには注意して、どうか臆することなく全力で駆け抜けましょう! あなたを待っている現場、子どもたちがいます!



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